2025年6月27日金曜日

牛久沼のほとりのヒメアカタテハやムラサキシジミ、そしてチュウゴクアミガサハゴロモ

 6月27日(金)蒸し暑い日でしたが、牛久沼まで散歩しました。

雨は降らず曇りの日との予報でしたので、自宅付近の薬師寺がある牛久市田宮町から国道六号線のバイパスを歩き、城中町を通り牛久城跡公園を散策しました。

牛久市田宮町から牛久城跡公園へ(6月27日)

牛久城跡公園にはカタバミがたくさんあるので、いつもヤマトシジミが飛び回っています。

幼虫がカタバミを食草とするヤマトシジミ

シオヤアブも飛び回っています。

シオヤアブの雌(6月26日)

ゴミムシの仲間と思われる甲虫の写真も数匹撮りましたが、種類の判別は難しいです。

ゴミムシの仲間(6月26日)

牛久沼は静かでした。

牛久沼の風景(6月26日)

アヤメ苑まで遊歩道を歩きました。

牛久沼のほとりをアヤメ苑まで(6月26日)

湖面沿いの道で二匹のヒメアカタテハに出会いました。

牛久沼湖畔のヒメアカタテハ(6月26日)

アヤメ苑でしばらく休憩してから河童の碑方向に戻りました。

林沿いの小枝に白い綿毛がたくさんあり、良く見ると最近話題になっているチュウゴクアミガサハゴロモの成虫がたくさん見つかりました。

牛久沼の林沿いのチュウゴクアミガサハゴロモ

アオバハゴロモやベッコウハゴロモの成虫より早く出現するようです。

ムラサキシジミにも出会いました。運よく翅を広げてくれました。

牛久沼のほとりのムラサキシジミ(6月26日)

テクテク歩くのは大変ですが、昆虫などに出会うと時間を忘れてしまいます。

アオスジアゲハやジャコウアゲハなどにも出会いましたが、でも直ぐに林の中に消えました。

牛久沼のほとりでも、そろそろたくさんの昆虫を見ることが出来るようです。


令和七年6月下旬、蒸し暑い中での宝篋山登山

 6月26日(木)つくば市の宝篋山(標高461m)に登りました。

宝篋山小田休憩所の駐車場へ10時頃に着き、極楽寺コースで頂上を目指しました。駐車場の車はいつもよりかなり少なく2台のみでした。

宝篋山小田休憩所から登山口へ(6月26日)

登山口に向かう田んぼ道の小川の淵に咲いていたセリ科植物の白い小さな花(セリの花?)にベニシジミが三匹止まっていました。

宝篋山登山口に向かう道のベニシジミ(6月26日)

田んぼや湿原の上をシオカラトンボが飛びまわり、ツガイがヨシの茎に止まり休んでいます。

宝篋山田んぼ道のシオカラトンボ(6月26日)

夜に雨が降ったので、小川沿いの登山道は濡れていました。小川の水も少し多いようです。

宝篋山極楽寺コース小川沿いの登山道(6月26日)

小川沿いから尾根沿いの登山道に入り、頂上下のバイオトイレまで蒸し暑い中をゆっくり登りました。だいぶ汗をかきました。途中で、アサギマダラが飛んでいたので、止まってくれるのを待ちましたが、ダメでした。林の中に消えました。

宝篋山尾根沿いの登山道をバイオトイレまで

頂上では子供をおんぶした忍性像が待っています。

宝篋山頂上の忍性像(6月26日)

頂上に人影がありません。珍しいです。

宝篋山頂上(6月26日)

曇り空でしたが、雨上がりなので空気が澄んで霞ヶ浦が綺麗に見えました。

宝篋山頂上から霞ヶ浦方面の眺望(6月26日)

頂上で30分程昼食休憩を取り11時40分頃に下山を開始しました。

下山途中ではシダ植物を観察しました。中腹にあるウラジロの若葉が綺麗でした。

宝篋山中腹のウラジロ(6月26日)

ベニシダやイタチシダ類、リョウメンシダ、ジュウモンジシダ、フモトシダなどの他にタチシノブと思われるシダも見つけました。

宝篋山のタチシノブ(6月26日)

でも外見がホラシノブにも似ているようなので、文献なども調べて見ます。

重金属を吸収するというヘビノネコザを探したのですが、確証できる個体に出会えませんでした、でも文献では筑波山系に相当生えているようです。



2025年6月21日土曜日

梅雨期の晴れ間、霞ヶ浦の西浦右岸りんりんロードのハイキング

 6月20日(金)土浦駅から霞ヶ浦のりんりんロードをハイキングしました。

土浦駅で9時半頃に常磐線電車から降り、東口から桜川に向かって歩き水郷橋を渡りました。桜川にはモーターボートに乗り釣りを楽しんでいる方々がおられました。朝から暑い日でしたが、風が吹いていて気持ちよかったです。

土浦駅から西浦右岸りんりんロードへ(6月20日)

5月14日には、土浦駅から西浦の中岸のりんりんロードを歩きましたが、今回は西浦の右岸を歩くことにしました。

桜川沿いの右岸りんりんロードの桜並木を25分程歩くと、霞ヶ浦総合公園に着きます。途中にウナギ料理で有名な「三補柳(みほやぎ)」があります。

西浦右岸を霞ヶ浦総合公園までハイキング

霞ヶ浦総合公園のシンボルは、土浦市制50周年を記念してつくられたオランダ型風車のようです。展望台もあります。

霞ヶ浦総合公園のシンボルの風車(6月20日)

水車のある花蓮園は7月中旬が見ごろとのことですが、既に数種の蓮には花がついていました。

霞ヶ浦総合公園の花蓮園など(6月20日)

その後、総合公園から花室川方面に向かって歩き、花室川沿いの霞ヶ浦高校から国道125号線に出ました。国道125号線の霞ヶ浦沿いには陸上自衛隊土浦駐屯地があり、その国道をしばらく歩くと併設の予科練平和祈念館に到着します。

予科練平和記念館と回天(6月20日)

今回は、陸上自衛隊土浦駐屯地内にある雄翔園・雄翔館(予科練記念館)を見学させて頂きました。駐屯地外の予科練平和記念館側からも入場することができます。十数名の高齢者のグループが見学されていました。

霞ヶ浦総合公園から陸上自衛隊土浦駐屯地の
雄翔園・雄翔館へ

ウクライナやガザなど戦争のニュースに心が痛みます。戦争が終わり平和になるよう祈りました。

平和記念公園から霞ヶ浦沿いのりんりんロードをどんどん歩くと、「いきいき茨城ゆめ国体2019」のセーリング会場跡地があります。土浦駅から8km程度のようです。

予科練平和記念公園から国体セーリング会場跡地へ

国体セーリング会場跡地(6月20日)

今回は、そこで昼食を摂り引き返すことにしました。

国体セーリング会場跡地から霞ヶ浦総合公園へ

晴天の中、りんりんロードをテクテクと歩きましたが、風が結構あるので汗まみれになることはありませんでした。寒い時期は、風に悩まされるのですが、夏はありがたいです。予科練出身の英霊は18,564人とのことです。ゼロ式戦闘機や回天を見つつ戻りました。

鳥や昆虫にはほとんど出会いませんでしたが、平和を想いつつ歩くことができました。朝ドラ「あんぱん」のタカシが気になります。


2025年6月18日水曜日

令和七年6月中旬の猛暑日での筑波山登山

  6月18日(水)牛久市の気温が34℃以上になるとの予報でしたが久しぶりに筑波山に登りました。

桜川市真壁町のつくし湖駐車場に10頃に着いて車を置き、そこから薬王院コースで鬼ヶ作林道出会いまで登りました。数年前は、そのまま階段が続く薬王院コースを登ることが出来たのですが、かなりキツイので今は控えています。

筑波山麓のつくし湖から鬼ヶ作林道出会いまで

今回は気温が高くなるとの予報でしたのでつくば高原キャンプ場の手前にある、旧ユースホステル跡地まで鬼ヶ作林道を歩き、深峰歩道コースで御幸ヶ原まで登ることにしました。それでも結構汗が出て数回休憩しました。

鬼ヶ作林道から深峰歩道コースで御幸ヶ原へ

深峰歩道コースではテングチョウに遭遇しました。翅を広げてくれなかったのですが数匹飛び回っていました。

深峰歩道コースで出会ったテングチョウ(6月18日)

登山道ではたくさんの蛾が飛び立つので写真を撮りました。

筑波山の蛾、ゴマフキエダシャク、キシタエダシャクなど

御幸ヶ原で昼食休憩をとり女体山頂上に登りました。いつもより人が少ないようですが、頂上では順番を待っていました。

女体山頂上(6月18日)

御幸ヶ原に戻り、薬王院コースで下山しました。

御幸ヶ原から薬王院コースで下山(6月18日)

途中で、3羽のアサギマダラが輪になって飛び回っていたので、写真を撮ろうとしたのですが林の中に消えてしまいました。鬼ヶ作林道でも見かけたので、今回は4羽を確認したことになります

薬王院コースを鬼ヶ作林道出会いまで下り、もしかしたらアサギマダラに会えるかもとの思いから舗装された林道を薬王院まで歩きましたがダメでした。

薬王院前の舗装道路をセミの幼虫程の大きな黒い虫が歩いていました。落ち葉の中にいるオオゴキブリのようです。暑すぎて出てきたのでしょうか。

オオゴキブリ(クマゴキブリ)

本当に暑い日でした。下りは楽でしたが、登る力が出ないような感覚でした。牛久には丁度15時頃に戻ることができました。


2025年6月17日火曜日

六月中旬梅雨期の牛久沼への散歩

 6月16日(月)牛久沼まで散歩しました。

牛久市田宮町から国道六号線のバイパスを歩いて城中町に入り、小川芋銭のお墓がある得月院前を通り過ぎ、牛久城跡公園内を散策しました。

牛久市田宮町方面から牛久城跡公園へ(6月14日)

牛久城跡公園(6月14日)

公園内にはカタバミの花がたくさん咲いているので、幼虫がカタバミを食草としているヤマトシジミが飛び回っていました。

牛久城跡公園のヤマトシジミ(6月16日)

牛久城跡公園から牛久沼の遊歩道をアヤメ苑まで歩きました。

六月中旬の牛久沼のほとり(6月14日)

道端のムラサキカタバミの花にダイミョウセセリが止まっていました。ダイミョウセセリの幼虫の食草はヤマイモやオニドコロなどヤマイモ属の葉のようです。成虫の翅の白線のタイプには関東型と関西型があるとのことです。

牛久沼のほとりのムラサキカタバミに止まるヤマトシジミ

アヤメ苑のアヤメやカキツバタの花は終わりを迎えていましたが、休憩椅子は満席のようです。写生をしておられる方もいました。

六月中旬の牛久沼アヤメ苑の様子(6月14日)

私の足元にあるクローバの花には、雌のツバメシジミが止まり、しばらく蜜を吸っていました。のどかです。

牛久沼アヤメ苑のツバメシジミ(6月14日)

アヤメ苑から三日月橋を渡り、さくら散策コースを歩き稲荷川の淵を歩いてアヤメ苑に戻りました。

桜並木散策コースから稲荷川沿いをアヤメ苑へ

途中の林沿いの道でアオスジアゲハに遭遇しましたが、素早く飛び回り止まってくれせん。少し追いかけましたが届きません。

桜並木散策コースの林沿いで遭遇したアオスジアゲハ

桑やフジヅル、ヤブガラシなど勢いの良い茎や蔓にはハゴロモ類の白い綿毛がついています。近寄って見ると、蝋の綿を背負ったような小さな幼虫が細い枝や蔓に群がり止まっています。その近くの葉にはやっぱりサツマノミムシダマシがいました。ハゴロモ類の幼虫を食べるのでしょうか。

ハゴロモ類の幼虫とサツマノミムシダマシ(6月14日)

アオバハゴロモやベッコウハゴロモ、スケバハゴロモ、アミガサハゴロモの成虫は見かけがかわいいので、虫探しのような感覚で写真を撮っていますが、農作物にとっては害虫とのことです。結構気になりますが、これからも観察したいと思ってます。


6月梅雨期の筑波実験植物園見学と雨引観音のあじさい祭り

  6月14日(土)、国立科学博物館筑波実験植物園と桜川市の雨引観音に行ってきました。

筑波実験植物園の教育棟を出るとスモークツリーが赤い花を咲かせていました。白い花は良く見かけますが、赤い花は珍しいです。

筑波実験植物園のスモークツリー(6月14日)

その後、絶滅危惧植物温室や水性植物等を見学しました。水生植物展示室の入り口に水槽が設置されていてとても綺麗でした。

筑波実験植物園の水性植物展示室の水槽

3月頃から山林内のシダ植物に興味を持ち、ハイキングや登山の際に写真を撮っていますが、なかなか種の判別ができないので、実験植物園内のシダ植物コーナーを度々見学しています。

特にベニシダとハチジョウベニシダの見分けが難しいです。

筑波実験植物園のベニシダとハチジョウベニシダ

筑波山の林道や岩手の姫神山で見かけた柔らかな葉で大きなシダ植物が気になっていましたが「イヌガンソク」によく似ているようです。秋になると雁の足に似た胞子葉(ガンソク)が生えてくるとのことなので、忘れずに確認したいと思っています。

筑波実験植物園のイヌガンソク(6月14日)

雨引観音には13時少し前に到着しました。たくさんの車が駐車し、あじさい祭り(6月10日~7月20日)がおお賑わいでした。今年(令和七年)から入山料500円とのことです。

雨引観音奥の院のアジサイの花(6月14日)

駐車場に孔雀が一羽いましたが、残念ながら羽は広げてくれませんでした。

雨引観音駐車場の孔雀(6月14日)

仁王門をくぐり抜けると料金所があり、そこから階段を登り楽法寺本堂前でお祈りをし、鬼子母神堂裏の池に浮かべたアジサイの花輪や大きな錦鯉を見学しました。

雨引観音の鬼子母神堂(6月14日)

鬼子母神堂裏と庭園内の池の錦鯉(6月14日)

その後、千手観音の前を通り奥の院脇から階段を下り庭園内のあじさいを見て回りました。

雨引観音奥の院前の千手観音(6月14日)

奥の院手前の庭園のあじさいの花(6月14日)

レストランで昼食を食べたかったのですが満員でした。帰りに真壁町の「さわやか直売所」で野菜などを購入して牛久に戻りました。

昨年は6月3日に長男夫婦と一緒に安産祈願のためお参りに来ました。一昨年は、岩瀬駅から御嶽山、雨引山、燕山、加波山へと往復登山ハイキングした際に、運よく「マダラ鬼神祭」を見学することができました。

また雨引山に登りたいと思っています。