2026年5月14日木曜日

令和八年、暑い春の筑波山登山

 5月13日(水)に筑波山に登りました。

 朝9時20分に桜川市真壁町のつくし湖駐車場に着きました。2台分だけ駐車スペースが空いていました。ラッキーです。

 駐車場から筑波山の薬王院登山コースの登山道に入り、「ふるさとの森」の中を登り薬王院に着きました。

つくし湖駐車場から薬王院へ(5月13日)

 ふるさとの森には湧き水が流れていて、岩が苔に覆われています。苔の間からジュウモンジシダがたくさん生えていました。

真壁町のふるさとの森の岩に生えたジュウモンジシダ

 薬王院から鬼ケ作林道との出会いを目指して登山道を登りました。薬王院付近の登山道にはシダ植物がたくさん生えています。ベニシダやリョウメンシダが多いようです。

 鬼ケ作林道との出会いから舗装されている鬼ケ作林道(関東ふれあいの道)をテクテク歩き、旧ユースホステルの跡地に向かいました。

薬王院コースの鬼ヶ作林道出会いから旧ユースホステル跡地へ
 旧ユースホステル跡地から筑波山登山コースの「深峰歩道」を登りました。御幸ヶ原まで1.2kmのようです。

旧ユースホステル跡地からの深峰歩道を御幸ヶ原へ

 予報では気温が28℃まで上昇するとのことで、かなり暑くいつもより疲れました。御幸ヶ原でしばらく休憩し、女体山頂上を目指しました。登山道にはたくさんの登山者がおられました。頂上も混雑していたので直ぐに下山しました。

御幸ヶ原から女体山頂上へ(5月13日)

 女体山頂上に向かう登山道にはヤマツツジやミツバツチグリ、ホウチャクソウなどの花が咲いていました。途中にある「カタクリの里」の園内にはヒイラギソウの群落がありました。

女体山頂上に向かう登山道の
ヤマツツジ      ミツバツチグリ
ホウチャクソウ     ヒイラギソウ

 頂上から下山の際にヒメマダラエダシャクを3匹見つけました。全く動きません。

女体山頂上への登山道のヒメマダラエダシャク

 御幸ヶ原では中学生の団体が休憩していました。

御幸ヶ原の様子(5月13日)

 御幸ヶ原で昼食を摂った後、男体山への登頂は止めて薬王院コースで下山しました。登山道でヤマブキソウの花を見つけました。一輪のヤマブキの花が野草の上に落ちているのかなと思いましたが、よく見ると野草の先端に大きな花が咲いていました。不思議です。

筑波山のヤマブキソウ(5月13日)

 薬王院コースを鬼ケ作林道の出会いまで下り、そこから鬼ケ作林道を歩き、林道酒寄線を通って、薬王院そしてつくし湖へと戻りました。

薬王院コースで下山し鬼ヶ作林道を通り薬王院へ

 久し振りの筑波山登山でしたが、頂上付近のユキザサやクワガタソウ、林道に咲いていたフタリシズカやタツナミソウなどの花を観察することが出来ました。チゴユリも咲いていました。

筑波山の
ユキザサ      クワガタソウ
フタリシズカ    タツナミソウ

 9時半頃から13時半までの約4時間で、14.6km、20,648歩、210階歩いたようです。

2026年5月9日土曜日

令和八年春、5月初旬の宝篋山登山

 5月9日(土)に宝篋山に登りました。

 朝8時半頃に宝篋山小田休憩所に着きましたが、駐車場が満車のため少し離れた小田城跡の近くに設置された筑波山麓小田駐車場に向かい駐車出来ました。小田急休憩所には70台、筑波山麓小田駐車場には91台駐車可能のようですが、小田駐車場も直ぐに満車になりそうでした。

 極楽寺コースの入り口にある公園のヤブウツギの花が綺麗でした。

宝篋山の極楽寺コース登山口へ(5月9日)

小川沿いの登山道をたくさんの登山者が歩いています。

極楽寺コースの沢沿いの登山道(5月9日)

 小川沿いの登山道から続く中腹の林の中の道を少し登ると、シダ植物のウラジロの新芽がたくさん出ていました。

宝篋山中腹の登山道のウラジロ(5月9日)

 林の中のきつい登りが終わり、休憩用の椅子が置いてある所から右側に少し入ると見晴らしのいい広場に出ました。長椅子が置いてあります。薄曇りの天気でしたが、つくば市街が一望できました。

極楽寺コースの途中にある展望スペース(5月9日)

 極楽寺コースに戻ると、広い登山道沿に咲くヤマツツジの花が目に止まりました。

宝篋山登山道のヤマツツジ(5月9日)

 ミスジチョウを見つけて追いかけ、写真を撮りました。

宝篋山登山道のミスジチョウ(5月9日)

 頂上には9時半頃に到着しましたが、椅子に空きが無い程たくさんのグループが休んでおられました。

宝篋山頂上(5月9日)

 ツマグロヒョウモンの雄が飛び回っていました。

宝篋山頂上のツマグロヒョウモン(5月9日)

 帰りは、宝篋城跡を通り極楽寺コースで下山しました。早朝には高齢者グループが多いように見えましたが、下山時にはたくさんの若い人達のグループとすれ違いました。元気に挨拶してくれます。

宝篋城跡を通り下山(5月9日)

 小川沿いの登山道でテングチョウを見つけました。今年初めて見たように思います。

小川沿いの登山道のテングチョウ(5月9日)

 最近運動不足気味ですが、スマホのアプリによると8.4km12,338歩、119階を歩いたようです。朝7時半に自宅を出て、12時頃に帰宅しました。

2026年5月8日金曜日

令和八年五月連休後の牛久沼散歩

 5月7日(木)に牛久沼まで散歩しました。

 牛久市田宮町の薬師寺の横を通り、城中田宮線の歩道を歩いて城中から牛久城跡に着きました。

牛久市の薬師寺から城中を通り牛久城跡公園へ(5月7日)

 牛久城跡の広場の草は刈り取られていたので昆虫は見つけられませんでしたが、林の中にはホシダなどのシダ類が元気に生えていました。

牛久城跡公園の広場と林地の様子(5月7日)

 牛久沼のカッパの小径では、柳の花の白い綿毛が飛んでいました。沼の水量は多いようです。

牛久沼カッパの小径の柳の花と牛久沼(5月7日)

 湖岸の泥水の上を2匹のアオスジアゲハが飛び回っていました。

牛久沼のアオスジアゲハ(5月7日)

 沼のほとりの道を三日月橋まで歩きました。

牛久沼のほとりの散歩道から三日月橋へ(5月7日)

道端にはセイタカアワダチソウやヨモギ、シロツメクサ、アカツメクサなどがたくさん生えています。その草の中にアミロイドβの蓄積を抑制する可能性のある物質を含むとされるヤセウツボが生えていました。オニノヤガラの仲間です。マメ科に寄生するとのことなので、ツメクサ類に寄生しているのでしょうか。

牛久沼のほとりのヤセウツボ(5月7日)

三日月橋から桜並木散策コースへと移り、林沿いの道を歩いて稲荷川の橋を渡り、稲荷川沿いの道を三日月橋まで戻りました。

桜並木散策コースを通り稲荷川沿いを三日月橋まで

途中の水田からアオサギが飛びたちました。

飛びたつアオサギ(5月7日)

稲荷川沿いの農道でダイミョウセセリを見つけました。

稲荷川沿いの道のダイミョウセセリ(5月27日)

桜並木散策コースや稲荷川沿いの道端にはたくさんの野草の花が咲いています。ユウゲショウやヒルザキツキミソウ、ヒルガオ、ムラサキツメクサ、さらに赤色の強いハルジョオンの花やニワゼキショウ、オオニワゼキショウなどの他にスイカズラの花も数か所で咲いていました。

ユウゲショウ     ヒルザキツキミソウ
ヒルガオ       ムラサキツユクサ

ハルジョオン     ニワゼキショウ
オオニワゼキショウ    スイカズラ

様々な木々からも若芽が出ています。これまで気づきませんでしたが、藤蔓の若芽がユニークでした。

藤蔓の新芽(5月7日)

野草の花や木々の新芽を見ながら自宅まで往復15km程の散歩が出来ました。季節はめぐります。


2026年5月7日木曜日

早春のスプリングエフェメラルとその種子の形態生理的休眠について

 春の野山を歩くとエンレイソウに良く出会います。エンレイソウの花は少し地味ですがキクザキイチゲやカタクリ、ニリンソウなどと共にスプリングエフェメラル(春の妖精)として良く知られています。最近、このエンレイソウの花が咲くまでに、かなりの年月(5~10年)が必要との情報に出会い興味を持ちました。発芽に2年、開花までに数年要すると言われているので、先ず発芽について調べてみました。

エンレイソウ

シロバナノエンレイソウ(ミヤマエンレイソウ)

日本のエンレイソウに関する研究は北海道大学で行われていました1)。北海道や東北地方に生育するオオバナノエンレイソウ(ミヤマエンレイソウ)と北海道から九州の山地まで広範囲に生育するエンレイソウを比較すると、オオバナノエンレイソウは発芽までに2年を要するものの、北海道の環境でもエンレイソウ種子の50%は年内に発根して翌年に発芽することから、エンレイソウの5割が一年で発芽でき、低温要求性がオオバナノエンレイソウより低く、その特性によりエンレイソウが南方に広がったものと推察されていました。

 エンレイソウは、その種子に強い「長期休眠性」を持つ植物として知られていて、土壌中で胚が成長する期間が必要のようです。

 種子内部の杯が未発達あるいは未分化のために生じる種子の休眠は「形態生理的休眠(MPD)」と呼ばれているようです。

 種子の休眠の形態が様々に分類されていることを初めて知りました。種子休眠に関する最も基本的な分類は以下の表のようです。

生理的休眠(PD)や形態的休眠(MD)、形態生理的休眠(MPD)、物理的休眠(PY)、複合的休眠(PYPD)の5クラスがあるそうです2)

 エンレイソウの種子は形態生理的休眠に分類されますが、驚くことに、エンレイソウと同様に早春に花を咲かせるスプリングエフェメラル(春の妖精)の多くの種子が形態生理的休眠に属していました。

        
 早春の登山で出会いたいキンポウゲ科イチリンソウ属のキクザキイチゲ。

キクザキイチゲ

 イチリンソウやニリンソウ。

ニリンソウ

庭に生えているキンポウゲ科フクジュソウ属のフクジュソウ。

フクジュソウ

 ユリ科カタクリ属のカタクリ。

カタクリ

 エンレイソウと同じシュロソウ科のショウジョバカマ。

ショウジョバカマ

 ケシ科キケマン属のエゾエンゴサクやムラサキケマンなどがあります。

エゾエンゴサク

 形態生理的休眠を有する山野草には、その他に7月以降に開花するウバユリやオオウバユリも属します。

オオウバユリ

 クリスマスローズやテンナンショウ属のマムシグサやウラシマソウなども同じ特性を持つようです。

 山火事の熱や煙を合図に発芽すると言われている「バイロファイト(耐火植物)」の種子は物理的休眠(PY)に分類されるのでしょうか。

 いつも出会いながらも見過ごしている山野草の新たな性質を知るとうれしいです。

参考)

1)近藤 哲也:北方地域のランドスケープ素材としてのエンレイソウ属2種の発芽要  求と生育地との関連、科学研究費助成事業、2645088研究報告(2016年)

2)J.M. Baskin and C.C. Baskin: A classification system for seed dormancy, Seed Science Research (2004) 14, 1-16

 


2026年5月5日火曜日

五月連休の八幡平市不動の滝見学

  5月2日(土)に七時雨山麓を通り、八幡平市安代町の日本の滝百選に選定されている不動の滝へ4人で出かけました。新緑の不動の滝は綺麗でした。

八幡平市安代町の不動の滝(5月2日)

 5月1日には雨が降り、2日はどんよりとした曇り空で、新日本百名山の七時雨山にはまだ雪が残っていました。

七時雨山麓の駐車場から(5月2日)

 不動の滝駐車場には10時半頃に着きましたが、私たちが到着した後に次々に車がやってきました。

八幡平市不動の滝の入り口(5月2日)

 4人で桜松神社の階段を登ってお参りをし、滝まで歩きました。

桜松神社を通り不動の滝へ(5月2日)

 不動の滝の水量は多く、苔に覆われた川の岩が緑色で春の装いです。

早春の不動の滝(5月2日)

 小川沿いの階段を下り、遊歩道を4人で駐車場まで歩きました。

不動の滝の小川沿いの遊歩道から(5月2日)

 狭い道の周りには、カタクリやクキザキイチゲ、ミズバショウがありました。白花のミヤマエンレイソウも見つけました。花弁とガク片の大きさがほぼ同じです。

不動の滝の遊歩道脇のカタクリやミズバショウ
エンレイソウ     ミヤマエンレイソウ

 これから開花しそうなシラネアオイもありました。

不動の滝遊歩道のシラネアオイ(5月2日)

ハート形の葉の上に大きな花を咲かせたスミレサイシンと思われる花もたくさんありました。

不動の滝遊歩道のスミレサイシン(5月2日)

不動の滝の小川沿いにはエゾエンゴサクがあるので楽しみにしていましたが、今回は数本しか見つからず、花の数も少なく元気がありません。

不動の滝のエゾエンゴサク(5月2日)

たくさん増えて欲しいです。一歳の孫も遊歩道の階段が気に入り、手すりに捕まりながら一人で歩きました。高齢者のグループがハイタッチしてくれました。

姫神山にも登りたかったのですが、あきらめて5月3日に牛久に戻りました。途中で小名浜の水族館「アクアマリン福島」を見学しましたが、大混雑なのでお目当ての魚釣りは諦め、砂浜やキッズスペースなどで遊びました。二人とも車に乗ると直ぐに眠りました。