2023年2月26日日曜日

土浦市の小町の館からかすみがうら市の三ツ石森林公園へ

   2月24日(金)に土浦市の小町の館駐車場に車を駐め、朝日峠展望公園から剣ヶ峰、雪入山、浅間山を経て三ツ石森林公園まで往復しました。

土浦市小町の館から三ツ石森林公園までのコース

小町の館駐車場から少し歩いたところにある桜の木は、もう花が咲き始めていました。河津桜なのでしょうか。

小町の館駐車場付近の桜の花(2月24日)

もみじの森や水辺の森、水源の森を通って朝日峠展望公園に登り、展望台の東屋で少し休みました。

小町の館から朝日峠展望公園へ

公園展望台の東屋から

その後、表筑波スカイライン道路に出て千代田アルプスの剣ヶ峰に向かいました。

朝日峠展望公園から剣ヶ峰へ

剣ヶ峰頂上の広場では二人の青年が休んでいました。

剣ヶ峰頂上からの眺望

剣ヶ峰から雪入山頂上を経てパラグライダー飛行場跡を通り秋葉峠に下りました。

秋葉峠パラグライダー飛行場跡

剣ヶ峰からパラグライダー飛行場跡までは尾根伝いの道で、木々の葉が落ち、冬の時期はとても見晴らしが良い山道が続きます。

雪入山から秋葉峠への山道の様子

秋葉峠の林道を横切り秋葉山の脇を通って黒文字平で少し休みました。黒文字平には机と椅子が置かれていて、そこから筑波山を眺めることができます。

黒文字平の休憩所

黒文字平から少し歩き浅間山登山口から頂上に登りました。頂上では一人の若い登山者が休んでいました。

浅間山登山道と頂上の様子

頂上から三ツ石森林公園の「三ツ石の丘」の東屋まで下り、雪入山、剣ヶ峰に引き返しました。

日差しの全くない曇りの日でしたので、登山・ハイキングをされている方は少なかったように感じました。

木々が芽吹き、山野草の花が咲きだす春が待ち遠しいとの思いもありますが、冬は木々の葉が散っているため見晴らしが良く、安心して歩き回ることができるので、それなりに楽しいです。

この時期は昆虫等に出会うことが無いので、道すがら良く目立つシダ類やコケ類、地衣類あるいは枯れた花などの写真も撮っています。

シダ類や地衣類、枯れた花の写真

同定はなかなか難しいです。


2023年2月19日日曜日

北条大池・平沢官衙(かんが)遺跡からの筑波山登山

   2月16日に北条大池・平沢官遺跡(ひらさわかんがいせき)の近くに設けられた市営平沢駐車場に車を駐めて筑波山に登りました。

 平沢官衙(かんが)は、奈良時代から平安時代に造成された常陸国筑波郡の役所の一部で国の史跡とのことです。

つくば市の平沢官衙(かんが)遺跡(2月16日)

   律令制度による常陸国の国衙(こくが)は現在の石岡市立小学校敷地内にあり、平沢官衙は常陸国に所属する11郡の中の一つの郡衙(ぐんが)の一部のようです。

平沢官衙の建物は正倉院のような高床式になっていて、租税として集められた稲などの保管倉庫としての役割を担っていたようですが、歴史公園として公開されたのは2003年と比較的新しい史跡で、今回初めて公園内を散策しました。

平沢官遺跡

その後、史跡から1.7㎞ほど離れた「つくば道(県道139号筑波山公園線)」方面に向かい田井地区内を通り筑波山神社を目指しました。

平沢駐車場から田井郵便局まで

  後で調べたところ、「つくば道」は江戸時代に筑波山への参拝のために造られた参道で、今は国の「日本の道百選」に選ばれているとのことです。

神郡地域への入り口   普門寺参道   

  人通りがあったので街並みの写真は撮れませんでしたが、周囲には神社などたくさんの「見どころ」があるようなので、いつか周囲を見学してみたいと思いました

筑波山の参道(つくば道)田井地区の観光案内

田井地区内の神郡(かんごうり)集落を過ぎてしばらく歩くと鳥居(六丁目鳥居)があり、その前に市営の筑波山麓筑波駐車場が設置されていました。

神郡(かんごうり)から筑波山神社へ

鳥居から筑波山神社までは約1km程のようですがかなり急な坂道でした。

無事筑波山神社に着き参拝した後、御幸ヶ原コースで女体山まで登りました。

筑波山神社の鳥居

登山口から御幸ヶ原まで

御幸ヶ原コース内の標識(北条大池から頂上まで)

頂上からの眺めはとても良かったです。

女体山頂上からの霞ヶ浦方面の眺望

観光客はそれほど多くなかったように感じましたが、御幸ヶ原登山コースでは、行き帰り共に3~4組のグループと出会いました。

御幸ヶ原コースは他のコースに比べ傾斜がきついのですが、利用者は多いようです。

今回は奈良~平安時代の史跡とともに、江戸時代に造られたという「つくば道」の歴史を感じることができて嬉しく思いました。親しみを感じました。


2023年2月18日土曜日

朝日峠展望公園から小町山そして東城寺へ(新ルートを歩く)

   2月2日に土浦市の小町の館に車を止め、朝日峠展望公園と小町山に登り、宝篋山に向かう林道から下り東城寺まで行ってきました。寒い日でしたが、快晴の中、さわやかなハイキングができました。

平日の木曜日でしたが小町の館の駐車場には結構車がたくさん駐車していました。登山口に向かう道路から望む朝日峠展望公園方面の山々は、青空との境目がスッキリしていました。

小町の館から朝日峠展望公園を望む(2月2日)

おかめ岩の「小町さん」を見学した後にもみじ谷に向かいましたが、木々の葉が落ち、もみじ谷の木道では靴の音が耳に残りました。

朝日峠展望公園に向かうもみじ谷の木道テラス

その後道祖伸前の東屋で少し休憩し、水源の森を通って展望台に登りました。

道祖神前の東屋

水源の森

朝日峠展望公園頂上からは霞ヶ浦の全貌を見ることができます。今回は少しぼやけていましたが、冬の時期は見晴らしがいいので遠方の景色を眺めるのが楽しみです。

朝日峠展望公園頂上から霞ヶ浦方面の眺め(2月2日)

その後、展望公園を下りヒノキ林を通って小町山に向かいました。

朝日峠展望公園から小町山へ

小町山頂上には数組の登山グループが休んでおられました。

頂上から見える筑波山は綺麗でした。

小町山からの筑波山

青空の下、朝日峠展望公園とその周囲の山々を見渡すことが出来ました。

小町山頂上から朝日峠展望公園を望む

小町山から鬼越山を通り宝篋山方面に向かいましたが、表筑波スカイライン脇に出る前に、いつものコースからそれて下る新しい山道が整備されていました。

どこに向かっている山道なのか分からなかったのですが、歩いて見ると途中に休憩場所も設置されていて、宝篋山に向かう林道に出ることが分かりました。表筑波スカイライン沿いにある宝篋山に向かう林道のゲートをくぐり少し歩いた所に、その山道の出口がありました。

小町山から宝篋山に向かう新ルートの様子

この道を利用すると、小町山頂上から宝篋山への登山がより快適にできるようです。

今回は、この新しい山道を往復したので宝篋山には登らず、林道の途中から東城寺に下山しました。

東城寺の参道を下り山門も見学しました。

東城寺山門

山門の脇で猫が日向ぼっこをしていました。私を見ています。

東城寺山門の猫


2023年2月3日金曜日

1月末の牛久沼散歩と受粉せずに種子形成するタンポポの花

    1月30日は寒かったのですが、晴天だったので牛久沼方面まで散歩しました。

国道6号線の牛久土浦バイパスの歩道を歩き牛久沼まで行きましたが、木々の葉が落ち、枯れ草も刈り取られていたので見晴らしの良い景色の中を歩くことができました。

牛久沼のアヤメ苑の駐車場には数台の車が駐車していましたが、アヤメ苑には人影はありませんでした。

牛久沼アヤメ苑(1月30日)

三日月橋欄干の河童も青空の中、行儀よく座っていました。

三日月橋の河童の像

最近はアヤメ苑から引き返す事が多かったのですが、今回はさくら散策コースへと周り、刈谷橋を渡ってアヤメ苑まで戻りました。

桜並木の土手の枯れ草には野焼きの跡が黒く残っていました。

刈谷橋の下には以前良く見かけた水鳥「オオバン」は見当たりませんでしたが、青い空の写った水面が綺麗でした。

アヤメ苑から雲魚亭、牛久城跡を通って自宅まで戻りましたが、雲魚亭ではクチナシの実が熟し、沈丁花の蕾が膨らんでいました。

クチナシの実

沈丁花(1月30日)

牛久城跡に向かう途中の民家の垣根のヒイラギナンテンに黄色の蕾が付いていました。

ヒイラギナンテン(1月30日)

牛久城跡の広場では、オオイヌノフグリやタンポポの花を見つけました。寒く冷たい冬なのですが逞しく感じました。

オオイヌノフグリとタンポポの花(1月30日)

セイヨウタンポポの葉は細胞外凍結機能を持つため、零下10℃程度の寒さに耐えることが出来るようです。でも、冬にポツンと花を咲かせてしまうのは何故かなと思ってしまいますが、それは単為生殖(受精なしで種子形成できる)が可能だからのようです。

セイヨウタンポポの単為生殖(Parthenogenesis)に関わる遺伝子が解明されPARと名付けられているようです,2PARを導入したレタスは単為生殖が可能なったとのことで、優れた形質を持つ植物のクローン苗の生産方法として期待されているようです。

 

参考)

1) Underwood C.J. et al. (2022) A PARTHENOGENESIS allele from apomictic dandelion can induce egg cell division without fertilization in lettuce. Nature Genetics 54: 8493.

2)Kitty Vijverberg et al.: Identifying and Engineering Genes for Parthenogenesis in Plants., Frontiers in Plant Science, 10, article 128 (2019).