2023年2月3日金曜日

1月末の牛久沼散歩と受粉せずに種子形成するタンポポの花

    1月30日は寒かったのですが、晴天だったので牛久沼方面まで散歩しました。

国道6号線の牛久土浦バイパスの歩道を歩き牛久沼まで行きましたが、木々の葉が落ち、枯れ草も刈り取られていたので見晴らしの良い景色の中を歩くことができました。

牛久沼のアヤメ苑の駐車場には数台の車が駐車していましたが、アヤメ苑には人影はありませんでした。

牛久沼アヤメ苑(1月30日)

三日月橋欄干の河童も青空の中、行儀よく座っていました。

三日月橋の河童の像

最近はアヤメ苑から引き返す事が多かったのですが、今回はさくら散策コースへと周り、刈谷橋を渡ってアヤメ苑まで戻りました。

桜並木の土手の枯れ草には野焼きの跡が黒く残っていました。

刈谷橋の下には以前良く見かけた水鳥「オオバン」は見当たりませんでしたが、青い空の写った水面が綺麗でした。

アヤメ苑から雲魚亭、牛久城跡を通って自宅まで戻りましたが、雲魚亭ではクチナシの実が熟し、沈丁花の蕾が膨らんでいました。

クチナシの実

沈丁花(1月30日)

牛久城跡に向かう途中の民家の垣根のヒイラギナンテンに黄色の蕾が付いていました。

ヒイラギナンテン(1月30日)

牛久城跡の広場では、オオイヌノフグリやタンポポの花を見つけました。寒く冷たい冬なのですが逞しく感じました。

オオイヌノフグリとタンポポの花(1月30日)

セイヨウタンポポの葉は細胞外凍結機能を持つため、零下10℃程度の寒さに耐えることが出来るようです。でも、冬にポツンと花を咲かせてしまうのは何故かなと思ってしまいますが、それは単為生殖(受精なしで種子形成できる)が可能だからのようです。

セイヨウタンポポの単為生殖(Parthenogenesis)に関わる遺伝子が解明されPARと名付けられているようです,2PARを導入したレタスは単為生殖が可能なったとのことで、優れた形質を持つ植物のクローン苗の生産方法として期待されているようです。

 

参考)

1) Underwood C.J. et al. (2022) A PARTHENOGENESIS allele from apomictic dandelion can induce egg cell division without fertilization in lettuce. Nature Genetics 54: 8493.

2)Kitty Vijverberg et al.: Identifying and Engineering Genes for Parthenogenesis in Plants., Frontiers in Plant Science, 10, article 128 (2019).

 

 

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