2023年1月26日木曜日

盛岡市の北上川と中津川の河川敷遊歩道の散歩

    郷里岩手の盛岡市がニューヨーク・タイムスの「2023年に行くべき52箇所( 52 Places to Go in 2023)」の2位に選定されたとのことです1)。因みに1位はロンドンで3位はモニュメントバレー・ナバホ・トライバル公園(米国)のようです。

盛岡市は2022年の日本全国の市区町村人口ランキングによれば88位(約29万人)と規模的には目立つことのないありふれた町ですが、歴史的な建物と川や公園などの自然に加え文化が根付いている町としてレポーターに好感を持たれたようです。

帰省の度に訪れる町なので嬉しく思いました。

かなり前になりますが昨年7月19日に帰省した際に、北上川と中津川の河川敷に設けられた遊歩道を歩いた経験があります。

盛岡駅に近い北上川の旭橋で河川敷の西岸の遊歩道に降り、開運橋の下をくぐり到着した不来方橋で西岸から東岸に移動し、北上川公園から中津川の上流を目指して山賀橋まで歩き、帰りは盛岡城跡公園に立ち寄り出発点の旭橋まで戻りました。

盛岡市の北上川と中津川の橋の位置と名称

旭橋から開運橋までの西側河川敷には、浅瀬で遊べるようにテラスが設置されていました。

周りの草地にはアカツメクサがたくさん咲いていました、

旭橋と開運橋の間にある河川敷広場

開運橋の下を通り不来方橋の上に出て、川の東側の河川敷遊歩道に移動しさらに川を下ると、北上川と中津川、雫石川の合流地点に到達しました。合流域はかなり広い河川敷で北上川公園と呼ばれているようです。

公園には運動場もありましたが、様々な草花が咲きモンシロチョウやヒョウモンチョウ、シジミチョウなどが飛び回っていました。

北上川公園でしばらく草花や昆虫の写真を撮り散策した後、御厨橋の下を通り中津川の遊歩道に移動しました。

御厨橋から中津川沿いを歩くと程なく川原橋があり、そこから盛岡城跡公園沿いの下ノ橋、毘沙門橋へと続きます。

途中で中津川を下る鴨を見つけました。また、草花もたくさんありセイヨウミヤコグサやビロウドモウズイカが印象に残りました。県立図書館と盛岡城跡公園に面した毘沙門橋の淵ではウツギの花が満開になり、大きなクマバチが数匹羽音を響かせて花の蜜を吸っていました。

毘沙門橋の次は中の橋で、橋のたもとには東京駅の設計で知られる辰野金吾などによって1911年に落成した岩手銀行赤レンガ館が見えました。

盛岡市の中の橋と岩手銀行赤レンガ館

続いて与の字橋、上の橋、富士見橋と、中津川にはたくさんの橋がかかっていて、中の橋と上の橋の付近には江戸時代に奥州街道が通っており商人の集まるメインストリートとして栄え、今でも明治・大正時代の建物が残っているようです。

中の橋から与の字橋に向かう遊歩道付近にはワスレナグサやミゾカクシの花が綺麗に咲いていました。

ワスレナグサ     ミゾカクシ 

富士見橋の次は盛岡バイパスの東大橋で、東大橋のすぐそばに文化橋があり、その次の山賀橋まで遊歩道が続いていました。

北上川合流地点から山賀橋までは約2.8㎞あるようです。旭橋から中津川散策路までは約1㎞程度のようなので、3.8㎞程の距離を往復したことになります。

最後に北上川の東岸を開運橋から旭橋まで歩きました。岩手山の雄姿は見えませんでしたがアジサイやバラ、マリーゴールドの花が綺麗に咲いていました。

開運橋と旭橋を結ぶ遊歩道(北上川東岸)

時間に余裕のない少し慌ただしい散歩でしたが、楽しく歩くことができました。

参考)

1)ニューヨーク・タイムズ紙「2023年に行くべき52カ所」に「盛岡市」が選ばれました!!|盛岡市公式ホームページ (city.morioka.iwate.jp)

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