昨日4月6日(水)に筑波山に登りました。つくし湖駐車場に車を止め、薬王院登山コースの鬼ヶ作林道出会いから筑波高原キャンプ場まで歩き、一本松コースで女体山に登り薬王院コースで下山しました。
この時期の筑波山一帯は、カタクリやキクザキイチゲ、ニリンソウなどのように春だけその存在をアピールする春の妖精のような花に覆われます。
カタクリなどのように春だけ姿を見せる春のはかない草花は「スプリング・エフェメラル(Spring ephemeral)」と呼ばれているそうです。
筑波山はスプリング・エフェメラルの里と言っても過言ではない程、たくさんの春を知らせる綺麗な花に出会うことができます。
晴天に恵まれたこともあり、筑波高原キャンプ場には数グループの登山者が昼食休憩をとっておられました。少し散策したところ、カタクリの花がキクザキイチゲと共にたくさん咲いていました。
カタクリの花(4月6日) |
キャンプ場からの一本松登山コースには、登山道の左右両側にたくさんのカタクリが自生していますが、まだ蕾のものが多かったように思います。
カタクリの花の蕾(4月6日) |
女体山頂上には、春休みの家族連れ等たくさんの登山者がおられました。
一匹のヒオドシチョウが岩や登山者の肩に止まるなど、自由に飛び回っていました。
筑波山頂上のヒオドシチョウ |
頂上から御幸ヶ原に向かう散歩道の途中にある「カタクリの里」には、カタクリやキクザキイチゲの花がたくさん咲いていました。
咲揃ったカタクリの花 |
今回は、御幸ヶ原から男体山の頂上には向かわずに自然研究路を歩きましたが、数年間通行止めになっていた部分の修理が完了し、男体山を一周することができるようになったようです。
自然研究路でもカタクリやキクザキイチゲの花がたくさん咲いていましたが、ニリンソウの花はまだでした。でも、暖かい日が続きそうなのでもうすぐ見ごろを迎えることでしょう。
キクザキイチゲの花の写真をたくさん撮りましたが、白色のものから紫色の濃いものまで結構バリエーションがあるようです。
筑波山のキクザキイチゲ |
自然研究路から下山のため薬王院コースに入りましたが、小さなユリワサビの花が目につきました。
筑波山のユリワサビ |
下山途中にキタテハとヤマトシジミを見つけました。
キタテハ(4月6日) |
ヤマトシジミ(4月6日) |
今回は、ハルトラノオやシロカネソウ属の花も見つけましたが、草花を眺めながらの登山ハイキングでしたので、いつもより大部遅い時刻の下山になってしまいました。
筑波山のハルトラノオ(4月6日) |
筑波山のシロカネソウ属の花(4月6日) |
つくし湖の桜も満開でした。
つくし湖の桜(4月6日) |
暖かくなってきたので、そろそろ岩手に帰省しようと思っています。ささやかな手抜き菜園の雪が消え、岩手でも草花が咲き始めているかも知れません。
ウクライナ戦争が気がかりです。ブチャの路上の死体映像を見て唖然としました。時計の針が戻るような怖さを感じました。
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