2019年3月16日土曜日

三神峯公園の梅の花



梅の花が咲いているかも知れないということで、3月10日午前中に三神峯公園に行ってきました。春のような陽気の中で、若者が数人トランペットやクラリネット、チューバ等の練習をしていました。家族連れも多く、子供達が賑やかにボールで遊んでいました。犬の散歩もあちこちに見られました。

三神峯公園には梅の木はそれほど多くありませんし、まだまだ小さい木ばかりなので、梅の花を見に来る人は希なのかも知れません。しかも、時期的に少し早かったのでなおさらです。運よく、二本の梅ノ木にそれぞれ一輪ずつ花が咲いていました。空振りをまぬがれホットしました。


名物の桜は4月にならないと咲きませんが、三神峯公園の桜の木はどれも大きくて風格があります。でも長い歴史があるので、枯れた枝を切断された桜も目立ってきました。古い桜の木にはどれにも地衣類のウメノキゴケとキウメノキゴケが付いています。


 公園内をしばらく散歩していたところ、足元から飛び立った虫が大きな木の根元に止まりました。ヤガ科の蛾でしょうか。緑のナミガタ模様がとてもきれいです。


この時期はやはり杉の花粉が気になります。三神峯公園の杉にも雄花が目立っていました。おそらく花粉は既に飛び始めているのでしょう。小学生のころ細い竹を使って、杉鉄砲を作った思い出があります。杉の雄花がようやく入るような穴の竹を切ってきて、紙鉄砲と同じように道具を作り、杉の雄花を唾で濡らして竹の筒に詰め、勢いよく押すとポーンと雄花が飛び出します。その音がいさぎ良く清々しく感じ今でも心に残っています。杉の雄花は皆ほぼ同じサイズなので、紙鉄砲より簡単で失敗することはほとんどありませんでした。


小さいころの思い出があるので、杉に対してかなり親近感を持っていたのですが、残念ながら私は30歳ころにスギ花粉症になってしまいました。小さい頃に杉花粉を舐めていた私は、経口免疫寛容によりスギ花粉症になりにくいはずなのですが、30歳頃に寛容の仕組みが強いストレス等によって破綻したのでしょうか。不思議ですね。


帰り路ではドングリの発芽とフキノトウに出会い、その上オオイヌノフグリの花がきれいに咲いていました。オオイヌノフグリの根本には越冬したアブラムシがいるのでしょうか。仙台でもそろそろ昆虫が活動し始める気配がしました。

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