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2020年7月2日木曜日

薬王院コースでの筑波山登山

 だいぶ前のことになってしまいましたが、筑波山への登山ができるようになったことから6月17日(水)に登山しました。薬王院コースです。2回目になります。階段が780もあるとのことなのですっかり挑戦モードで登山しました。

薬王院駐車場に10時20分に到着し登り始めました。既に下山の方がいて4グループほどに出会いましたが、ほとんどが私と同様の高齢者と見受けられました。

薬王院(筑波山)

筑波山には失礼なのかも知れませんが、体力トレーニンのような感覚でどんどん登り11時40分に女体山山頂に到着しました。御幸ヶ原で10分ほどまったりしたので、トータルで1時間20分かかりました。所々で写真を撮ったので、後日時間の確認がしっかりできました。

 男体山の山頂を経て自然研究路を回り、薬王院駐車場に下山しましたが、途中でタツナミソウが綺麗に咲いていました。

タツナミソウ

 また、木々に覆われた山道ではエダシャク蛾が頻繁に飛び立ちます。また、日向にはコミスジチョウも飛んでいました。

エダシャク蛾

コミスジチョウ

 薬王院コースをかなり降りた山道で、ヒラヒラとチョウのように飛ぶ比較的大きな蝶々?に出会いました。木々が茂った山道で水を吸っている様子でした。薄暗がりの中で遠くから写真を撮ったので、ピンボケ写真でしたが、後で調べたところ、キマダラオオナミシャクのようです。テングチョウかなと思いました。

キマダラオオナミシャク

 緑の木々の中をひたすら歩いていると、自然の一部になったような一体感が生まれます。そこにいることが許されているような感覚です。現実逃避意識はないのですが、不思議です。

 結構満足して牛久に戻りましたが、翌日38度の熱が出てしまいました。もしやコロナへの感染かとも思いましたが、熱があったのはその日だけであとは平熱で元気になりました。

 年を考えず体力を使いすぎたせいなのかも知れません。頑張りすぎた予感はありました。

 

2020年6月8日月曜日

緊急事態宣言解除後に通った高速道路サービスエリア内の昆虫など


 5月27日に緊急事態宣言が全国的に解除されたことから岩手に出かけ、6月4日まで滞在し「ささやかな手抜き菜園」で畑仕事をしてきました。

 牛久インターから高速道路に入り、サービスエリアで休憩する度に花や虫などの写真を撮りました。多くのサービスエリアでブタナ(タンポポモドキ:2018年6月6日ブログ参照)が咲いていました。

東北自動車道路の長者原サービスエリアでは、白花のアザレアが綺麗に咲きコマルハナバチが訪れていました。クサギカメムシもいました。以前青色の珍しいカメムシに出会ったので(2019年7月15日ブログ参照)、しばらく探索しましたが見つかりませんでした。
東北高速自動車道で出会った草場や昆虫(5月27日撮影)
 クサギカメムシはスコットカメムシとともに越冬のため、よく家屋に侵入するようです。風呂桶で泳いでいるカメムシを見て驚いた経験がありますが、越冬カメムシの侵入防止にはヒバやスギ、アスナロなどのテルペン類が有効だとする報告が見つかりました1)。

前沢サービスエリアではクロヒカゲに遭遇しました。なかなか素早いです。
下りの前沢サービスエリアにはウサギ小屋があり、一匹のモフモフした珍しい灰色ウサギがいたので、草をちぎってあげることを楽しみにしていましたが、昨年末から姿を見かけませんでした。今回、掃除などをしている方に伺ったところ、昨年末に足をかまれて死んでしまったとのことでした。狐の仕業なのでしょうか。残念です。自分のペットのように思っていました。
東北自動車道下り前沢サービスエリアのウサギ(2019年7月22日撮影)
(2019年の年末に死亡)
6月4日岩手からの帰り、上りの高速道路では中郷サービスエリアでサトキマダラヒカゲの写真を撮ることができました。サトキマダラヒカゲは上の写真で示したクロヒカゲと同様にジャノメチョウ亜科に属しているようですが、クロヒカゲより一回り大きなサイズで結構目立ちます。岩手の山では時々見かけていますが、高速道路のサービスエリア内では初めて見たように思います。
常磐高速道路中郷サービスエリアのサトキマダラヒカゲ(6月4日撮影)
垣根の葉には、小さいながらゴツゴツした感じのオジロアシナガゾウムシがいました。また、赤色の細いカメムシ様の昆虫もいました。後で調べたところ、アカサシガメのようです。ハムシなどの小型昆虫を捕食するとのことです。
中郷サービスエリアの昆虫(6月4日撮影)
どのサービスエリアでも雑草の刈り取りがしっかり行われているので、虫に出会う回数は少ないのですが、虫探しは、短い休憩時間の一つの楽しみになっています。



参考)

1)齋藤 嘉廣ら:家屋侵入性カメムシに対するテルペン製剤の侵入阻止事例(続報)、ペストロジー、20(1)、37-39(2005)


2019年6月2日日曜日

綺麗な緑の蜘蛛に出会いました



6月1日(日)つくば市の洞峰公園に行ってきました。天気が良かったのでたくさんの子連れで賑わっていました。孫娘は1~28番まである様々なアスレチックスで遊びました。小さなボルダリングにも挑戦し、登れるようになったので少し自慢げな様子でした。
    私は子守をさぼりながら草花や昆虫の写真も撮りました。
    今回、特に印象に残ったのは、初めてみた「サツマノミダマシ」という綺麗な蜘蛛です。でも、まだ数ミリの小さな子グモでした。

    アルツハイマー発症に関与するベータアミロイドの蓄積予防作用を持つ可能性が筑波大学によって見出された「ヤセウツボ」も少し気になっていましたが、雑草の中にかたまって生えているのが見つかりました。遊歩道の脇には相変わらずヒメジョオンとともに帰化植物で繁殖力の強いブタナ(タンポポモドキ)が咲いていて、ブタナの花は綺麗なのですが少し気になりました。





池を一周する散歩コースでナミテントウも見つけました。二つの黄色斑点を持った綺麗なテントウムシで、そばには蛹の抜け殻がありました。また、ベニシジミやミスジチョウ、ダイミョウセセリの写真も撮ることができました。





子供の遊具置き場の近くの水道からこぼれた水を、ルリシジミが一生懸命舐めていて、私が近づき写真を撮っても飛び立ちませんでした。傍にいた小学低学年ぐらいの女の子が静かに近づき、手で捕まえてしまいました。かわいそうなので「逃がそうね」と声をかけたら、うなづき、ルリシジミは子供の手から勢いよく飛んで行きました。シオカラトンボは池の岸辺を物凄い速さで行き来していました。


半そで姿の人が多くなってきました。これからも暑い日がつづきそうです。


2019年5月24日金曜日

ヤブガラシの巻きヒゲは相手を選ぶ             -植物の自己認識システムの発見ー

つくばで桜の花を見学した際に草花の写真も撮りましたが、その中で、特に気になったのは、どこにでもある逞しいヤブガラシ(Cayratia japonica)です。 

ヤブガラシを見つけるとなぜか反射的に引っこ抜きたくなるからです。ヤブガラシはビンボウカズラ(貧乏葛)とも呼ばれているそうで、生命力が強いのでほったらかしておくと家の周りがビンボウカズラだらけになってしまうそうです。「雑草が好きです」といいながらも、真逆の反応をしてしまう相手がヤブガラシです。なお、ヤブガラシには2倍体と3倍体があるようで、葉が5葉の鳥足状複葉のみのものは2倍体、5葉に加えて7葉の葉が混在するものが3倍体であると言われているようなので、今回遭遇したヤブガラシは3倍体のようです。
でも最近このヤブガラシが注目されています。ヤブガラシ(藪枯らし)はその名前のとおり、草木に「巻きヒゲ」でとりついて繁茂し、陽ざしを遮ってしまうので、覆われた藪が枯れることからこの名前が付けられたそうですが、この覆うという作業を効率的に行うための自己(他)認識システムが備わっていることが明らかになったようです1)。自分の茎や葉には、巻きヒゲが絡みにくいとのことです。
 動物のみならず植物にも様々な相互作用が存在することが明らかになり、加害された害虫の天敵を誘引する香りを放出する「助けを呼ぶ植物」2)や、隣の植物が害虫に加害された際に放出される香りをキャッチして防御物質のファイトアレキシンを蓄積し始める「立ち聞きをする植物」3)などが有名になっていますが、今度は植物の自己(他)認識システムの発見です。人間のMHC(Major Histocompatibility Complex)のような仕組みにはかなわないにしても、すごいことだと思います。


このヤブガラシの自他認識システムの発見を契機に蔓性植物を研究素材とした植物の自他認識システムに関する研究が活発に行われ始めたようでそのメカニズムの解明を楽しみにしています。

人間が長い間育種して作成したキュウリや、最近注目され始めたニガウリ(ごうや)と野草に近いトケイソウを用いた研究では、自他認識はトケイソウで強く、次いでニガウリでも優位差が認められたものの、キュウリではそのシステムが失われていることが明らかにされています4)。

この仕組みが植物に存在することを知らなかったため、長い育種の過程を経たキュウリではその能力が除去されてしまったものと予想されていますが、今後は新たな形質として活用できるようになるのかも知れません。最近では、ハダニに感染した植物の茎葉には巻きひげがからまないことや、サツマイモでは他の品種と混植するよりも自株同士のペアで栽培する方が収穫量が多くなることなども報告され始めています。
 それにしても、ヤブガラシが植物の基本的な能力の解明に貢献するとは思っていませんでしたのでヤブガラシに謝りたい気分です。それでもやっぱり見つけたら引っこ抜くことになると思いますが。

 もっとも、ヤブガラシの若芽はあく抜きをすれば食べることができるそうで、「ウレンボ(烏斂苺)」と呼ばれて中国では民間薬的に利用され、消炎や解毒作用が期待できるとのことで、昔から活用されていたようです。特に地下に張り巡らされた根茎は有望で、虫刺されの際には患部に生の根の汁をつけると良いとの記述が大学の薬学部における紹介にも記載されていました。

 ただ、有効成分に関する研究がほとんど行われていないようです。最近の報告では長寿遺伝子(サーチュイン)活性化作用を持つとされるレスベラトロールやその二量体、四量体が存在する5)とされていますので、今後は茎葉も注目されるかもしれません。

 どんな植物であっても「あなどれない」ということを身に染みて感じました。

参考)

1)Fukano Y., Yamawo A.*(equal contribution) (2015) Self-discrimination in the tendrils of the vine Cayratia japonica is mediated by physiological connection. Proceedings of the Royal Society B. 282: 20151379.
2)K.Shiojiri, et al.:Herbivore-Specific, Density-Dependent Induction of Plant Volatiles: Honest or “Cry Wolf” Signals?, Plos One, August 17, 2010, 5(8).
3)松井健二ら:みどりの香りを介した生物間相互作用、におい・かおり環境学会誌、40(3)、166(2009)
4)M. Sato, et al.:Self-discrimination in vine tendrils of different plant families. Plant signal Behav., 13(4), e1451710, (2018)
5)Boa L. et al.: Chem. Biodivers, Two new resveratrol tetramers isolated from Cayratia Japonica (Thunb.)Gagn. With strong inhibitory activity on fatty acid synthase and antioxidant activity.


2019年3月17日日曜日

もうすぐ春の笊川散歩



今日は3月17日、久しぶりに笊川のほとりを散歩しました。仙台での生活は今月末までなのでたぶん最後の笊川散歩です。草花や昆虫などとの遭遇を期待しましたが、笊川の春はまだのようで少し殺風景でした。

   でも歩き始めてすぐにツガイのコガモに出会いました。雌は全身地味な毛色に覆われていますが、しっぽ付近に緑色のアクセントがあり気に入りました。かわいいと思いました。先頭の雄がにらんでいます。カルガモのカップルもいました。以前からカルガモはいたので、春には子ガモに会えたはずですが、不思議にもこれまで気づきませんでした。

サギ(鷺)も一羽いました。でも、羽が飛び出ています。怪我をしていたのだろうか。すこし怯えているようにも見えました。サギに笊川の魚を食べ尽くされてしまうのはイヤですが、自然は共存共栄なので元気になって欲しと思いました。いつものように威厳のある姿で、すくっと立っていて欲しいです。たぶん笊川にずーっと居るサギなので名前を付けて見守ってもいいなと思いました。


散歩道の垣根には黄色のカタバミが一輪咲いていました。また道端にはホトケノザが元気に育っていました。ホトケノザは最近ヒメオドリコソウに生育場所を占領されそうになっていると言われていますが、まだ少し寒い今の時期はホトケノザの方が生き生きしていました。生育場所が異なるので何とも言えませんが、もしかしたらヒメオドリコソウよりホトケノザの方が耐寒性はあるのかもしれません。ヒメオドリコソウの種にはアリの好きなエライオソームが付いているので、増殖の視点ではもちろんヒメオドリコソウの方が有利ですが、冬から春に移る杉花粉の時期にはホトケノザが有利であって欲しいと思いました。


 農地では紅梅が満開になっていました。また白梅も見ごろでした。


 帰り路の富沢公園では、ユキヤナギの花がチラホラ咲き始めていました。子供達の声が響いています。家族連れが大勢いました。ユキヤナギの花の写真を撮っていたところ子供が近寄ってきました。父親のオーイという声が聞こえ、子供は急いで戻りました。

2019年3月16日土曜日

三神峯公園の梅の花



梅の花が咲いているかも知れないということで、3月10日午前中に三神峯公園に行ってきました。春のような陽気の中で、若者が数人トランペットやクラリネット、チューバ等の練習をしていました。家族連れも多く、子供達が賑やかにボールで遊んでいました。犬の散歩もあちこちに見られました。

三神峯公園には梅の木はそれほど多くありませんし、まだまだ小さい木ばかりなので、梅の花を見に来る人は希なのかも知れません。しかも、時期的に少し早かったのでなおさらです。運よく、二本の梅ノ木にそれぞれ一輪ずつ花が咲いていました。空振りをまぬがれホットしました。


名物の桜は4月にならないと咲きませんが、三神峯公園の桜の木はどれも大きくて風格があります。でも長い歴史があるので、枯れた枝を切断された桜も目立ってきました。古い桜の木にはどれにも地衣類のウメノキゴケとキウメノキゴケが付いています。


 公園内をしばらく散歩していたところ、足元から飛び立った虫が大きな木の根元に止まりました。ヤガ科の蛾でしょうか。緑のナミガタ模様がとてもきれいです。


この時期はやはり杉の花粉が気になります。三神峯公園の杉にも雄花が目立っていました。おそらく花粉は既に飛び始めているのでしょう。小学生のころ細い竹を使って、杉鉄砲を作った思い出があります。杉の雄花がようやく入るような穴の竹を切ってきて、紙鉄砲と同じように道具を作り、杉の雄花を唾で濡らして竹の筒に詰め、勢いよく押すとポーンと雄花が飛び出します。その音がいさぎ良く清々しく感じ今でも心に残っています。杉の雄花は皆ほぼ同じサイズなので、紙鉄砲より簡単で失敗することはほとんどありませんでした。


小さいころの思い出があるので、杉に対してかなり親近感を持っていたのですが、残念ながら私は30歳ころにスギ花粉症になってしまいました。小さい頃に杉花粉を舐めていた私は、経口免疫寛容によりスギ花粉症になりにくいはずなのですが、30歳頃に寛容の仕組みが強いストレス等によって破綻したのでしょうか。不思議ですね。


帰り路ではドングリの発芽とフキノトウに出会い、その上オオイヌノフグリの花がきれいに咲いていました。オオイヌノフグリの根本には越冬したアブラムシがいるのでしょうか。仙台でもそろそろ昆虫が活動し始める気配がしました。

2018年9月18日火曜日

豆の莢の病気や鳩の食害



9月14日に岩手の豆畑に行ってきました。豆は記録的な今年の暑さに負けず順調に生育しているように見えましたが、8月末から相次いだ台風襲来に伴う長雨のために、収穫間近となった莢に角斑病が発生していました。

最も期待している花豆にはまだまだ花が咲き、元気なように見えますが茶色になった莢には黒い斑点ができていました。莢の中の豆にカビが生えているものもあり残念無念です。少しは収穫できていますが、霜が降りる前に根を切断して今後の最終収穫に備えるつもりです。虎豆の葉は枯れ始めそろそろ終わりのようですが、まだ青い莢が結構あるので角斑病は出ているものの、9月末に最後の収穫を行う予定です。農薬は使いません。



金時豆はモロッコ豆とともに莢に角斑病の症状が強く出て、ともにほとんどの莢が真っ黒になっていました。仕方ないので根こそぎ引っこ抜き、莢をもいで乾燥することにしました。


幸い、蔓のない小豆や大豆、茶豆、くらかけ豆にはあまり被害が出ていないようです。小豆の莢は全て黄褐色になっていたので収穫して室内乾燥にしました。対照的ですが、茶豆とくらかけ豆はまだ未熟で枝豆にもできないような状態でした。実は、今後きちんと実が充実するのかどうか心配です。

一方、大豆、黒大豆の一部は枝豆にして食べて見ました。食べ応えはあるものの、枝豆として食べるには熟しすぎでした。葉も黄色くなり始めているのでもう少しで収穫が可能になるものと思われます。でも、一つ問題がありました。鳩が大豆を食べていたのです。
豆畑に着き、車を降りて畑を見回し始めたところ、雌の雉が一羽逃げ出しました。雉と遭遇するのは珍しいので写真を撮ろうかなと思っていたところ、けたたましい羽音とともに鳩が8羽豆畑から飛び立ちました。誰も来ない豆畑に鳩が通っていたようです。大豆と黒大豆の半分程度が鳩の餌になってしまいました。思案の結果、運を天に任せる覚悟で豆畑をビニールテープで囲ってきました。風が吹くとテープが振動して音が出ます。今回畑に通った2日間、鳩は全く来ませんでしたので、たぶん効果があると思っています。効果があって欲しいというのが本音です。

 豆畑に生える雑草にも注目して調べたいと思っていましたが、今のところこれまで接することのなかった昆虫に目が向いています。手抜き菜園の豆畑には、ヒメタデやノビエ、ムラサキツユクサ、シロザなどが豆と肩を並べて堂々と茂っています。いつか取り上げてみたいと思っています。

 豆類を栽培し様々な失敗を経験していますが、外で汗をかくと爽快な気分になります。かなり初歩的な失敗ばかりなので、冷や汗も混じっています。

周りの田んぼでは稲刈りが始まっていました。