9月14日に岩手の豆畑に行ってきました。豆は記録的な今年の暑さに負けず順調に生育しているように見えましたが、8月末から相次いだ台風襲来に伴う長雨のために、収穫間近となった莢に角斑病が発生していました。
最も期待している花豆にはまだまだ花が咲き、元気なように見えますが茶色になった莢には黒い斑点ができていました。莢の中の豆にカビが生えているものもあり残念無念です。少しは収穫できていますが、霜が降りる前に根を切断して今後の最終収穫に備えるつもりです。虎豆の葉は枯れ始めそろそろ終わりのようですが、まだ青い莢が結構あるので角斑病は出ているものの、9月末に最後の収穫を行う予定です。農薬は使いません。
金時豆はモロッコ豆とともに莢に角斑病の症状が強く出て、ともにほとんどの莢が真っ黒になっていました。仕方ないので根こそぎ引っこ抜き、莢をもいで乾燥することにしました。
幸い、蔓のない小豆や大豆、茶豆、くらかけ豆にはあまり被害が出ていないようです。小豆の莢は全て黄褐色になっていたので収穫して室内乾燥にしました。対照的ですが、茶豆とくらかけ豆はまだ未熟で枝豆にもできないような状態でした。実は、今後きちんと実が充実するのかどうか心配です。
一方、大豆、黒大豆の一部は枝豆にして食べて見ました。食べ応えはあるものの、枝豆として食べるには熟しすぎでした。葉も黄色くなり始めているのでもう少しで収穫が可能になるものと思われます。でも、一つ問題がありました。鳩が大豆を食べていたのです。
豆畑に着き、車を降りて畑を見回し始めたところ、雌の雉が一羽逃げ出しました。雉と遭遇するのは珍しいので写真を撮ろうかなと思っていたところ、けたたましい羽音とともに鳩が8羽豆畑から飛び立ちました。誰も来ない豆畑に鳩が通っていたようです。大豆と黒大豆の半分程度が鳩の餌になってしまいました。思案の結果、運を天に任せる覚悟で豆畑をビニールテープで囲ってきました。風が吹くとテープが振動して音が出ます。今回畑に通った2日間、鳩は全く来ませんでしたので、たぶん効果があると思っています。効果があって欲しいというのが本音です。
豆畑に生える雑草にも注目して調べたいと思っていましたが、今のところこれまで接することのなかった昆虫に目が向いています。手抜き菜園の豆畑には、ヒメタデやノビエ、ムラサキツユクサ、シロザなどが豆と肩を並べて堂々と茂っています。いつか取り上げてみたいと思っています。
豆類を栽培し様々な失敗を経験していますが、外で汗をかくと爽快な気分になります。かなり初歩的な失敗ばかりなので、冷や汗も混じっています。
周りの田んぼでは稲刈りが始まっていました。
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