調べてみるとタテハチョウ科には、日本の国蝶とされるコムラサキ亜科のオオムラサキや人気の高いマダラチョウ亜科のアサギマダラの他に日本には分布しないものの世界的に有名なモルフォチョウ亜科のモルフォチョウなどが属しているようです。
これら有名なチョウをまだ見たことはありませんが、私が畑で良く目にするキタテハやアカタテハなどはタテハチョウ亜科に属するようです。岩手の焼け走り国際交流村でキャンプした際に遭遇したクジャクチョウもタテハチョウ亜科に分類され、その他に見栄えのするルリタテハやキベリタテハも属するとのことなので、それらとの遭遇を期待しています。一方、ヒョウモンチョウ類は有毒なカバマダラに擬態しているとのことでドクチョウ亜科に分類されているようです。
9月の畑のシオン(紫苑)には、キタテハやアカタテハの他にヒョウモンチョウもたくさん集まっていました。ヒョウモンチョウ類の同定はとても難しいので写真を撮った後で羽の文様などをじっくりと見比べて見たものの、メスグロヒョウモンの雌以外は今後さらに精査が必要だと思っています。
今回のやや強引な同定結果によるとシオンの花にはクモガタヒョウモンが多く集まっていたようです。また、ナミガタヒョウモンやミドリヒョウモンの雄も確認できました。さらに、初めてのことですが黒色の羽を持つメスグロヒョウモンの雌にも遭遇しました。メスグロヒョウモンの雌は直ぐに飛んで行ってしまい、しっかりした写真は撮れませんでした。残念です。
今回、9月15日と16日に撮った写真で確認できたものはクモガタヒョウモンとナミヒョウモン、ミドリヒョウモンの雄、それにメスグロヒョウモンの雌でしたが、9月1日にはヒマワリに止まっているウラギンヒョウモンの写真も撮っています。また、昨年は同じシオンの花にミドリヒョウモンの雌が止まっている写真を撮っています。
シオンの花には、ベニシジミやオオチャバネセセリも結構たくさんいました。また、蜜を吸う蛾もいました。蛾は羽を小刻みに震わせながら蜜を吸っているので、焦点があいませんでした。その他、もちろんハナアブや蠅類もいましたが、今回はそれらの写真は撮っていません。
羽が無傷のチョウの写真を撮りたいところですが、そのためには数日間粘り、相当数のチョウの写真を撮る必要があるようです。今のところは無理かも知れません。心情的には、我が身と重なる羽が千切れたチョウに応援したくなります。
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