2020年6月8日月曜日

緊急事態宣言解除後に通った高速道路サービスエリア内の昆虫など


 5月27日に緊急事態宣言が全国的に解除されたことから岩手に出かけ、64日まで滞在し「ささやかな手抜き菜園」で畑仕事をしてきました。

 牛久インターから高速道路に入り、サービスエリアで休憩する度に花や虫などの写真を撮りました。多くのサービスエリアでブタナ(タンポポモドキ:201866日ブログ参照)が咲いていました。

東北自動車道路の長者原サービスエリアでは、白花のアザレアが綺麗に咲きコマルハナバチが訪れていました。クサギカメムシもいました。以前青色の珍しいカメムシに出会ったので(2019715日ブログ参照)、しばらく探索しましたが見つかりませんでした。
東北高速自動車道で出会った草場や昆虫(5月27日撮影)
 クサギカメムシはスコットカメムシとともに越冬のため、よく家屋に侵入するようです。風呂桶で泳いでいるカメムシを見て驚いた経験がありますが、越冬カメムシの侵入防止にはヒバやスギ、アスナロなどのテルペン類が有効だとする報告が見つかりました1)

前沢サービスエリアではクロヒカゲに遭遇しました。なかなか素早いです。
下りの前沢サービスエリアにはウサギ小屋があり、一匹のモフモフした珍しい灰色ウサギがいたので、草をちぎってあげることを楽しみにしていましたが、昨年末から姿を見かけませんでした。今回、掃除などをしている方に伺ったところ、昨年末に足をかまれて死んでしまったとのことでした。狐の仕業なのでしょうか。残念です。自分のペットのように思っていました。
東北自動車道下り前沢サービスエリアのウサギ(2019年7月22日撮影)
(2019年の年末に死亡)
64日岩手からの帰り、上りの高速道路では中郷サービスエリアでサトキマダラヒカゲの写真を撮ることができました。サトキマダラヒカゲは上の写真で示したクロヒカゲと同様にジャノメチョウ亜科に属しているようですが、クロヒカゲより一回り大きなサイズで結構目立ちます。岩手の山では時々見かけていますが、高速道路のサービスエリア内では初めて見たように思います。
常磐高速道路中郷サービスエリアのサトキマダラヒカゲ(6月4日撮影)
垣根の葉には、小さいながらゴツゴツした感じのオジロアシナガゾウムシがいました。また、赤色の細いカメムシ様の昆虫もいました。後で調べたところ、アカサシガメのようです。ハムシなどの小型昆虫を捕食するとのことです。
中郷サービスエリアの昆虫(6月4日撮影)
どのサービスエリアでも雑草の刈り取りがしっかり行われているので、虫に出会う回数は少ないのですが、虫探しは、短い休憩時間の一つの楽しみになっています。



参考)

1)齋藤 嘉廣ら:家屋侵入性カメムシに対するテルペン製剤の侵入阻止事例(続報)、ペストロジー、20(1)37-39(2005)


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