2020年6月11日木曜日

6月初旬の七時雨山への登山


 6月2日でほぼ畑作業に切りが着いたので、3日の朝から七時雨山に登りました。

七時雨駐車場に955分に到着し、登山者用のゲートを開けて1合目を目指して歩き始めました。1合目から3合目までは牧草地や民有地の畑の淵を通るルートです。1合目と2合目の間には4本の大木からなる天然のゲートがあります。何度か通過した覚えはあるのですが、改めて木々の雄大さに感心させられました。爽快でした。
七時雨駐車場から望む七時雨山


七時雨山3合目までの様子
4合目からは林が続き結構きつい登り坂でしたが、道端にはタチツボスミレとともにマイヅルソウがたくさん生えていて目を楽しませてくれます。6合目と7合目の間にはシラネアオイが咲いていました。花は終わりの状況でした。
マイヅルソウ
六合目とその先にあったシラネアオイ
8合目から北峰までは平たんなコースになっており、林の中で新鮮な空気を吸いながらのハイキングになりました。
北峰頂上から南峰を望む
 まもなく北峰頂上(1,060m)にたどり着き、南峰を目指し歩いていたところ谷間の笹を切り開いた登山道の両側にキクザキイチゲの小さな群落がありました。エンレイソウもキクザキイチゲに交じって咲いていました。
キクザキイチゲ
 南峰(1,063m)には1120分頃に到着しました。今回登山途中には誰にも会いませんでしたが、南峰頂上の草原に一人の若者が座り景色を眺めていました。6月上旬にはこれまで七時雨山山開きが開催され、地元の方々が大勢登山されていたようですが、今年(2020年)は中止になったようです。地元の七時雨山愛好者の方々が登山を楽しみにしていたことでしょう。少し申し訳ないような気持ちですが、たぶん今後数人ずつ登山されることになるのでしょう。ありがたいことに、登山道はきちんと整備されていました。
七時雨山南峰頂上からの眺望
 頂上で少し休憩し下山しました。下山途中の6合目付近で、一本のシラネアオイに出会いました。登るときには気づかなかったのですが、たぶん一生懸命登っていたので、目にはいらなかったのでしょう。綺麗でした。実は花に小さな蟻が群れていたので、花を揺らしアリが逃げていなくなった空きに写真を撮りました。
七時雨山のシラネアオイ

6合目を過ぎたころから雨がぽつりぽつりと振り出しました。曇り空の下での登山でしたが、七時雨の名のとおり(1日に7回時雨れる)、雨に少し打たれて七時雨らしさを体験することができたように思いました。

いつもそうですが、今回も記憶に残る登山になったと思います。

七時雨山駐車場付近には、タニウツギがたくさんあり、ちらほら咲き始めていました。530日にはまだ蕾の状態でしたが、どんどん春が深まっている気配です。七時雨のタニウツギは本当に綺麗です。でも今年は、これが見納めです。
七時雨のタニウツギ

4日に牛久に帰りました。

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