2019年7月14日日曜日

大豆類や花豆、ジャガイモの生育状況

    7月5日から1週間、岩手に行き除草等の畑作業を行ってきました。

大豆や黒豆、茶豆、鞍掛豆については、先月の状況からハムシ等の害虫による被害が心配でしたが、食害は少しあるものの雑草とともに比較的順調に生育していました。手作業で草取りをしながらハムシ等の害虫を探したところ、それらしい小さな小さな虫を1~2匹見つけましたが写真は撮れませんでした。逃げ足が速かったです。
黄大豆、黒大豆、茶豆、鞍掛豆の生育状況(7月8日)
蔓性の紅花豆と白花豆には花が咲いていましたが、まだ結実はしていないようです。花の周りにハナバチやハナアブの姿がほとんどないので少し心配です。少し離れた場所に植えてあるラベンダーの花には、ハナアブが群れていますが、豆の花には飛んできません。
紅花豆の生育状況(7月8日)

白花豆の生育状況(7月8日)

ラベンダーの花とハナアブ

ジャガイモもほぼ順調に生育していましたが、オオニジュウヤホシテントウが増え始めているようでしたので採集したところ、斑点が融合したものも見つかりました。また、たぶん雑草目当てで侵入したと思われるマメコガネやブチヒゲカメムシなどの害虫も結構いました。一方、ナナホシテントウの他にアマガエルもいましたので、ジャガイモ畑の中で様々な戦いが展開されていたものと予想されます。アマガエルが幼虫をどんどん食べてくれることを期待してしまいます。食性を調べて見たいと思いました。
ジャガイモの生育状況とその害虫や益虫など
有害:オオニジュウヤホシテントウ、マメコガネ、ブチヒゲカメムシ
有益:ナナホシテントウ、アマガエル(昆虫を捕食)


ジャガイモ畑から採集したオオニジュウヤホシテントウ

畑は瘦せた赤土なので雑草としてはスギナが最も多く、次いでノビエ等のイネ科雑草に加えタデ類やツユクサ、アカザ科のシロザ等が大半を占めています。大型の雑草としてはイタドリやコンフリー、イヌキクイモも生えていて、これらは根茎の多年性植物なので放置しておくと優占種になってしまいます。

これら雑草のうち、イタドリやツユクサにはマメコガネが群がっていました。また、シロザやアカザはかなりの頻度で著しい食害にあっています。でも、コンフリーやイヌキクイモは、害虫による食害をほとんど受けていないようです。
アカザ科のシロザの害虫による食害
畑の生物圏も複雑です。雑草を引き抜いていると、その名前や特徴などが気になり始めました。
今回は他に、小梅が60kg程収穫できました。3年ぶりの大収穫で、ほとんどを直ぐに梅漬けにしました。

小梅の収穫(10kg)→ 全部で60kg
 岩手でお世話になっている方々に梅漬けを30㎏配分しました。良かったです。南高梅もたくさん実をつけていましたが、収穫するにはまだ早いようでした。


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