2019年7月15日月曜日

スカイブルーのカメムシに遭遇しました



7月5日に牛久から岩手に行きましたが、その際常磐高速道路では中郷サービスエリアと南相馬鹿島サービスエリアで、また仙台からの東北自動車道路では長者原サービスエリアと前沢サービスエリアで休憩をとりました。高速道路のほとんどのサービスエリアは公園のように整備されているので、草花や昆虫等の写真を撮るのが楽しみです。

今回は、長者原サービスエリアで大きくて綺麗なカメムシに遭遇しました。丁度目の高さにある桜の小枝の葉に止まっていたカメムシの色が、なんと鮮やかなスカイブルーだったのです。後で調べたところアオクチブトカメムシのようです。インターネットや日本原色カメムシ図鑑等に掲載されている見本写真に比較しても、かなり見栄えの良い個体でした。写真を撮った後に捕まえたのですが、飼育は無理なので木に戻してあげました。残念です。
アオクチブトカメムシ



カメムシについては、以前にもエサキモンキツノカメムシやヨツモンカメムシに遭遇しましたが、またさらに珍しい種類に出会うのが楽しみになりました。
エサキモンキツノカメムシ

ヨツモンカメムシ


岩手では親戚の方々から農産物を分けて頂く機会が良くありますが、今回はたまたま親戚の畑に行く機会があり、その際アスパラガス畑でジュウシホシクビナガハムシの写真を撮ることができました。また、そのハムシと何か関係でもあるのでしょうか、同じ場所で数匹の比較的に珍しいと言われているツマジロカメムシにも遭遇しました。ジュウシホシクビナガハムシはテントウムシとそっくりの配色になることで、鳥に食べられないようにしているのでしょう。
ジュウシホシクビナガハムシ

ツマシロカメムシ


今、農村ではクサギカメムシやスコットカメムシ等が大発生し冬季に越冬のため住居に侵入することが問題になっています。寝室でも見かけることがあるので、手作業による捕獲のためのガムテープが必需品になっています。
住居に侵入するクサギカメムシ(左)とスコットカメムシ(右)


嫌われ者のカメムシですが、日本原色カメムシ図鑑を見るとその多様性は見事としか言いようがない程で、臭いを忘れて珍しい種類との遭遇を期待してしまいます。


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