8月13日に畑に出かけましたが、その際、イタリアンパセリの花に赤い筋のあるカメムシがたくさんいました。初めての遭遇でしたので調べたところ、アカスジカメムシと呼ぶようです。アカスジカメムシは、セリ科の植物を食草にしているとのことです。
アカスジカメムシ(Graphosoma rubrolineatum) |
イタリアンパセリとアカスジカメムシ |
7月にはスカイブルーのカメムシに出会いましたので、このところカメムシとの相性がいいようです。珍しいキンカメムシとの遭遇も期待してしまいます。
イタリアンパセリには、たくさんのアカスジカメムシとともに赤い色をしたブチヒゲカメムシも一匹いました。プチヒゲカメムシはマメ科やキク科の他に大根や稲、さらにはニンジンも食草とする広食性のようなので、イタリアンパセリの樹液も吸っていたものと思われます。
イタリアンパセリにいたブチヒゲカメムシ
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そこで少し調べて見たところ、世界的にGraphosoma類は8グループに分類されていることが分かり1)、日本にはその内の1種のGraphosoma ruburolineatumのみが分布しているようです。
世界のアカスジカメムシ類8種(日本にはNo.4が分布)
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No.1とNo.2およびNo.7とNo.8は同種の雄と雌 |
日本のアカスジカメムシ(G. rubrolineatum)の成長過程 |
ヨーロッパに分布するアカスジカメムシ(G. lineatum)のライフサイクル |
収穫したホッカイコガネ |
虎豆の生育状況 |
紅花豆の生育状況
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白花豆の生育状況 |
参考)
1)Attilio Carapezza & Zdene K. Jindra : Naturalista sicil., S. Ⅵ、XXXⅡ、(3-4)、471-478(2008)
2)小林 尚:応動昆誌、9(1), 34-41(1965)
3)Aleksandra I. Johansen et al. : Ecological Entomology, 35, 602-610(2010)
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