2023年8月20日日曜日

郷里岩手でのお盆と十和田現代美術館、御所野縄文遺跡など

   8月12日から8月18日までお盆の墓参りのため岩手に行ってきました。岩手滞在中は台風7号の影響による悪天候が続き、登山はできませんでしたが、墓参りの合間に、二人の孫とともに四人であちらこちらへと出かけました。

14日は「十和田現代美術館」に出かけました。駐車場がほぼ満車になる程たくさんの人で賑わっていました。手の込んだ緻密な作品が多く感動しました。

十和田現代美術館の庭にある馬の像

美術館の周囲にもたくさんの展示物があり、作品を見ながら遊べる空間になっていました。夏休み期間なので、ほとんどが子供連れのようでしたが、雨模様のため近くまで行って見ることが出来ず残念でした。館内のレストランでリンゴカレーライスをみんなで食べました。美味しかったです。

15日は、世界遺産の「御所野縄文遺跡」に行きました。小学生の孫は手作り体験をしましたが、楽しかったようです。

世界遺産 御所野縄文遺跡

  帰りに奥中山高原にある「一戸町観光天文台」に行ってみました。

一戸町観光天文台

 台風7号接近のため休館でしたが、天文台一帯の「高森高原」は風が強い場所のため風車11基からなる風力発電所が設置され、公募の結果「星風の丘」と命名されたようです。景色の綺麗なところでした。

高森高原の「星風の丘」風力発電所

 その日の夕方から「八幡平市花火大会」に出かけました。4年振りの開催とのことで盛大でした。芝生の上に寝ころび皆で花火を見上げました。一歳三カ月の孫も大きな音に驚き泣くこともなく、大喜びでした。

令和5年八幡平市花火大会(8月15日)

花火大会が開催される少し前には、広場で14人の子供達による地域伝承の和太鼓演奏がありました。率いていたのは2年先輩の方のようでした。

小さい頃にどこかで聞いたことのあるような懐かしいリズムで、心に沁みました。シチュエーションは違いますが、「ふるさとの 訛りなつかし 停車場の 人ごみの中に そを聴きにゆく(啄木)」。

16日は13日から始まったお盆の最終日ですが、お墓参りの後で七時雨山方面に出かけました。

七時雨山麓にある北上川北限の湧水地付近には、ゲンノショウコやシロヨメナなどの花がたくさん咲いていました。

 シロヨメナ            ゲンノショウコ

また、冷泉として親しまれている七時雨温泉の池には睡蓮の花が咲いていました。

七時雨温泉の睡蓮の花

でも、少し驚きましたが道端には帰化植物で特定外来生物(植物19種)に指定されてるオオハンゴンソウ(Rudbeckia laciniata)の群落がたくさんありました。以前はほとんどなかったように思います。急速に増え始めているのでしょうか。

オオハンゴンソウ

セイタカアワダチソウやオオキンケイギクと同様、観賞用植物として導入された経緯があり、それなりに綺麗なので退治されにくにのかも知れません。

 茨城県では特定外来生物のオオキンケイギクを良く見かけますが、オオキンケイギクよりも林地に近い環境を好む性質があるようです,2
 お盆の帰省も慌ただしく過ぎました。

参考)

1)横山 潤:平成26年度外来生物分布調査報告書(山形大学理学部生物学科)p5(平成26年3月)

2)渋谷 晃太郎:外来生物オオハンゴンソウを発見駆除する(市民参加による外来生物オオハンゴンソウの分布調査・駆除に関する研究)、平成27

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