3月7日(金)に牛久城跡公園でシダ植物を観察した後、牛久沼まで散歩しました。シダ植物の同定は難しく、まだまだ勉強不足ですがネット等の常緑性シダ植物に関する情報と照らし合わせて推察しました。
牛久市田宮の薬師寺方面からバイパスの歩道を歩き、牛久小学校を通り過ぎ、城中町に入り牛久城跡公園内を散策しました。
牛久市田宮から牛久城跡公園へ(3月7日) |
城跡公園の入り口付近にはフイリイワガネソウと思われるシダ植物がたくさん生えていました。フイリイワガネソウは全国に分布しているそうです。
フイリイワガネソウ |
城跡公園のヒノキ林地内にはベニシダと思われるシダ植物が多いように感じました。葉身軸側の最下両羽片が小さいことを根拠に判断しましたが、ベニシダは春の新芽が赤くなるとのことで、その頃に再度確認したいと思っています。
牛久城跡公園のベニシダ |
また、前回記載したとおり林内の中ほどにホシダの群落があります。葉身の先端が穂状になることが命名の由来のようです。
牛久城跡公園のホシダ |
その他、林内には胞子を葉身の上半分に付ける特徴を持つオクマワラビと思われるシダ植物が数個体リング状に広がっていました。類似のクマワラビは胞子嚢が葉身の先端部分につき、その部分が秋になると枯れるとのことです。
牛久城跡公園のオクマワラビ(3月7日) |
ベニシダによく似ているものの、最下羽片の下側が長くなるトウゴクシダと思われる個体も数個見つけました。でもまだ確証はありません。ベニシダ、オオベニシダ、トウゴクベニシダ、ハチジョウベニシダなどの識別が大変です。意識して観察します。
牛久城跡公園のトウゴクシダ |
葉身軸側の最下羽片につく下向きの羽片が大きく、縦長で羽片に厚を感じるヤマイタチシダもあちこちにありました。イタチシダ類の判別も難しいです。
牛久城跡公園のヤマイタチシダ |
リョウメンシダもたくさんありました。リョウメンシダは葉や胞子嚢の形態に特徴があり分かりやすいように感じています。
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牛久城跡公園のリョウメンシダ |
シダ植物の新たな芽生えも発見しました。これがどういう形に成長していくのか予想もつかないのですが、そろそろ夏緑性のシダ類も芽を出し始めているのでしょうか。判別は難しいのですが、リラックスして楽しみたいと思っています。
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シダ植物の芽生え(3月7日) |
牛久沼は相変わらず爽やかです。散歩するたびに心が安らぎます。
牛久沼のほとりの風景(3月7日) |
13時からは公民館でたまり場活動に参加するので、朝9時半出発で12時前に戻る散歩でした。約9kmで1万4千歩でした。
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