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2021年9月18日土曜日

九月の畑の様子とヒトリガ (火取蛾、火盗蛾)、コロナ舞

   9月に10日間ほど岩手に行ってきました。「手抜き菜園」が草ぼうぼうになったためです。草刈り機による刈払いは、結構汗が出てキツイ作業なので1日に3時間程度にして、残りの時間は登山やハイキングに当てました。

畑は、細い花穂が少し紫色になったアキメヒシバと粟の原種とも言われるエノコログサに完全に覆われており、その中にマメ科のヤエナリが逞しく育っていました。一瞬、昨年植えた小豆がこぼれ種から生えたのかなと期待してしまいましたが、鞘が細いので、やはりヤエナリのようです。

雑草に覆われた畑の様子

コスモスの花が咲いた畑の草刈り跡

目についたそれぞれ数本のダイスと黒千石は残しましたが、あとは全て刈払いました。

 刈り取った草の中から2匹のヒトリガが出てきました。幼虫は茶色の毛が密集しモフモフしている毛虫のようです。これまでに良く見かけました。

コンフリーの葉とヒトリガ


翅を閉じたヒトリガ

 幼虫は広食性で、毒性を持つピロリジジンアルカロイドを体内に蓄えるとのことですが、畑にはピロリジジンアルカロイドを含有するコンフリー1)が生えていたので、これを食べていたのでしょうか。コンフリーは厚生労働省によって、含有食品の製造・販売の自粛と回収措置の実施が求められているようです。

 昆虫が光に集まるメカニズムに関する論文2の中で、ヒトリガについて取り上げていました。それによると、ヒトリガは、江戸時代にその名が付けられたようです。行燈の火を消す蛾を、「火取蛾」あるいは「火盗蛾」と書き「ヒトリガ」と呼んだとのことです。「飛んで火に入る夏の虫」という諺もありますが、ヒトリガは行燈に向かって飛び込み、火を消したのでしょうか。

 正の走行性を持つ蛾は、太陽のコロナの光を反射した月に対して定位飛行をする性質を持つとのことです。人工の明かりを月と勘違いし、ぐるぐる飛び回り近づくことになります。

 一方、ヒトリガの頭から口先の部分はまさに真っ赤で、さらに下翅は朱色で、火を連想させます。

 蛾が火の上を舞う速水御舟の「炎舞」の美しさには圧倒されます。速水御舟は大正147月~9月に軽井沢で焚火に群がる蛾を写生・採集したとされていますが、残された克明な写生にこのヒトリガが含まれているのかどうか興味を持ちました。絵に描写された蛾は白色に輝いていて、ヒトリガではないように見えます。写生も公開されると昆虫少年も興味を持ちそうです。

 京都山種美術館では、20219月9日~11月7日まで「速水御舟と吉田善彦―子弟による超絶技巧の競演―」を開催しており3)、重要文化財の「炎舞」も出展されているようです。

 コロナ禍ですが、行ってみたいと思いました。

参考)

1)厚生労働省医薬食品局食品安全部基準審査課: シンフィツム(いわゆるコンフリー)及びこれを含む食品の取扱いについて|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

2)弘中 満太郎等:昆虫が光に集まる多様なメカニズム、日本応用動物昆虫学会誌、8(2), 93-109(2014)

3)山種美術館:開催中の展覧会 - 山種美術館 (yamatane-museum.jp)  

2021年4月4日日曜日

3月末に岩手の畑に行ってきました。何植えようかな。

   329日に1年生になる孫達と一緒に岩手の畑を見に行ってきました。

雪が消え、たくさんのフキノトウが芽を出していました。まだ花が開いていない柔らかい芽を摘み、テンプラにしました。たくさん美味しく食べたのは私だけでした。残念。

フキノトウ

フクジュソウ(福寿草)があちこちの家の庭に咲いていました。クロッカスも綺麗です。

フクジュソウ(福寿草)

クロッカス

里山のキクザキイチゲも咲き始めていました。梅の花やコブシの花、桜の花はまだ咲いていませんが、これから5月にかけて一気に咲き始めることでしょう。

キクザキイチゲ

蕾のついた梅の枝を切り取り、花瓶に挿してテーブルの上に飾りました。

小さいころに良く眺めていた岩手山と七時雨山(ななしぐれさん)、そして姫神山(ひめかみさん)はまだ雪に覆われていました。

3月末の岩手山と七時雨山

タテハ蝶が一匹飛んでいたようですが、私は見逃してしまいました。残念です。後日、その周囲を散策しましたが見つかりませんでした。ヒオドシチョウかな?

家族が遠くから撮った写真

秋に近所の方から耕して頂いたので、畑は準備万端ですが、まだ朝方は零下になるので種まきは無理です。畑のスイセンもまだ咲いていませんでした。

3月末の岩手の畑

コロナが収まらないので、たびたび畑に通う訳にはいきません。5月の連休に畑作業をしようと思っています。

何を植えようかな? それまでに考えます。素人の手抜き従事者としては、取りあえずジャガイモと黒大豆は栽培したいと思っています。

 

2020年9月9日水曜日

酷暑の中、岩手の畑に行ってきました

   830日から9月5日まで岩手にいってきました。30日の夕方には激しい雨が降っていました。でも、次の日から比較的穏やかな曇りの日が続き畑仕事もはかどりました。
常磐高速道から東北高速自動車道を通り岩手に行きましたが、途中サービスエリアで数回休憩をとり、アオバハゴロモやイチモンジセセリ、サトキマダラヒカゲなどの写真を撮りましたが、虫にとっても厳しい暑さのようで、蝶々などの姿はあまり見えませんでした。
高速道路サービスエリアで出会った昆虫

岩手の畑では、紅花豆の花がたくさん咲いていました。ほぼ順調に育っているようですが、やはり豆のサイズは相変わらず大きくなっていません。
畑の紅花豆の様子

 前回少し芽を摘みましたが、残念ながら脇芽がドンドン伸びているようです。
黒大豆、黒千石は、草に負けることなくたくさん実をつけていました。黒大豆は枝豆として牛久に持ち帰りました。美味しかったです。
黒大豆と黒千石の様子
ジャガイモも収穫しましたが収量は少ないようです。6月初めに播種しましたので、いつもより遅かったのが一つの要因かもしれません。
トマトの様子とジャガイモの収穫

ハロウィンパンプキンは昨年同様たくさん収穫できました。また、初めてでしたがメロンも栽培しました。月に一度程度の畑作業なので、今回ちいさいものもまとめて収穫してしまいました。追熟がうまくいくことを期待しています。

前回、クジャクチョウが飛んで来てラベンダーの花に止まったのでビックリしましたが、今回は一羽のヒョウモンチョウが草花を目当てに飛んで来ました。後で調べたところ、寒冷地に生息するオオウラギンスジヒョウモンのように思われます。この時期に咲く園芸種のノコンギクが雑草の勢いに負けてしまい、目立つ存在でなくなったこともあり、以前のようにヒョウモンチョウ類やキタテハ類が来なくなったようです。
オオウラギンスジヒョウモン

 一方、マリゴールドの花にはたくさんのモンキチョウがいました。色の薄いモンキチョウは雌だといわれているようです。せっせと飛び回り蜜をすっていました。
マリゴールドの花にとまるモンキチョウ
 今回は、31日から2日まで草刈り行い、3日は八幡平高原に出かけました。