私が幼いころに身の回りにあった生活用品が、実は郷里の民芸品であったこと知り、ほんとうに驚きました。親戚のおじいさんがよくもってきた竹籠や、茶わんを入れる木造の籠、藁や樹皮で作ったミノ・ケラなどは、実はかなり手の込んだもので、どれも上手に作るには相当の経験が必要だったことをあらためて実感しました。展示されているものは、芸術品に相応しいものだと思いました。実は、生活必需品の多くに創意工夫があり、地域の伝統工芸品として日本各地で発展していたことを知り、尻をたたかれたように思いました。
帰り道、日本のスケート発祥の地といわれている池と反対側の斜面に、エンレイソウの群落がありました。エンレイソウは結構珍しい野草なので写真を撮りました。また松の実が発芽し、たくさん芽が出ていたので写真を撮りましたが、残念ながらこれらが大木になることはないのでしょう。
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