2018年4月21日土曜日

仙台博物館に行きました

  4月20日は仙台市の博物館に行き、手仕事の日本(柳宗悦のまなざし)展を見ました。柳宗悦は日本各地の手仕事を見歩き、「本物」との出会いを楽しみ収集し、日本民芸の祖と呼ばれるようになったことは知っていましたが、そのコレクションや活動の実態について、これまで出会い知る機会はありませんでした。 
   私が幼いころに身の回りにあった生活用品が、実は郷里の民芸品であったこと知り、ほんとうに驚きました。親戚のおじいさんがよくもってきた竹籠や、茶わんを入れる木造の籠、藁や樹皮で作ったミノ・ケラなどは、実はかなり手の込んだもので、どれも上手に作るには相当の経験が必要だったことをあらためて実感しました。展示されているものは、芸術品に相応しいものだと思いました。実は、生活必需品の多くに創意工夫があり、地域の伝統工芸品として日本各地で発展していたことを知り、尻をたたかれたように思いました。 
 帰り道、日本のスケート発祥の地といわれている池と反対側の斜面に、エンレイソウの群落がありました。エンレイソウは結構珍しい野草なので写真を撮りました。また松の実が発芽し、たくさん芽が出ていたので写真を撮りましたが、残念ながらこれらが大木になることはないのでしょう。



 仙台駅まで歩く途中の西公園付近で、カラスのエンドウとスズメノエンドウが勢いよく茂っていました。青葉通りの欅も新緑となり、春爛漫の仙台でした。


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