2018年5月11日金曜日

春の雑木林の草花、マイヅルソウやエンレイソウなど

  岩手に帰り近くの雑木林を散策しました。雑木林散策はいつも楽しみですが、特に春と秋は格別です。林に入るとタラの芽は最盛期のようでしたが、閑散として遠くまで見渡すことができました。

少し離れた場所にぽつんと緑の群落があり、近づいてみるとマイヅルソウでした。残念ながら花はまだ蕾でしたが、数日後には開花しやがて赤い実をつけることでしょう。



真ん中に茶色の花をつけたエンレイソウと白花のミヤマエンレイソウにも出会いました。隣り合って小さな群落を形成しています。種がこぼれて増えたのでしょうか。



ニリンソウの花も咲いていました。ニリンソウは葉に白い斑点があるので分かりやすく、食用として採取されることもあるそうですが、トリカブトと良く似ているので誤食事故があるそうです。ニリンソウの葉に白い斑点がなければ、見分けがつかない程似ているとのことです。


 ニリンソウの群落の中に見慣れない大きな花をつけた植物が数本ありました。ニリンソウの花の5倍以上にもなる青い花弁が6片うなだれたように下がっていました。葉もかなり大きいのですが、葉の形や花の付き方からイチリンソウ属だろうと思いました。ネットで探しても同じものは見つかりません。後で、実の状態なども観察しようと思っています。


その後、以前に撮った写真を探したところ、同じ場所付近にキクザキイチゲが咲いていましたので、この花はキクザキイチゲの花が終わりを迎え大きく成長したものだろうと思っています。

 ヘビイチゴの黄色い花も咲いていました。良く見ると可憐でかわいい花です。小さいころヘビイチゴは毒だと思っていました。たぶん名前に蛇が付いているので、子供たちは遠ざけていたのかなと思っています。ジャムなどに加工して食べる地域もあり、漢方の生薬にもなっているとのことですので、今になってようやく子供のころの悪印象を払拭した思いです。


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