2018年8月28日火曜日

豆畑のベニシジミ、ササキリなどと昆虫ロボット


 畑のナスやトマトにはオオニジュウヤホシテントウがたくさんいましたが、豆類をたくさん植えたものの、やはり勿論外来種のインゲンテントウはいませんでした。

畑の周りにマリーゴールドを植えているのですが、その花にはモンシロチョウやモンキチョウが飛んできます。また、ベニシジミも見つけましたが、橙色がくすんで目立たなくなっていました。夏型のベニシジミのようです。ベニシジミの幼虫は、スイバやギシギシなどタデ科の葉を餌にしているとのことで、岩手では春から9月頃まで確認できるとのことです。


ハラビロトンボの雌も一匹飛んでいました。今年、2回目の遭遇です。また、4個の黄色い斑点のある小さな虫が青ジソの葉に止まっていました。後で調べたところ、ヨツモンキヌバコガ(四紋絹羽小蛾)であることが分かりました。四つの紋は夏型にのみに現れ、春型では紋がなく黒い虫だということです。不思議です。幼虫はアカザ科のアカザやシロザを餌にしているとのことで、豆畑にはアカザ、シロザがたくさん生えているので絶好の生育場所なのでしょう。


羽のないバッタのような昆虫もいました。体は小さいのに触覚が異常に長く、背中にはクロスジが1本尻から頭まで通っています。後で調べたところ、オナガササキリの幼虫のようです(当初はヤブキリと勘違いしていました)。幼虫の膝の部分が丸く膨れているのが目に付きましたので、脚の構造に興味を持ち調べてみました。大腿部は、昆虫では「腿節:Femur」と呼ぶようです。また、脛は「脛節(けいせつ):Tibia」、足に相当する部位は「腑節:Tarsus」と呼ばれているようです。

昆虫の脚の構造を詳細に研究して、昆虫が素早く走り、ジャンプして餌となる小動物等を捕まえる仕組みをロボット等に付与できると面白いと思うのですが、すでにスイス連邦工科大学ローザンヌ校や東京工業大学で6本脚歩行ロボット(Six legged Robothexapod robot1、2)を開発しているとのことです。ドローンに次ぐ多脚ロボット開発が盛んにおこなわれているとのことで、昆虫の様々な機能はアイディアの宝庫なのかも知れません。


 昨年咲いたヒマワリから種がこぼれ、今年はたくさんの芽が出てきたので畑の周囲に20本ほど移植しました。今は花盛りですが、その茎にベッコウハゴロモが止まり、その写真を撮ったところ猫の顔のように見えました。




参考)

1)Pavan Ramdya, et al.: Nature Communications, 8, 14494 (2017)

2)https://www.titech.ac.jp/english/news/2018/040579.html

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