豆畑の所在地は八幡平市ですが、八幡平市の風景で私が最も気に入っているのは「ドラゴンアイ」です。実はまだ見たことがないので余計にそう思っているわけですが、八幡平の鏡沼が雪解けする5月中頃から6月初めに観察できるとのことで、観光用のパンフレットにきれいな写真が掲載されていました。
八幡平市には、国の特別天然記念物である焼け走り溶岩流(約4km)もあり、そこには八幡平市国際交流村が整備されています。お盆後には、その交流村のオートキャンプ場に一泊しました。
溶岩流は1719年の火山活動によって形成されたようですが、月面を想像させるような安山岩で覆われた地面は、300年経った今でも風化作用が進んでいないため土壌が形成されておらず樹木や草が乏しい状態で維持されています。
交流村には天文台もあり、快晴だったので月面のクレータや、地球に近づき話題になっている火星のほか、木星とその衛星や土星の環などを孫とともに観察することができました。星の観察後には温泉に入り長男が準備した一つのテントで寝ましたが、交流村は標高が約570mと高い位置にあるので朝方は12℃まで気温が下がりました。日本中が30℃超えで暑さ対策が話題になっている最中なのに、テント内は肌寒さを感じる程でしたが、楽しいキャンプでした。
昆虫や草花にも注意を向けていましたが、幸いクジャクチョウに出会うことができました。キャンプ場のトイレの屋根の上を赤い羽のチョウが素早く飛び超えていくのを見かけたので、もしかして会えるかも知れないと思い散策したところ、地面に止まっているのを見つけることができました。なかなか近くに寄れないのでピントを合わせることが出来ませんでした。綺麗な蝶々でした。
日本に生息するクジャクチョウの学名はInachis io geishaで、geisha(芸者)が付与されています。Geishaの肩書を持つ昆虫としてアオバハゴロモ属(Geisha
distinctissima)が有名ですが、クジャクチョウの優美な姿にちなんで名づけられたようです。
溶岩流内を皆で散歩した帰り路、地面に落ちているセミを孫が見つけました。エゾゼミのようです。まだ綺麗な姿ですが、寿命が尽きてしまうのでしょうか。
草花にはあまり目立つものはありませんでしたが、公園の周りにはツキミソウが綺麗に咲いていました。ゲンノショウコとクルマバナにも出会いました。
昆虫の様々な模様に圧倒され魅了されてしまいます。
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