今年は岩手で長男家族とともに無事正月を迎えることができました。正月には黒豆の煮物が定番だと思いますが、昨年は様々な豆類を収穫したので、独断でそれらを煮豆にして食べてもらうことにしました。
紅花豆や虎豆、黒豆、鞍掛豆などは他の豆類ともども品質に問題はあるものの、収量が2㎏を超えていたので、とりあえずインターネットの情報をたよりにして300gずつ煮豆にしてみました。
もっとも評判の良かったものは虎豆の甘煮で、これは来年も栽培にチャレンジする価値があるなと思いました。花豆の甘煮は当たり外れが大きかったものの、肉厚なものは美味しかったので、来年は状態の良い豆の収穫を目指したいと思っています。
鞍掛豆の塩ゆでは枝豆と同じような食感で、他の豆に比べると虫による食害などはほとんどなく栽培も楽なように思いました。黒豆は購入した「おせち」の煮豆とは大分異なり、しわだらけで硬い食感になり調理の難しさを実感しました。残念です。
ともあれ家族の意見は聞くこともなく、今年も趣味と実益を兼ねて豆栽培に挑戦することにしたいと思っています。昨年は予定通りたくさんの失敗を経験しましたので、今年は様々作戦を練って楽しみたいと思っています。
昆虫については、いつも気にかけて探しているのですが、例によってクサギカメムシが家の中に侵入していました。困ったものです。年末に親戚のログハウスで、室温を高くするとテントウムシがたくさん出るというので、それを採集してもらいました。
1日の暖房により採集されたテントウムシは34匹で、そのほとんどがナミテントウでした。その中に1匹だけカメノコテントウが混じっていました。ナミテントウの3倍の大きさです。初めてみたので驚きました。
ナミテントウは、その斑紋から二紋型と四紋型、紅型、斑型の基本形に分類できるとのことでしたので、それに従って分けてみました。その結果、二紋型が25匹で73.5%、紅型が6匹で17.6%、四紋型が2匹、斑型が1匹の結果でした。
ナミテントウは地球温暖化に伴い黒地の多い二紋型の比率が増加しているとのことですが、これまでの調査では二紋型と紅型がほぼ同程度であるとの報告1)が多いので、それらとは異なる結果になっていました。チャンスがあれば、何度か再調査したいと思っています。
参考
1)野村ら:テントウムシ集団の遺伝学的研究、京都産業大学総合学術研究所所報、3、131-148(2005)
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