2月5日に筑波山に登りました。いつもは家族と一緒なのでつつじヶ丘の登山口から登るのですが、今回は一人登山だったので御幸ヶ原コースにしました。ケーブルカーの側を登る直登コースで所要時間は90分とのことですが、景色も気にせず老体に鞭打ってひたすら頑張って登ったところ60分弱(10時46分~11時41分)で御幸ヶ原に到着しました。きつかったです。
平日だったので御幸ヶ原にはあまり観光客はいませんでしたが、つつじヶ丘から登ってきたと思われる幼稚園の子供グループが、数人の先生を囲んで休んでいました。雲一つない快晴の下、爽やかな瞬間でした。
あたりを見渡したところ、一匹の猫が目に留まったので写真をとりました。800mを超える厳しい環境の中で生き抜いてきた経歴が顔に垣間見え、なかなかの風格です。食べ物を広げているおじさんの前で、前足を揃えて座っていました。
ジーと見つめると、この親分猫の手下にされそうな気がします。
ジーと見つめると、この親分猫の手下にされそうな気がします。
筑波山御幸ヶ原の猫(名前はまだない)
晴天下の筑波山(2月5日) |
筑波山の登山コース |
これまでの筑波山登山では女体山を目指して登っていましたが、今回は男体山に登り、さらに春に向けて自然研究路を下見することにしました。自然研究路は男体山山頂を取巻く散歩コースですが、御幸ヶ原から少し歩いたところに間宮林蔵が青年の頃に良く登っていたといわれている立身石がありました。石の上は数人が座れる程度の狭い空間でしたが、さすがに眺めはすばらしく、果てしない関東平野が続いていました。眼下に故郷を眺め決意を固める青年の想いが伝わってきました。
間宮林蔵 立身石からの眺め |
自然研究路には、筑波山に生えている樹木や、草花、鳥、昆虫などの紹介看板が設置されていました。子供から大人まで楽しめるように思いました。
これまで、筑波山や宝篋山に登山するたびに草花や昆虫の写真を撮っていましたが、図鑑などを見ても名前の分らないものが結構ありましたので、これからはこれらの紹介看板を見ながら、目当ての草花などを探してみたいと思いました。
蝶々を紹介した看板では、アサギマダラとミドリヒョウモンが掲載されていましたが、アサギマダラとは宝篋山で10月に遭遇しました。
筑波山自然研究路の看板のアサギマダラ |
また、ヒョウモンチョウ類としては、8月に女体山山頂でツマグロヒョウモンの群れに会いました。ツマグロヒョウモンの雄が群れをなして頭上を飛び交う様は圧巻でした。ミドリヒョウモンには会っていませんので今後が楽しみです。
自然研究路看板のミドリヒョウモンと女体山頂のツマグロヒョウモン |
宝篋山で名前の分らないフキバッタの写真を撮っていましたが、これはヤマトフキバッタかも知れません。写真の方は尾が短いので幼体なのでしょうか。また、探してみたいと思っています。
筑波山のヤマトフキバッタ |
筑波山では2月15日から梅祭りが始まるようです。正月から世界を震撼させているコロナウイルスが一刻も早く制圧されることを願っています。
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