11月16日上野から東北新幹線に乗り岩手に帰省しました。数日後に大部寒くなり水道の凍結などが心配されるので、冬支度のためです。
盛岡駅に11時20分過ぎに到着しました。木々は紅葉が終わりを迎えています。駅前広場にある石川啄木の句碑「ふるさとの山に向かいて 言ふことなし ふるさとの山はありがたきかな」の句が身に沁みます。
開運橋から岩手山を眺めたかったのですが、その時間もなく故郷の平舘方面に向かう県北バスに乗りました。バスの窓から姫神山につらなる山脈に風力発電用タワーがたくさん並ぶ様子が見えました。
盛岡駅から県北バスに乗車(11月16日) |
岩手山から流れる伏流水が湧き出る「おいで湧水」近傍の道路から姫神さんが綺麗に見えました。
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生出(おいで)付近からの姫神山(11月16日) |
姫神山の麓(旧渋民村:現在は盛岡市)には啄木記念館がありますが改修中のようです。来年(令和7年)3月に開館するとのことです。
石川啄木記念館の改修に伴う休館 (https://www.mfca.jp/takuboku/) |
岩手の実家には13時20分に到着しました。手抜き菜園の様子を見た後、天気が良かったので七時雨の麓を通り「不動の滝」に出かけました。
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ささやかな手抜き菜園の様子 |
不動の滝の木々の葉は落ち、落ち葉が風に舞う晩秋の雰囲気でした。
八幡平市の不動の滝(11月16日) |
八幡平頂上に向かうアスピーテラインは11月5日から通行止めになっているようなので、岩手県民の森を通り岩手山焼け走り国際交流村に行きました。
県民の森から岩手山が鮮やかに見えました。
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岩手県民の森からの岩手山(11月16日) |
国際交流村ではテントを張っている方々もおられました。岩手山噴火警戒レベル2のため、県民の森からの七滝経由の登山口と焼け走り登山口は共に閉鎖されていました。
11月17日は朝から一日中雨模様でしたので、車のタイヤ交換や灯油の買い出しなどをしました。
11月18日は曇り空で午後から雪の予報でしたので、午前中に姫神山に出かけました。一本杉登山口の駐車場には車が一台あるのみでしたが、登山口から一本杉付近まで歩いて見ました。木々の葉はすっかり落ちて、確かにいつ雪が降ってもおかしくないような状況でした。
姫神山一本杉登山口(11月18日) |
そんな中でも一本杉は堂々と天に向かって伸びています。静かに触ってみました。
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姫神山登山道の一本杉(11月18日) |
一本杉を通り過ぎた当たりから雪がちらつき始めたので、今回は登山を諦めました。午後から雪が少しずつ降り始め、朝にはうっすらと雪景色になっていました。
帰りの平舘駅から、安比高原スキー場のある前森山が見えました。まだ雪が少ないようで12月7日開幕予定とのことです。駅前の啄木の句碑(たはむれに 母を背負ひて そのあまり 軽きに泣きて 三歩あゆまず)にもうっすらと雪が積もっていました。
JR花輪線平舘駅と啄木の句碑(11月19日) |
慌ただしく、少しもの寂しい帰省でした。
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