2025年5月22日木曜日

令和七年5月下旬の筑波山登山

  5日21日(水)薄曇りで少しモヤがかかっていましたが、筑波山に登りました。

10時過ぎに桜川市真壁町の薬王院登山者用駐車場に車を置き、薬王院コースで鬼ヶ作林道出会いまで登りました。

薬王院の登山者用駐車場から鬼ヶ作林道出会いまで

鬼ヶ作林道出会いから、舗装された林道を「男の川」まで歩きましたが、周囲にはたくさんのシダ植物が生えていました。

薬王院コースの鬼ヶ作林道出会いから「男の川」まで

羽片が長くて幅広で、葉柄が短くて地面に沿って広がる幅30cm以上の大きなシダがたくさん生えていて目に止まります。名前を調べていますが、まだ分かりません。裏の葉に胞子嚢は見えませんでした。(ミヤマシダによく似ています。)

鬼ヶ作林道付近のシダ植物(5月21日)

今回は、筑波高原キャンプ場より少し手前にある旧ユースホステル跡地からの「深峰歩道」を御幸ヶ原まで登りました。保育園のグループもこのコースを登ったようで、御幸ヶ原で賑やかに休憩されていました。

旧ユースホステル跡地から深峰歩道で御幸ヶ原へ

平日でしたので御幸ヶ原はそれほど混雑していません。

筑波山の「御幸ヶ原」(5月21日)

でも頂上にはたくさんの方がおられました。少しモヤがかかっていたので、景色がぼんやりしています。

筑波山の女体山頂上から(5月21日)

男体山には登らすに御幸ヶ原から薬王院コースで下山しました。

御幸ヶ原から薬王院コースで下山(5月21日)

薬王院コースは階段が多くて大変ですが、手すりのロープが新たに取り付けられていました。感謝!

筑波山の薬王院コース(5月21日)

薬王院コースで鬼ヶ作林道出会いまで下り、草花や昆虫などを探しながら林道を歩いて薬王院の駐車場に戻りました。

タツナミソウがたくさん咲いていました。

鬼ヶ作林道のタツナミソウ(5月21日)

ヤマキマダラヒカゲやアゲハ蝶類が飛んでいましたが、近くに止まってくれません。ミスジチョウとナミホシヒラタアブの写真を撮りました。

ナミホシヒラタアブとミスジチョウ(5月21日)

シダ植物の写真もたくさん撮りました。ベニシダの胞子嚢が葉の裏面に赤く綺麗に揃って付いていました。

筑波山のベニシダ(5月21日)

14時頃に薬王院の登山者用駐車場に戻り、牛久には15時少し前に着きました。蒸し暑く結構汗をかきました。でも楽しかったです。



2025年5月16日金曜日

筑波実験植物園のクレマチス展見学と園内の散策

  5日15日(木)に筑波実験植物園の「クレマチス展」を見に行きました。

自宅の白色のクレマチスは既に花が咲き終わっていましたが、会場には様々なクレマチスが展示されており、どれも綺麗でした。

筑波実験植物園のクレマチス展(5月15日)

実験植物園の入場受付がある教育棟から出ると「クレマチス園」の案内板があり、多くの方が展示場に向かって歩いていました。観光バスで来られた方々もおられました。

クレマチス園への案内板(5月15日)

私はクレマチス展を見学した後、シダ植物園に向かいたくさんの写真を撮りました。

シダ植物に興味を持って以来、ベニシダやハチジョウベニシダ、オオベニシダ、トウゴクシダなど常緑性のオシダ科のシダ類の判別が出来る様になりたいと思い、実験植物園を数回訪れて勉強していますが、まだまだ迷ってしまいます。

シダ植物園のベニシダ   ハチジョウシダ
オオベニシダ      トウゴクシダ

最近は、夏緑性のヒメシダ科やメシダ科のハリガネワラビやシケシダ、ハシゴシダなどに類似するシダ植物を山野で良く見かけるので、それらの判別ができるようになりたいと思っています。

シハリガネシダ      シケチシダ  
 シケシダ        イヌガンソク

リョウメンシダやジュウモンジシダなど分かりやすい特徴を持つシダもありますが、多くのシダ類は良く似ているので、まだしばらく勉強することになります。

シダ植物園の側に「キエビネ」の花が咲いていました。

筑波実験植物園の「キエビネ」(5月15日)

シダ類の観察後、園内を散策しました。落葉広葉樹林や低木林、草原などの樹木や草花を見て回りました。

筑波実験植物園内の散策(5月15日)

低木林の遊歩道にヒメウラナミジャノメが一匹飛んでいました。

筑波実験植物園内のヒメウラナミジャノメ

中央広場に戻ると、白い看板の上に見慣れない虻が止まっていたので写真を撮りました。

後で調べて見ると「オオイシアブ」によく似ています。甲虫などの昆虫を餌にしているそうです。シオヤアブは良く見かけますが、オオイシアブは初めて見ました。

筑波実験植物園内のオオイシアブ

筑波実験植物園内のオオイシアブ

クレマチスの苗を2本購入し12時頃に退園しましたが、園内の中央広場休憩所では持参の昼食を食べている方々もおられました。

植物を観察しながら休息できる場所もあるのでありがたいです。



 

2025年5月15日木曜日

春の霞ヶ浦りんりんロードのハイキングと環境科学センター見学

  5日14日(水)に土浦駅から霞ヶ浦のりんりんロードを水資源機構霞ヶ浦陽水機場まで、片道約13kmを往復しました。

帰りに茨城県霞ヶ浦環境科学センターを見学しましたが、敷地内の遊歩道をショウジョウトンボが飛んでいました。久しぶりに見ました。

霞ヶ浦のショウジョウトンボ(5月14日)

りんりんロードには一匹のカメが湖から登ってきていました。道路を横切ってハス田にいくのでしょうか。

りんりんロードに登ってきたカメ(5月14日)

土浦駅着86分の電車から降り、土浦港からりんりんポート土浦に向かい、そこから境川の境橋を渡りました。

土浦駅から境川の境橋まで(5月14日)

見晴らしの良いりんりんロードをひたすら歩いて西浦中岸15km地点にある「水源機構土浦揚水機場」に着きました。

境橋を渡り西浦右岸15kmまで(5月14日)

この揚水機で霞ヶ浦の水が、筑波山トンネルを通り桜川市真壁町の「つくし湖」に汲み上げられているとのことです。

水源機構霞ヶ浦陽水機場(5月14日)

 帆掛け船の発祥地として知られる歩埼公園まで行きたいところですが、さらに6km程(りんりんポート土浦から18km)歩かなければならないので、今回は諦めました。

 帰りは、のんびりと対岸の景色を眺めながら歩きましたが、牛久大仏が良く見えました。西浦右岸10kmぐらいの地点から土浦市街が湖面越しに見え始めます。

水源機構揚水機場からの帰り道(5月14日)

 西浦右岸9km付近に茨城県環境科学センターへの分かれ道があり、立ち寄り見学することにしました。

んりんロードから霞ヶ浦環境科学センターへ

 館内には霞ヶ浦の発展の歴史や多様な生物の写真などが展示されていました。

霞ヶ浦環境科学センター(5月14日)

 遊歩道からは霞ヶ浦方面を見下ろすことが出来ます。あたり一面ハス田が広がっていました。

 

環境科学センターから霞ヶ浦方面の眺め(5月14日)

 木田余地区や沖宿地区のレンコン栽培は、昭和45年から始まったコメの転作事業により飛躍的に伸びたそうです。

 30分ほど見学し、りんりんロードに戻り土浦駅に向かいました。曇り空でしたが湖面越しの土浦市街が綺麗でした。

霞ヶ浦湖面越しの土浦市街(5月14日)

 筑波山も良く見えました。

霞ヶ浦湖面越しの筑波山(5月14日)

 景色を眺めながらりんりんポート土浦まで歩き、少し休憩しました。土浦駅発14時12分の電車で牛久駅に戻りましたが、環境科学センターに立ち寄ったので、約28km程のハイキングで、4万歩を少し超えていました。

 風も無くおだやかな半日(6時間)のハイキングを楽しむことができました。



2025年5月11日日曜日

牛久自然観察の森の新緑とシダ植物

   5日10日(木)は朝から小雨が降っていたので、牛久自然観察の森のネーチャーセンター内にある「木育広場」に孫二人を連れて4人で行きました。外遊びができないので、たくさんの子供連れが来ていました。

孫が家内と一緒に室内で遊んでいる間、私は園内とビートルズトレイルを少し歩きました。小雨でしたが、園内の新緑がとても綺麗でした。

牛久自然観察の森の遊歩道(5月10日)

ビートルズトレイルの道ではヒメウラナミジャノメ等のジャノメチョウ類が数羽飛んでいましたが、運よくコジャノメの写真を撮ることができました。暗がりから道端に飛んできたようです。

牛久自然観察の森のビートルズトレイルのコジャノメ

牛久自然観察の森の駐車場に9時30分頃に着きました。傘をさしてネーチャーセンターまで歩きました。

牛久自然観察の森の駐車場からネーチャーセンターへ

ネーチャーセンターから観察舎までの遊歩道は、木々の葉が雨に濡れ鮮やかでした。シダ植物が遊歩道の周りにたくさん生えており、園内には17種類ほどが確認されているとのことです。

ネーチャーセンターから観察舎へ(5月10日)

観察舎から河童沼に出て、ビートルズトレイルを小野川方面に少し歩きました。小雨の早朝でしたが、ジャノメチョウ類やヤマトシジミが足元から飛び出します。

ビートルズトレイルを10分程度歩いて引き返し、ウグイスの森を通り1時間程でネーチャーセンターに戻りました。

ウグイスの森を通りネーチャーセンターへ(5月10日)

ネーチャーセンターへの入り口にあるバッタの原付近にはワラビがたくさん生えていました。

牛久自然観察の森のバッタの原のワラビ(5月10日)

観察舎への遊歩道脇にはゼンマイが結構生えていてクサソテツ(コゴミ)も見つけました。ワラビやゼンマイ、コゴミは幼い頃岩手で良く食べましたので見分けがつきます。

牛久自然観察の森のクサソテツ(5月10日)

ベニシダもたくさん生えていました。

牛久自然観察の森のベニシダ(5月10日)

その他のシダ植物の名称は後で調べても確定できません。ハリガネワラビやハシゴシダ、シケシダなど  The Pteridopyte Phylogeny Group (PPG)による ヒメシダ科(Thelypteridaceae)やメシダ科(Athyriaceae)の夏緑性シダ植物の判別が難しいです。

ハリガネワラビやハシゴシダ、シケシダなど
ヒメシダ科やメシダ科のシダ植物

オシダ科(Dryopteridaceae)のイヌワラビに似た個体もたくさんありましたが同じものかどうかよくわかりません。でも、胞子からの発生率が高いとのことでどれも密生していました。

イヌワラビに類似するシダ植物(5月10日)

天気のいい日にまた散策したいと思っています。

 

2025年5月9日金曜日

令和七年5月、新緑の「牛久沼のほとり」の散歩

   5日8日(木)、久しぶりに牛久沼まで散歩しました。蝶々に出会う機会が以前より少ないと感じているのですが、ヒメウラナミジャノメとミスジチョウをそれぞれ数匹見つけることが出来写真を撮りました。

牛久沼のほとりのヒメウラナミジャノメ(5月8日)

牛久沼のほとりのミスジチョウ(5月8日)

牛久市の田宮町方面から国道六号バイパスを歩き城中町を通り牛久城跡公園に着きました。

牛久市田宮町から牛久城跡公園へ(5月8日)

牛久城跡公園内にはシダ植物がたくさん生えているので写真を撮っていますが、これまでベニシダだろうと思っていた個体の新葉が赤くならないものが大部あるので、また調べなおしています。

牛久城跡公園(5月8日)

今回、夏緑性のイワデンタ科メシダ属のイヌワラビ(Athyrium niponicum)と思われる個体を見つけました。

イワデンタ科メシダ属のイヌワラビ(5月8日

イヌワラビは家の周りにも良く生えているとのことですが、たまにPictumJapanese Painted Fern)と呼ばれ、銀色がかかった緑色の葉を持つ種類があるようですが、それらしい個体を5月7日の小町の里からのハイキングで写真を撮っていることを思い出しました。

小町の里からのピクニックで見たイヌワラビ(5月7日)

牛久城跡公園から牛久沼へと歩きました。晴天でしたので、草や木々の緑色が綺麗でした。

牛久沼のほとり(5月8日)

牛久沼の遊歩道でヒメウラナミジャノメの写真を撮りました。最近良く出会います。

牛久沼遊歩道のヒメウラナミジャノメ(5月8日)

アヤメ苑で一休みしました。

牛久沼のアヤメ苑(5月8日)

その後、三日月橋を渡り桜並木散策コースを歩き、稲荷川を一周しました。

三日月橋から稲荷川を一周(5月8日)

アヤメ苑に戻り河童の碑に向かいましたが、今回は雲魚亭へは周らずに城中町から田宮町へと戻りました。

アヤメ苑から城中町を通り田宮町へ

快晴の中、新緑に覆われた牛久沼のほとりを歩くことができました。春が来たな~と感じました。楽しかったです。