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2026年5月4日月曜日

四月末の岩手県県民の森の春

 4月29日(水)から孫二人と共に4人で岩手に帰りました。東北自動車道では道端に桜の花が咲いていましたが、「手抜き菜園」の枝垂れ桜の花は既に散り「葉桜」になっていました。咲く時期が少し早くしかも小さな花びらです。残念ですが、今回は「手抜き菜園」の草刈はできませんでした。

岩手の手抜き菜園の枝垂れ桜(4月29日)

午前中に岩手の自宅に到着したので、午後から岩手県県民の森(オヤマダエンジニアリング八幡平フォレスト)に出かけました。孫達はお目当ての「森林ふれあい学習館フォレスト」で遊びます。

 孫たちが学習館で遊んでいる間、私は県民の森園内を散策しました。みんなの広場の駐車場脇にあるシデコブシの大きな花が満開でした。

岩手県県民の森のみんなの広場(4月29日)

 11品種140本の桜の花が咲いた広場はピンク色です。たくさんの方が見学されていました。

学習館フォレストとみんなの広場(4月29日)

 樹齢100年のオオヤマザクラとカスミザクラが寄り添う「夫婦桜」の花も咲いています。

県民の森の夫婦桜(4月29日)

 「夫婦桜」の下にはカタクリの群落がありました。

夫婦桜の下にあるカタクリ(4月29日)

 桜見物の後、様々な樹木が植えられている「記念の森」も少し散策しました。

県民の森の散策路(4月29日

 樹木の林床にはマイズルソウがたくさん生えています。キクザキイチゲの群落もありました。少し歩いて学習館に戻ると、孫達が、他の子どもたちに交じって賑やかに遊んでいました。結局、最終の16時までお世話になりました。楽しかったようです。

林床に生えるマイズルソウやキクザキイチゲ

 スプリングエフェメラルとして良く知られているキクザキイチゲとアズマイチゲですが、県民の森にはキクザキイチゲが多いようです。花の色は白や青、葉の色は緑と茶でした。

スプリングエフェメラルのキクザキイチゲ(4月29日)

 エンレイソウもたくさんありました。エンレイソウ属は種子の発芽には2度の冬が必要(double dormancy)で、さらに花が咲くまでに2~3年以上を要するそうです1)

エンレイソウ(4月29日)

 オオウバユリの新芽も見つけました。

オオウバユリの新芽(4月29日)

 道路と森林の畦畔にはクサソテツ(コゴミ)も生えています。コゴミは小さい頃に食べたことがあります。癖の無いシャキシャキしたテクスチャーだったように思います。

草木が刈り取られた畦畔のクサソテツ(4月29日)

 岩手の春はいつ来ても懐かしく、幼い頃を思い出します。

参考)

1)https://courses.washington.edu/esrm412/protocols/2021/TROV2.pdf

2026年4月7日火曜日

筑波実験植物園のベロニカと筑波農林研究団地の桜

 4月5日(日)に筑波実験植物園を見学しました。

オオバコ科クワガタソウ属のベロニカ オックスフォード ブルー(Veronica ‘Oxford Blue’)の花が咲いていました。

ベロニカ オックスフォード ブルー(4月5日)

野原や道端でよく見かける同じクワガタソウ属のベロニカ ペルシカ(オオイヌノフグリ(Veronica Persica))とよく似ています。ベロニカ姉妹でしょうか。

ベロニカ オックスフォード ブルーとオオイヌノフグリ
(ベロニカ姉妹)

 牛久市内の道端ではオオイヌノフグリの花の蜜を吸うベニシジミを良く見かけるようになりました。
オオイヌノフグリの花の蜜を吸うベニシジミ
  でも、ベロニカ オックスフォード ブルーの花の青色がかなり濃いようなのでPubMedで検索しましたが、花色の研究はヒットしませんでした。オオイヌノフグリの花の色素は名古屋大学(現在:愛知淑徳大学)の吉田久美先生のグループが解明されていますが、オックスフォードブルーも同じなのでしょうか。興味深いです。カバーグラスとして利用されることもあるとの事ですので、大量収穫も可能のようです。
オオイヌノフグリの花の青色色素

 筑波実験植物園ではカタクリやイカリソウ、オキナグサなどの「スプリングエフェメラル」が紹介されていました。

筑波実験植物園(4月5日)

 イカリソウがたくさん咲いていました。

筑波実験植物園のイカリソウ(4月5日)

 小さなフデリンドウも見つけました。

筑波実験植物園のフデリンドウ(4月5日)

 キランソウ(地獄の窯の蓋)もたくさんありました。

筑波実験植物園のキランソウ(4月5日)

 最近シダ類に興味を持ち、低山登山の度に写真を撮っていますが、筑波実験植物園には「クサソテツ(こごみ)」の群落がありました。綺麗に育っています。

筑波実験植物園のクサソテツ群落(4月5日)

 今年は、運よくコゴミを採集して食べることが出来ました。岩手で小さい頃に食べた思い出があり美味しかったです。

 4月6日(月)には二人の孫を16時頃保育園まで迎えに行き、そのまま「筑波農林研究団地(農研機構)」の桜見物に出かけました。

筑波農林研究団地(農研機構)の桜(4月6日)

 平日の曇りの夕方でしたので、桜見物の方はほとんど見かけませんでしたが、落ちた花びらに覆われた歩道を四人で歩き回りました。

筑波農林研究団地(農研機構)の桜見物(4月6日)

 団地内の道路に設けられた休憩所の椅子に座って少し休みましたが、周りの林から伸びた枯れ蔓にクマバチが捕まっていました。まったく動かないので死骸かなと思い、手で触ると、ほんの少しだけ動きました。

身動きしないクマバチ(4月6日)

 木材の巣穴で越冬した新成虫のようです。巣穴から早く出たあわてんぼうでしょうか。寒い夕方でしたので休んでいたのでしょう。そっと枝にからませ置いてきました。

2025年5月11日日曜日

牛久自然観察の森の新緑とシダ植物

   5日10日(木)は朝から小雨が降っていたので、牛久自然観察の森のネーチャーセンター内にある「木育広場」に孫二人を連れて4人で行きました。外遊びができないので、たくさんの子供連れが来ていました。

孫が家内と一緒に室内で遊んでいる間、私は園内とビートルズトレイルを少し歩きました。小雨でしたが、園内の新緑がとても綺麗でした。

牛久自然観察の森の遊歩道(5月10日)

ビートルズトレイルの道ではヒメウラナミジャノメ等のジャノメチョウ類が数羽飛んでいましたが、運よくコジャノメの写真を撮ることができました。暗がりから道端に飛んできたようです。

牛久自然観察の森のビートルズトレイルのコジャノメ

牛久自然観察の森の駐車場に9時30分頃に着きました。傘をさしてネーチャーセンターまで歩きました。

牛久自然観察の森の駐車場からネーチャーセンターへ

ネーチャーセンターから観察舎までの遊歩道は、木々の葉が雨に濡れ鮮やかでした。シダ植物が遊歩道の周りにたくさん生えており、園内には17種類ほどが確認されているとのことです。

ネーチャーセンターから観察舎へ(5月10日)

観察舎から河童沼に出て、ビートルズトレイルを小野川方面に少し歩きました。小雨の早朝でしたが、ジャノメチョウ類やヤマトシジミが足元から飛び出します。

ビートルズトレイルを10分程度歩いて引き返し、ウグイスの森を通り1時間程でネーチャーセンターに戻りました。

ウグイスの森を通りネーチャーセンターへ(5月10日)

ネーチャーセンターへの入り口にあるバッタの原付近にはワラビがたくさん生えていました。

牛久自然観察の森のバッタの原のワラビ(5月10日)

観察舎への遊歩道脇にはゼンマイが結構生えていてクサソテツ(コゴミ)も見つけました。ワラビやゼンマイ、コゴミは幼い頃岩手で良く食べましたので見分けがつきます。

牛久自然観察の森のクサソテツ(5月10日)

ベニシダもたくさん生えていました。

牛久自然観察の森のベニシダ(5月10日)

その他のシダ植物の名称は後で調べても確定できません。ハリガネワラビやハシゴシダ、シケシダなど  The Pteridopyte Phylogeny Group (PPG)による ヒメシダ科(Thelypteridaceae)やメシダ科(Athyriaceae)の夏緑性シダ植物の判別が難しいです。

ハリガネワラビやハシゴシダ、シケシダなど
ヒメシダ科やメシダ科のシダ植物

オシダ科(Dryopteridaceae)のイヌワラビに似た個体もたくさんありましたが同じものかどうかよくわかりません。でも、胞子からの発生率が高いとのことでどれも密生していました。

イヌワラビに類似するシダ植物(5月10日)

天気のいい日にまた散策したいと思っています。