2023年3月21日火曜日

牛久沼のほとりのコブシの花

  3月19日(日)の午後に牛久沼まで散歩しました。

 牛久沼のほとりでは、桜(ソメイヨシノ)より一足早く咲くと言われているコブシの花があちこちに咲いていました。椿の花もたくさん咲いていますがコブシの白い花の方が目立ちます。

牛久沼のほとりのコブシの花

 国道6号線牛久土浦バイパスの歩道を通って牛久沼まで行きましたが、歩道沿いの草の緑が濃くなり、ヤナギの葉も伸び始めたようです。

牛久沼への散歩(3月19日)

 河原にはヒメオドリコソウとオオイヌノフグリがたくさん生えていました。

河原の土手に咲くオオイヌノフグリとヒメオドリコソウ

 タンポポの花にはキタテハが止まっていました。

タンポポの花の蜜を吸うキタテハ

 牛久沼から三日月橋桜散策コースへと周りました。

桜並木の桜はチラホラ咲き始めていましたが、日曜日(26日)頃が見ごろのように思います。

三日月橋桜探索コースの桜(3月19日)

 暖かい日が続いているので、コブシの花は直ぐに散り、桜の開花と共に春が駆け足でやってくるように感じます。

今回は、コブシの花が印象に残ったのでコブシについて少し調べてみました。コブシ(Magnolia kobus)はモクレン科に属し、公園などで良く見かけるハクモクレンと混同される場合があるようですが、ハクモクレンの方が少し早く咲き、花弁が立ち上がっているので区別しやすいように感じます。

 牛久沼周辺のコブシの中に花びらが通常のものより明らかに太く丸いタイプのものがありましたので別種かなと思いました。

牛久沼のほとりのコブシの花の比較

 でもコブシの特徴とされている「萼の裏の1枚の葉」がありました。コブシの花の形態にはかなりバリエーションがあるのでしょうか。これから少し注意して観察したいと思いました。

コブシの花裏にある一枚の葉

 コブシの蕾は毛におおわれていますが、その蕾は生薬で辛夷(シンイ)と呼び、鎮静、鎮痛薬として用いられていたそうです。そのため有効成分に関する研究もかなり行われており、精油やリグナン、セスキテルペン、フラボノイド、アルカロイドなどに関する研究報告が出されているようです1)

最近の情報としては、動物実験でインターロイキン-2の産生を抑制する有効成分としてチリロサイド(tiliroside)というフラボノイド配糖体が取り上げられていました2

 チリロシド(チリロサイド)は、α-アミラーゼの活性も阻害する3)とのことなので、血糖上昇抑制作用も期待されているようです。

 コブシの花についてこれ程多くの研究が行われているとは全く知りませんでした。抗炎症作用を示す成分としてリグナン類に属する「コブシノール」もあるようです。ゴマのリグナンはセサミンやセサミノールでコブシのリグナンはコブシノールなら直ぐに覚えられます。


天候も良かったので、「もうすぐ春」との思いで気楽に散歩していましたが、これまで気にとめることのなかったコブシの花の意外な一

面を知ることができました。

 

参考)

1)Thi Tuyet Mai Nguyenet al.: Four New Lignans and IL-2

 Inhibitors from Magnoliae Flos., Chem. Harm. Bull 65, 840-847(2017)


2Naohiro Oshima et al.: Structures and Inhibitory Activities for  Interleukin-2 Production of Seasonally Variable Constituents in Flower  Parts of Magnolia Kobus at Different Growth Stages., Chem. Pharm. Bull.  68, 91-95(2020).


3Tsuyoshi Goto, et al.: Tiliroside, a glycosidic flavonoid, inhibits  carbohydrate digestion and glucose absorption in the gastrointestinal  tract., Mol. Nutr. Food Rev., 56(3), 435-445(2021)

2023年3月17日金曜日

3月中旬、筑波山頂上のヒオドシチョウ

   3月16日(木)に筑波山に登りました。

真壁町のつくし湖駐車場に車を駐め、薬王院コースで御幸ヶ原まで登り、女体山頂上と男体山頂上を経て自然研究路を周り駐車場に戻りました。

女体山頂上と男体山頂上ではヒオドシチョウと遭遇しました。日光で温められた岩に時々止まりジッとしていました。

筑波山頂上のヒオドシチョウ(3月16日)

朝10時頃、つくし湖から「ふるさとの森」を通り薬王院まで歩きました。ふるさとの森のシシオドシが時々パーンと響いていました。

つくし湖から薬王院へ(3月16日)

苔の生えた石にはネコノメソウとアオキが芽生えていました。

真壁町ふるさとの森のネコノメソウ

薬王院から鬼ヶ作林道を横切り、階段の続く登山道を御幸ヶ原まで頑張って登りました。

薬王院から御幸ヶ原へ

御幸ヶ原には1115分頃に到着しました。女体山頂上は年長さんと思われる園児で賑わっていました。孫もそうでしたが、つつじが丘からの卒園登山でしょうか。

筑波山頂上付近からの眺め

女体山頂上から御幸ヶ原に戻る登山道でヒオドシチョウを見つけました。今年最初の出会いです。

その後男体山に登りましたが、頂上では2匹のヒオドシチョウが縄張り争いをしながらも、時々岩の上に止まりました。

筑波山頂上のヒオドシチョウ3個体(3月16日)

男体山頂上から自然研究路に入りましたが、間宮林蔵の立身石付近でカタクリの花を見つけました。今回の登山・ハイキングでは開花した花はこの一輪のみでしたが、あちこちにカタクリやニリンソウの芽生えが出ていました。

筑波山自然研究路のカタクリの花(3月16日)

帰りは、鬼ヶ作林道出会いから林道を歩いて薬王院まで下りました。林道沿いには大きな杉の木がたくさんありますが、枯れ雄花がたくさん道に落ちていました。今年はスギ花粉が多かったようで、10年程収まっていた私のスギ花粉症も、ぶり返しました。

鬼ヶ作林道の杉の木と林道に落ちた枯れ雄花(3月16日)

林道ではテングチョウをあちこちで見かけました。昨年は少なかったように感じましたが、今年は多いようです。かなり寒い日もありましたが、凌ぎやすい冬だったのでしょうか。あるいはセミ等のように発生数に波があるのかな。

鬼ヶ作林道のテングチョウ(3月16日)

つくし湖のそば屋さん「つくし亭」の桜はピンク色で、花が咲き始めたようです。

真壁町つくし湖のつくし亭の桜(3月16日)

桜も山野草も昆虫も数日単位で変わっていくので、度々出かけて観察できるといいな~と思っています。

 

2023年3月12日日曜日

令和5年暖かい3月中旬の宝篋山登山

   3月12日(日)に土浦市小町の館に車を駐め、朝日峠展望台から小町山頂上を経て宝篋山に登りました。

最近暖かい日が続いているので、越冬中の蝶々などが活動し始めているのではないかと期待しながらの登山・ハイキングでした。

小町の館に朝750分頃に着きましたが、登山者用の駐車場には既に10台以上の車が止まっていました。みなさんい早いです。

おかめ岩からもみじの森に周り、水源の森を通って820分頃に朝日峠展望公園に到着しました。

小町の館から朝日峠展望公園へ

展望台東屋は登山客でにぎわっていました。

そこから、小町山頂上に向けて万葉の森を通り、ヒノキ林の中を進み、急坂を上りました。

朝日峠展望公園から小町山頂上へ

以前、この時期に小町山頂上付近でヒオドシチョウに出会いましたので、誰もいないことを幸いに、頂上付近を歩き回りましたが空振りでした。朝9時頃でしたので、早すぎたのでしょうか。

小町山頂上から宝篋山に向かいました。

小町山頂上から宝篋山への登山道の様子

宝篋山にはたくさんの登山グループが休んでおられました。頂上の椅子は満杯状態でした。

頂上から筑波山や霞ケ浦を眺めていたところ、トラックから新しい机や椅子が頂上に運び込まれ、位置決めなど始まりました。ありがたいです。

宝篋山に向かう林道と宝篋山頂上の様子

宝篋山頂上から東城寺に下山しましたが、途中の林道でテングチョウを見つけました。越冬成虫にもかかわらず、かなり素早く飛び回っていました。

テングチョウ(3月12日)

また、林道沿いにはミヤマシキミ(億両)の蕾がたくさんありました。

ミヤマシキミの蕾(3月12日)

林道から登山道に入りましたが、この登山道には大きく成長したウラジロシダがたくさんあり、目を引きます。谷を流れる小川には小さな滝もあり癒されます。

宝篋山から東城寺への登山道の様子

東城寺に向かう細い山道ではキタテハに会いました。土手にへばりつくように咲いたキイチゴの白い花の蜜を吸っていました。

キタテハ(3月12日)

今回は東城寺の山門へと下りそこから日枝神社まで歩いて見ました。約1.2km程あるようです。

東城寺の山門へ下る

日枝神社では、今年4月2日に「流鏑馬祭り」が行われるとのことなので、馬が走る境内を歩いてみました。

日枝神社とその境内

茨城県では、この日枝神社の他に笠間稲荷神社でも11月に流鏑馬が行われるとのことです。

日枝神社から小町の館の駐車場に戻りましたが、空には朝日峠展望公園から飛行したパラグライダーが舞っていました。

空に舞うパラグライダー(3月12日)

早朝からの登山でしたので、お昼には牛久に戻ることが出来ました。

2023年3月7日火曜日

岩瀬駅からの加波山登山(その2:雨引山から加波山まで)

   3月5日(日)に岩瀬駅から加波山まで往復しました。今回は雨引山から燕山(標高701m)そして加波山(標高707m)までの様子を記します。

雨引山頂上から登山道を500m程下ると、雨引観音に向かう分岐路がありました。雨引観音までは1.7㎞のようですが、今回は立ち寄らず加波山方面に進みました。分岐から加波山までは6.0kmと記されていますので、結構距離があります。

雨引観音方面への登山道との出会い

この分岐から、登山道の標識を頼りにして加波山の手前にある燕(つばくろ)山を目指しましたが、単調な山路風景の中でのアップダウンが続き、かなり消耗しました。

雨引観音出会いから燕山への登山道の様子
燕山頂上に向かう登山道の様子

燕山頂上の岩に座り、しばらく休憩した後に加波山に向かいました。

燕山(つばくろさん)頂上

頂上から少し下ると電波塔と茶色の管理用家屋があり、さらに下るともう一つの電波塔と東屋があり、そこから林道が続いていました。東屋では数人の登山グループが休憩しておられました。

燕山の電波塔周辺の様子

林道を下るとまもなく鳥居が見え、その奥に加波山神社(中宮御拝殿)がありましたのでお参りをしました。

電波塔から加波山神社へ

加波山神社中宮御拝殿

中宮御拝殿の右側に加波山頂上に向かう参道があり、参道には親宮本殿やたばこ神社、中宮御本殿などが建てられ、頂上には本宮御本殿が鎮座し、加波山が山岳信仰の対象とされていることが良く分かりました。

加波山中宮御本殿に向かう道と中宮御本殿

加波山頂上の本宮御本殿

本宮御本殿の周りには巨石がたくさんありました。

加波山頂上の巨石

頂上を通り過ぎ少し下ると本宮御拝殿がありましたが、今回は御拝殿から引き返し、燕山や雨引山を経て岩瀬駅まで引き返しました。

加波山本宮御拝殿

帰り道の燕山から雨引山に向かう登山道にはヤブツバキの花が咲いていました。スミレの花も見つけました。

燕山から雨引山に向かう登山道のヤブツバキとスミレ

雨引山を過ぎた頃には、下りの階段で膝に痛みを感じ始めましたが、無事岩瀬駅にたどり着くことができました。歩数は4万歩を超えていました。

次回は、雨引観音に立ち寄りたいと思っています。

2023年3月6日月曜日

JR水戸線岩瀬駅からの加波山登山(その1: 岩瀬駅から雨引山まで)

   3月5日(日)の朝にJR水戸線の岩瀬駅で降り、そこから加波山頂上まで往復しました。薬王院コースで筑波山に時々登りますが、その2倍程度の運動量のように感じ、かなり疲れました。でも、春の桜やツツジ、秋の紅葉が綺麗とのことなので、またチャレンジしたいと思っています。

 岩瀬駅を出るとトイレやバス停とは反対側に「御嶽山入口」の標識がありました。

 標識に従って歩いていくと線路沿いの細い道になり、最初の踏切を渡ると御嶽(おんたけ)神社・御嶽山に続く道になっていました。

岩瀬駅から御嶽山に向かう道路の様子

 御嶽山に向かう道の途中には小さなため池があり、登山口には車が数台駐車可能で、簡易トイレもありました。登山口からの道は二手に分かれていましたが、右側の道を登るとまもなく水場と休憩所がありました。

御嶽山登山口付近の様子

 登山口の看板によると、御嶽(おんたけ)山ではヤマザクラやヤマツツジが咲き、紅葉も素晴らしいとのことなので、春と秋は登山者で賑わうように思われます。

御嶽山案内板

 今回出会った登山者は少なかったのですが、木々の葉が落ち見晴らしが良かったので、周囲の状況をしっかり把握することが出来ました。

 加波山までの登山道は「関東ふれあいの道」として整備されたようで、200~300m毎に標識が立っていて心強く感じました。

御嶽神社や付近の登山道

 御嶽山頂上の手前にある御嶽神社には、昭和49年に建てられた鎮座百年記念碑があったので、1874年(明治7年)から歴史を刻み始めたようです。

御嶽神社

神社の後方にある展望東屋からの眺めはとても綺麗でした。御嶽神社付近は岩瀬市民の公園のような感じで、高齢の方が数組散歩されておられました。

御嶽神社の東屋からの展望

御嶽神社で少し休憩した後、御嶽山の頂上を経由して雨引山に向かいました。

御嶽山の頂上付近には休憩用の机が数脚あり、家族連れの登山者が休んでおられました。

御嶽山頂上付近を通り過ぎるとまもなく金網フェンス沿いの登山道が続き、その後登山道が二手に分かれていました。

往路は左側の登山道を進み、帰りは右側の道を歩きました。左側の登山道は尾根沿いの道で石切り場をまっすぐ横切って進むと、もう一方の登山道と合流していました。

今回は御嶽山や雨引山の周囲の状況も知りたかったので、石切り場からの林道を下り麓まで歩いていみました。石切り場の林道は舗装道路につながり、その舗装道路を登っていくと雨引山への登山道につながっていたようですが、今回は石切り場に戻り、登山道に復帰しました。


石切り場付近の様子

一方、右側の登山道は谷に降りて小川を横切って登り返すコースで、休憩場所もありましたが、急坂でした。

雨引山頂上に向かう登山道の途中には山地を整地している工事現場があり、そこから傾斜のきつい坂が頂上まで続いていました。

雨引山頂上への登山道の様子

 雨引山の頂上には東屋があり、数組の登山グループが休憩しておられました。帰路には登山者がおられなかったので写真を撮ることができました。

雨引山頂上の東屋

 頂上からは、加波山と筑波山が見えました。筑波山はかなり遠いようです。

雨引山頂上からの加波山と筑波山

 今回は、加波山から引き返しましたが、岩瀬駅から筑波山までの長距離を縦走するコースも人気があるようです。興味はあるのですが、今の私には体力的に無理かも知れません。今回の歩数は4万歩を超えました。

 雨引山から加波山までの経緯については、次回にします。