草原を歩くと、ちいさな蝶々が足ともを飛び回ります。どこでも良く見かけるミスジチョウや、セセリチョウやジャノメチョウのようです。葉などに止まるとそこにしばらくいるので、写真は撮りやすいほうだと思います。アオバハゴロモもいました。
さらにあるいていくとツリガネニンジンの群落がありましたが、その花にクマバチがしがみついています。細くてキャシャな草についている釣鐘のような花の蜜を、花の外から穴をあけて吸っているようです。乱暴な吸い方てす。今年、クマバチに出合ったのは2回目です。相変わらずせわしなく花から花へと飛び回っていました。
また、比較的大きな蝶々にも出会いました。ツマクロヒョウモンチョウでした。瞬間的にキアゲハかなと思いましたが、葉っぱにとまった姿はまさしくヒョウガラの蝶々でした。私は、初めての出会いでしたのでしばらくその様子を見ましたが、以前に見たベニシジミチョウが頭に浮かびました。でも大きさが違いすぎます。ツマクロヒョウモンチョウは、1980年代には近畿以南でのみ見られた蝶々だったとのことです。でも2002年には関東地方北部でも見かけられるようになり、2006年現在は関東地方北部にも定着したものと思われています。もしかして、仙台でこの蝶々の存在を示すのは、かなり多くの方々に興味を持っていただける事象かも知れません。このチョウは確かに三神峯公園にいましたので、もはや東北各地で普通に見られるチョウということになっているのかも知れません。
しばらく歩いて地面を見ると、みたことのないキノコが目にとまりました。調べてみたところ、ササクレヒトヨタケのようです。食用キノコだということですが、とても食べる気になれません。名前のとおり、一夜で溶けてしまうようなので、すこし不気味です。さらに、見学を続けると枯れかかった桜の樹木にびっしりとキノコがついていました。カワウソタケのようです。キノコと樹木には深いつながりがあります。このカワウソタケは桜の木に生えるキノコのようです。
しばらくぶりに公園にでかけましたが、四季折々に草木も昆虫も変わっていくのが良くわかります。
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