豆畑に行ってきました。先週はつる豆類の支柱の補強などを行っただけでのトンボ返りでしたが、今回は金曜日(20日)から日曜日まで滞在できました。
先週は花豆などに小さな鞘ができ始めたばかりで、花が落ちて鞘のできていない花穂も確認できたので心配でしたが、一週間経ち、結構大きな鞘に成長していました。特に白花豆の鞘はふくらみが厚くなり、大きな豆の収穫が期待できそうです。虎豆の鞘も確認できました。つる豆類は密植になってしまいましたが、病気などの発生もみられず順調のようです。
前回は受粉の手助けをするハナバチ等を確認できませんでしたが、今回はトラマルハナバチが数匹常時飛び回り、さらにクマバチやハナアブ、モンシロチョウも飛んでいました。先週から熱中症が心配される程の暑さが続き、豆畑にとって天候状況は非常に良く、受粉はうまくいっているようです。
一方、蔓性ではない大豆やくらかけ豆などもかなり丈が高くなり花も咲き始めていましたが、マメコガネが結構付いていて穴あきの食害葉があちこちにありました。目に留まったマメコガネは退治しましたが、これから食害が大きくなるかもしれません。ただ、マメコガネは豆の葉よりもムラサキツユクサやタデ類の葉を好むようなので、これらの雑草を豆畑に生やしたまますることにしました。次回の訪問はまだ決めていませんが、それまでに食害がほどほどで納まることを期待しています。
この豆畑にはスギナを始め、イヌビエやアカザ、シロザ、タデ類、ツユクサ、ブタクサ、ヨモギ、ヒルガオなどたくさんの多様な雑草が生えています。このうちスギナについては根が深く抜き取れないのでほぼ除草をあきらめ、ブタクサやヨモギ、ヒルガオなどは後で手に負えなくなるので、目についたら必ず抜き取るようにしています。またイヌビエも全部除去したいところですが、次から次に生えてくるので大きくなったもののみ取り除くことにしています。ツユクサやタデ類、アカザ、シロザについては、豆類の背丈を超える状況になったら引っこ抜く作戦です。
アカザやシロザにはどれも激しい食害が見られるので、むしろ作物から虫を遠ざけるために使えるのではないかと思い始めています。今回、シロザの葉にゴミのようなものが付いているので、写真を撮り良く見たところカメノコハムシであることが分かりました。
アカザやシロザは救荒作物として知られていますが、ホウレンソウ(ヒユ科、アカザ亜科)と同様にシュウ酸が多いものの食用にもなることから、虫にも好かれるのだろうか。雑草で昆虫の食害を防ぐことができれば一石二鳥です。でも、虫を呼び込むとの見方もあるので慎重に観察します。
20日から22日まで、毎日30℃を超える暑さでしたが、仙台への帰り路、岩手山には雲がかかっていました。
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