9月24日に牛久沼付近をいつものとおり散歩しました。18日に出かけた際、散歩道のあちこちに葛の花が綺麗に咲いていました。葛やフジはウラギンシジミの幼虫の食草だということなので、これまで写真を撮ることのできなかったウラギンシジミに会うことができるのではないかと思いました。
偶然でしたが、牛久沼に設置された板敷の遊歩道にそれらしい蝶が止まっているのを見つけました。最初は素早く飛び去るのでなかなか写真を撮ることができませんでしたが、しばらくして草に移動し、時々翅を広げました。
ウラギンシジミ(メス):9月24日撮影 |
ウラギンシジミ |
ウラギンシジミ幼虫の食草の葛とそのそばに咲いていたキクイモの花 |
ウラギンシジミは、銀色の裏面をキラキラと光らせながら飛ぶので、公園などで時々見かけていたのですが写真を撮ることはできませんでした。牛久沼周辺では初めての遭遇でしたが、運よく撮影に成功しました。
ウラギンシジミは南方系の蝶で、冬は成虫で越冬することから日本での北限が話題になっています。これまで山形県が北限と言われていたようですが、温暖化のためか最近は秋田県でも見つかるとのことで、その確認が行われているようです。
その後、18日にムラサキシジミに遭遇した場所を通ったところ、3匹の個体に会いました。2匹については写真を撮ることができました。ウラギンシジミは南方系の蝶で、冬は成虫で越冬することから日本での北限が話題になっています。これまで山形県が北限と言われていたようですが、温暖化のためか最近は秋田県でも見つかるとのことで、その確認が行われているようです。
ムラサキシジミ2個体:9月24日撮影 |
さらに散歩を続け、ツマグロヒョウモンやダイミョウセセリの写真を撮りました。今回撮影したダイミョウセセリには翅の淵にあるはずの白斑がありませんでした。ダイミョウセセリは、大きく関西型(後翅に前翅の白斑とつながる1本の白斑がある)や関東型(後翅に白斑なし)に分類されるようですが、今回出会ったダイミョウセセリは明らかに関東型と思われますが、翅の淵には白斑がなかったので成熟度や個体差などが関与しているのでしょうか。
ヒメアカタテハ(左)とツマグロヒョウモン(右) |
ダイミョウセセリ(牛久沼) ダイミョウセセリ(つくば市洞峰公園)
9月24日撮影 6月1日撮影
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三日月橋を渡ると右側に田んぼがあり、その崖にニラの花がたくさん咲いていました。そのニラの花には様々なハナバチ類がたくさん訪れていて、怖いぐらいでしたがモンキチョウやモンシロチョウも集まっていました。その中に、明らかにモンキチョウのような黒い紋様を持つモンシロチョウがいました。
モンキチョウの白いメス(左) |
後で、調べたところモンキチョウの雌の中に白い翅を持つタイプがいるとのことでした。知らなかったです。知らないことが多いです。