3月22日ワールド・ベースボール・クラッシク(WBC)大会の決勝戦で日本チームが米国チームを3:2で破り優勝しました。
郷里岩手花巻市出身の大谷選手がこの大会に二刀流(投打)で出るとのことでしたので、準決勝のメキシコ戦からテレビで観戦しました。
メキシコ戦での9回裏、不振を払拭する村上選手のサヨナラ打による勝利はドラマチックで感動しましたが、翌日の決勝戦で大谷選手が9回表米国チームの攻撃を抑えた瞬間は、それ以上で思わず声が出ました。
8回にダルビッシュがホームランを打たれたこともあり、メキシコ戦の逆バージョンで9回表に大量点をとられたら大変との不安が少しあり、ドキドキしました。
大谷選手が尊敬するトラウト選手とツーアウト後に対決するシチュエーションは、漫画や映画の筋書きそのもので、現実には起こり得ない程の奇跡的な瞬間だったのではないかと思いました。
インタビューで「どこの惑星からきたの?」との質問に、大谷選手は「日本の田舎というか、本当にチームも少ないようなところでやってた。日本の人たちからしても、頑張ればこういうところでできるんだっていうのは、本当によかったんじゃないかなと思います」と答えたとのことで、自分を見失うことなく、現実をしっかり見てふるまうことができていると感じました。
大谷選手は、大リーグの打席ではバッターボックスに向かう際にゴミを拾って処理することが度々あるようですが、たぶんゴミを拾うことで、普段の自分のまま平常心で打席に立てるのかなと感じました。
ありのままでいることは簡単なはずですが難しいです。
「公園の落ち葉が舞って、飛び方を教えてくれている」という歌をNHKの朝ドラ(舞い上がれ!)で欠かさず聞いています。
新型コロナパンデミックの中で、散歩、ハイキング、登山に良く出かけ、落ち葉が舞う瞬間がかなりあったはずですが、くやしくも、飛び方を教えてくれていると感じたことはありませんでした。
周りの様々な事象・できごとから謙虚に教わる習慣が意識することなく身についていれば、大谷選手のようになれるのかなと思ったりします。
後期高齢者に近づいてきた今でも「ありのまま」で過ごせたかな~と反省する毎日が続いています。まだまだです。
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