6月18日(日)に筑波山に出かけました。
北条大池のすぐ側にある「平沢官衙遺跡」の駐車場に朝8時少し前に車を駐め、遺跡を見学した後、筑波山頂上まで往復しました。
平沢官衙遺跡 |
平沢官衙遺跡の裏側の田の畔にはハルジオンの花がたくさん咲いていて、その花にベニシジミが止まっていました。
畦道のハルジオンの花とベニシジミ |
北条大池から筑波山まで続く道は「つくば道」と呼ばれ、徳川家光が筑波山参詣のために開設したとのことです。昭和61年8月10日付で建設省の「日本の道百選」にも選ばれているようです。
北条大池から筑波山までの「つくば道」 |
神郡(かんごうり)に続く田井地区には昔のままの古い町並みがあり、歴史を感じました。
田井地区の街並みと筑波山 |
中でも普門寺は鎌倉時代に建立された寺とのことです。また、自然薯倶楽部が運営する「TAI Museum」もユニークな芸術活動を行っているようなので興味を持ちました。
普門寺の入り口と田井ミュージアム |
田井地区の中心部を通り過ぎると、まもなく大きな鳥居が現れ、「六丁目の鳥居」と呼ばれているようです。鳥居の前には市営の駐車場が設置されていました。日曜日なので朝早くから満車のようでした。
六丁目の鳥居と市営駐車場 |
鳥居を過ぎると急坂になり、5分ほど歩いたところに正岡子規の詩碑
赤蜻蛉 筑波に雲も なかりけり
がありました。子規が明治27年の秋に住まいとした東京都根岸周辺の郊外散歩の際に筑波山を望み詠んだとのことです。
正岡子規の歌碑 |
筑波山神社への石段を上り鳥居をくぐると日本の道百選の碑がありました。今まで見過ごしていました。
筑波山神社の入り口と日本の道100選の碑(部分) |
いつもは、「御幸ヶ原コース」で筑波山に登るのですが、今回は「迎場コース」でつつじヶ丘まで行き、そこから「おたつ石コース」で女体山に登りました。
筑波山の登山道「迎場コース」の様子 |
迎場コースでは数人の登山者とすれ違った程度で、登山道ではクロヒカゲモドキが飛んでいました。
クロヒカゲモドキ |
つつじが丘から女体山頂上を目指すおたつ石コースにはたくさんの登山者がおられ、岩場は数珠繋ぎ状態でした。
もみじケ丘からの「おたつ石コース」 |
弁慶の七戻りなどの奇岩や屏風岩を見学しながら女体山の頂上にたどり着きましたが、頂上は多くの観光客で賑わっていました。
屏風岩と女体山頂上 |
その後、男体山頂上に登り自然研究路を周り、御幸ヶ原から神社方面に向けて下山し、平沢官衙遺跡まで戻りました。
御幸ヶ原でソフトクリームを食べたかったのですが、行列ができていたので断念しました。
田井地区の団子屋さんも、14時少し前でしたが売り切れのようでした。