2023年9月16日土曜日

九月の牛久沼散歩

   9月14日(木)の午後に牛久城跡を通り牛久沼まで散歩しました。

牛久城跡公園(9月14日)

牛久沼の湖面がキラキラ光っていました。

牛久沼(9月14日)

沼岸にはアメリカミズキンバイの花がたくさん咲いていました。

アメリカミズキンバイ

暦の上ではもう秋ですが、まだまだ暑いので沼の周りに人影はありませんでした。

週に一度ぐらの頻度で牛久沼まで散歩していますが、9月2日の散歩の際には沼のほとりでヒメアカタテハやキタキチョウが飛んでいたので、これから蝶々など様々な昆虫に出会えるのかな~と期待していましたが、今回はほとんど見つけられませんでした。

ヒメアカタテハ    キタキチョウ

牛久沼に行くたびにハゴロモ類も探すのですが、見つかるのはアオバハゴロモだけで、今年はベッコウハゴロモやアミガサハゴロモ、スケバハゴロモなどには会っていません。

アオバハゴロモ

夏から秋にかけて、牛久沼周辺ではヤブガラシやカナムグラの他にクズ、カラスウリ、ヘクソカズラなど蔓性の野草が繁茂しているのを良く見かけます。

岩手の「手抜き菜園」では、ヤエムグラやヒルガオなどが草の表面を覆っているのでその蔓が草刈り機に巻き付き、いつも苦労しています。

迷惑な蔓性野草ですが、今回の散歩で目についたカラスウリの果実やクズの花、ヘクソカズラの花などは足を止めて眺めてしまいます。

カラスウリの果実

 クズの花    ヘクソカズラ

この他イネ科の野草はいつでも準備万端で、春から秋まで絶えることなく生えて来るように感じます。

牛久沼周辺でもイネ科のメヒシバ属のメヒシバやスズメガヤ属のカゼクサが目に止まります。メヒシバと相対するような名称のオヒシバ属のオヒシバもところどころに生えていました。

岩手の「手抜き菜園」ではイネ科野草の根絶を目指し、その根まで刈り取ろうとしたこともありましたが、田畑の土手などはイネ科の芝類がその崩壊を防ぐことが分かり、今は髪の毛をバリカンで刈る様な草刈りも行っています。

メヒシバ    オヒシバ   カゼクサ

「名もない草」は新種で、目に止まるほとんどの野草は固有名詞を持っている訳ですが、散歩しながら目の前に生えているたくさんの野草を見て、名前が直に出て来るものは僅かで、名前を思い出せなくなったものが多くなってきました。

NHKの朝ドラを良く見ていますが、94歳まで植物採集に専念できた牧野富太郎博士はすごいと思います。


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