空深まる中、恩師の「お別れご焼香」のため仙台市に行ってきました。
突然の訃報で、フッと脱力感に襲われました。人間力に溢れ、格調高く圧倒的な存在感があり、会うたびに余韻が残り、時々夢に現れる人でした。
後期高齢者目前になり、これまでにたくさんの上司や先輩諸氏が他界されましたが、感謝の気持ちを伝えられていない自分の不甲斐なさをいつも感じてしまいます。
お別れ会の後、10年間程暮らした仙台市内を当てもなく歩きました。
光のページェント等で有名な定禅寺通りのけやき並木を歩き、突き当りの仙台市民会館に着くと、その名称が「トークネットホール仙台」に変わっていました。市民会館で開催したイベントの一面、一面が脈絡もなく心に浮かんできました。
その脇にある西公園では木々の葉が黄色や赤色に染まり、子供達の声が聞こえてきました。
仙台市西公園(11月16日) |
仙台市西公園(11月16日) |
ふと、以前西公園で出会った「野良猫」が頭をよぎりました。鼻が黒色で少し不自然な印象を受けた猫でした。捨てられたのだろうかと思った猫です。ブログを読み返してみると2017年11月28日に遭遇したようです。6年前の事でした。
大部前のことなので、もう会うことは無いのかも知れないと思いながらその場所に行くと、いました。同じ顔でした。
仙台西公園で6年ぶりに出会った猫(11月16日) |
近づきましたが逃げることもなく写真に納まりました。たぶんこの「はなぐろさん」は私のことは覚えていないのでしょうけれど、みょうに親近感を覚え、次の仙台訪問の際にも互いに元気であれば会って見たいと思いました。
西公園から恩師の母校の仙台二高脇を通り、県立美術館に行きましたが休館でした。補修工事が令和7年まで続くようです。
宮城県立美術館(11月16日) |
美術館から仙台市博物館まで歩きました。
大手門の石垣は改修中の様子でした。
仙台城大手門(11月16日) |
フィギャースケートの発祥地と言われる五色沼の脇を通り、博物館に行きましたが、ここも令和6年まで改修中とのことで中に入れませんでした。
フィギャースケート発祥の地、五色沼 |
改修中の仙台市博物館(11月16日) |
でも、直ぐそばの広瀬川沿いに広い公園が出来ていて、その入り口に「仙台緑彩館」がありました。「青葉山公園仙臺緑彩館」は2023年4月26日に開館されたようです。
仙台緑彩館(11月16日) |
会館内のラウンジには、仙台七夕や山車が飾られていて、仙台市で開催される様々なイベントのビデオ映像が大きな画面で紹介されていました。羽生結弦さんの「ただいま仙台」も放映されていて、ソファーに座りしばらく見ることが出来ました。
緑彩館ラウンジの山車と七夕 |
緑彩館でしばらく休憩し、青葉通りを歩き仙台駅に戻りました。仙台を離れて4年半になりましたが、仙台に住んでいた当時の思い出を、走馬灯のように、ひととおり思い出し感じることが出来ました。
現実に戻る自分を感じながら牛久駅に降りました。
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