3月2日(日)、JR常磐線高浜駅に降り、霞ヶ浦左岸のリンリンロードを歩きました。
2月10(土)には、高浜駅から西浦中岸の東側を歩きましたので、今回は左岸を歩いて見ました。
以前、土浦駅からも霞ヶ浦湖岸の東西のリンリンロードを歩いていますので、今回で4回目の霞ヶ浦湖岸リンリンロードハイキングになります。
西浦湖岸リンリンロードのハイキングコース |
高浜駅から恋瀬川の愛郷橋の脇を通り、リンリンロードを30分程歩くと西浦左岸「33㎞」の標識がありました。
愛郷橋から西浦左岸33㎞付近まで |
リンリンロードの陸地側には比較的広い芝生の緩衝地帯があり、釣り人の車がたくさん駐車していて、釣りの名所のようです。
恋瀬川の河口付近の湖岸にはマガモがたくさんいました。
西浦左岸、恋瀬川河口付近のマガモの群れ(3月2日) |
快晴の日曜日でしたので、サイクリングの方々も通り過ぎていきましたが、かなり風が強く帽子を飛ばされそうになりました。
左岸「32.5㎞」の標識がある「下高崎船留」から少し歩くとリンリンロードが右側にカーブしていました。
西浦左岸32.5㎞付近の様子 |
途中で、オオバンの群れが蓮(ハス)田からリンリンロードを横切り、ゾロゾロと湖面へと移動していました。
リンリンロードを横切り湖に戻るオオバン |
左岸「32㎞」の標識のある付近には、石岡方面に霞ヶ浦の水を供給する「石岡台地第一揚水機場」がありました。
西浦中岸の東側を歩いた時に何だろうなと思った大きな建物でしたが、調べて見ると霞ヶ浦の水を近隣の田畑に供給するためのポンプ施設のようです。
石岡台地第一揚水機場 |
霞ヶ浦は水資源として重要で、国土交通省関東地方整備局1)によると毎秒119.07立方メートルの水が産業用として汲み上げられているとのことです。
霞ヶ浦の水利用の現状(国土交通省関東整備局)サイトより |
中でも、西浦中岸15㎞付近にある「霞ヶ浦揚水機場」では8台の大型ポンプが稼働していて、筑波山系を貫き桜川市真壁町の人造湖である「つくし湖」に水を汲み上げているようです。
西浦中岸15㎞付近の「霞ヶ浦揚水機場」 |
「つくし湖」駐車場から「薬王院コース」で筑波山頂上に度々登っていましたが、湖の歴史を今回初めて知りました。壮大な利水計画の下に造成された人造湖のようです。驚き感銘を受けました。
左岸「29㎞」付近からは、筑波山が湖面越しに綺麗に見えました。
西浦左岸29㎞付近からの筑波山(3月2日) |
そこから少し歩くと「大井戸湖岸公園」がありました。リンリンロード沿いに桜の木が植えられていました。
西浦左岸の大井戸湖畔公園 |
前方の左岸「28㎞」標識の向こうには大きな橋があり、橋の入り口に「園部河口大橋」と刻んでありました。13時30分頃に到着しました。
西浦左岸の園部河口大橋付近 |
予定通り、そこから元来た道を引き返し15時少し前に高浜駅に戻ることが出来ました。
霞ヶ浦の右岸、中岸、左岸のリンリンロードを土浦駅と高浜駅から合計4回歩きました。各回とも霞ヶ浦の風景を楽しみながら気楽に歩いていましたが、今回のハイキングで、霞ヶ浦は近隣の重要な水資源として利用されていることを認識しました。
綺麗な風景の中に、人知れず、産業や生活を担う役割を淡々と果たしてる霞ヶ浦のことをさらに良く知りたいと思うようになりました。
筑波山系の山々への登山とともに、霞ヶ浦周辺のハイキングをこれからも続けたいと思っています。
参考)
1)霞ヶ浦の水利用の現状(国土交通省 関東地方整備局)mlit.go.jp
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