2025年1月25日土曜日

令和七年一月、筑波山への初登山

 1月24日(金)の朝は快晴だったので筑波山に登りました。11月4日にも登りましたが、久しぶりの登山になってしまいました。

 桜川市真壁町のつくし湖駐車場に9時30分頃に到着しました。そこから薬王院コースで鬼ヶ作林道出会いまで登りました。

つくし湖から薬王院を通り鬼ヶ作林道出会いへ
   薬王院からの登山道にはたくさんのシダ植物が生えています。良く見かけるベニシダとは異なり、葉に切れ込みが目立つ大ぶりのシダが群生しています。調べたところリョウメンシダに似ているようです。ミュージアムパーク茨城県自然博物館の小幡らは筑波山の南北両サイドのコースでシダ直物の調査を行い、54種類の標高別分布数を報告1)しています。シダ植物の同定はかなり難しいようです。

薬王院からの登山コースのリョウメンシダ
   鬼ヶ作林道出会いから鬼ヶ作林道を歩いて筑波高原キャンプ場に10時半頃に到着しました。
   早朝の木漏れ日の中を歩くと、確かに「きれいにすきとおった風」を食べているような感覚になります。

鬼ヶ作林道を通り筑波高原キャンプ場へ
   舗装された林道の石壁の隙間に見慣れない植物が生えていました。調べたところ「ヒロハヤブソテツ」のようです。これも常緑性シダ植物とのことです。

鬼ヶ作林道のヒロハヤブソテツ
   筑波高原キャンプ場から三本松コースで女体山頂上に登りました。5人の登山者とすれ違いました。頂上では数名の方が景色を眺めておられました。

筑波高原キャンプ場から女体山頂上へ
   天気は良かったのですが、モヤが多くて遠くが霞んでいます。

女体山頂上からの風景(1月24日)
   11時半頃でしたので、御幸ヶ原のバーナーエリアでは昼食を準備しているようです。

筑波山御幸ヶ原(1月24日)
   私も椅子に腰かけオニギリを食べ、男体山頂上に向かいました。頂上の少し手前で小さな蛾が足元に飛んできました。後で調べたところ「ホシオビキリガ」によく似ています。冬に現れるようです。

筑波山のホシオビキリガ(1月24日)
   男体山頂上から自然研究路迂回路を通り自然研究路を薬王院コース分岐まで歩きました。

男体山頂上から自然研究路を通り薬王院コースへ
   薬王院コース分岐路から薬王院コースの階段をどんどん下り無事薬王院に到着しました。つくし湖には13時過ぎに着きましたが、久しぶりの筑波山登山でかなり疲れました。

薬王院コースで下山しつくし湖へ
   シダ植物に興味を持ちましたので、後日またたくさんの写真を撮りたいと思っています。

参考)

1)小幡 和男ら:筑波山におけるシダ植物の垂直分布、茨城県自然博物館研究報告、23, 29-39 (2020)


2025年1月23日木曜日

土浦市小町の館から朝日峠展望公園、小町山、鬼越山への登山ハイキング

  1月23日(木)は晴天だったので、土浦市の小町の館に車を置き、朝日峠展望公園頂上まで登り、そこから小町山頂上を通り鬼越山まで行ってきました。

土浦市小町の館(1月23日)

小町の館に朝10時20分頃に到着しましたが、平日にも関わらずたくさんの車が停まっていました。

朝日峠展望公園登山口から「おかめ岩」を見学して「もみじ谷」から道祖伸前を通り「水源の森」を経て朝日峠展望公園に登りました。

小町の館から「もみじ谷」、「水源の森」へ

頂上には既に数組の登山グループがおられました。

朝日峠展望公園頂上付近の様子(1月23日)

青空の中、筑波山が綺麗に見えました。

朝日峠展望台頂上付近からの筑波山(1月23日)

展望公園頂上から展望公園駐車場に降り、そこから小町山方面へと歩きました。

朝日峠展望台公園頂上から小町山へ(1月23日)

万葉の森を通りベニシダに覆われたヒノキ林の登山道を歩き、ハート石分岐点に着きました。分岐点から上り坂になりますが、登山道の両側にフユイチゴがたくさん生え、赤い実を着け始めていました。

ヒノキ林を通り「よろこぶ坂」を登り小町山頂上へ

急斜面になる「よろこぶ坂」の手前に「木を食う木」の看板がありました。ヒノキの幹が細い木の枝を加えたようにへこんでいます。

木の枝をくわえたヒノキの幹(1月23日)

よろこぶ坂の途中で少し休憩し「もぐもぐ処」に着きました。霞ヶ浦が光っています。牛久大仏も見えました。小町山頂上にも数組の登山グループが休んでおられました。

もぐもぐ処と小町山頂上(1月23日)

小町山の頂上は標高361mのようです。少し雲が出始めました。

小町山頂上(1月23日)

小町山頂上から鬼越山まで歩きました。鬼越山頂上に向かうカップルと出会いましたが、私は頂上には行かずにそこから下山しました。「まつの木広場」を通り、巨大な「三ツ石」を眺めながら、鬼越山登山道を下りました。

小町山頂上から鬼越山の下山道へ(1月23日)

鬼越山の登山道から小町山の天の川沢コースに下り、小町の館にもどりましたが、今回はこれまでにない程多くの登山グループとすれ違いました。

鬼越山登山道を通り小町の館へ(1月23日)

春が待ち遠しいように思っていましたが、冬季のほうが木々の葉が落ち遠くの景色が良く見えるようです。12時10分頃に駐車場に着き、農産物販売所でキュウリとブロッコリー、カリフラワーを買いました。正味約2時間の登山・ハイキングでしたが、いつも楽しく歩くことが出来るのでありがたいです。



2025年1月22日水曜日

1月の霞ヶ浦西浦右岸リンリンロードの散歩

  1月21日(火)は朝9時頃まで小雨模様でしたが、牛久駅9時24分発の下り電車に乗り土浦駅で降り、霞ヶ浦の西浦右岸リンリンロードを歩き霞ヶ浦総合公園付近まで散歩しました。

霞ヶ浦総合公園のオランダ型風車(1月21日)

曇天の中、桜川の水郷橋を渡り川沿いの桜並木を歩き河口付近まで来ると西浦右岸48.5kmの標識がありました。たくさんの水鳥が河口付近にいました。ムクドリも飛び回っています。

桜川の水郷橋から桜並木通りへ(1月21日)

 冬期はやはり渡り鳥が多いようです。

霞ヶ浦の水鳥(1月21日)

 マガモが波止め石の上にたくさん止まっていました。

マガモの群れ(1月21日)

 水面から突き出た柵の上は、カワウが陣取っています。

霞ヶ浦のカワウ(1月21日)

 オナガカモやヒドリガモも見つけました。

霞ヶ浦のオナガカモとヒドリガモ(1月21日)

 公園のオランダ型水車の周囲では11月23日から1月13日までイルミネーションが行われていたようですが、その片付け作業が行われていました。水車には展望台があり、周りを360度見渡すことができます。

霞ヶ浦総合公園の水車と水郷池(1月21日)

レストハウス「水郷」の前に水郷池があり、ユリカモメや鳩がたくさんいました。

そこへ、一羽のカワセミが飛んできました。

霞ヶ浦総合公園のカワセミ(1月21日)

小魚を狙っているのでしょうか。長いクチバシが印象的です。

魚を狙うカワセミ(1月21日)

 水郷公園から花室川方向に進みました。水郷北斎公園まで48kmとの道路標示がありました。西浦右岸46km付近です。花室川にはたくさんのカルガモがいました。

霞ヶ浦総合公園から花室川まで(1月21日)

 今回は、14時頃には牛久に戻る予定でしたので、霞ヶ浦高校を過ぎた当たりにある花室川の橋まで歩き、11時半頃に元来た道を引き返しました。

 桜川の桜並木を歩く頃には天気が回復して青空が見え始め、土浦市街地の向こうに筑波山が見えました。

西浦湖岸からの筑波山(1月21日)

 昨年1月18日には、自転車で大山湖畔公園までサイクリングしました。今回は予科練平和祈念館まで歩くつもりでしたが断念しました。往復11km程の散歩でした。



2025年1月16日木曜日

牛久沼周辺の散歩で見つけた越冬中のウラギンシジミ成虫など

   1月15日(木)に牛久市の薬師寺脇を通り「牛久沼河童の小径コース」から「三日月橋桜散策コース」を散歩しました。

三日月橋桜散策コースの日陰の林沿いで、ウラギンシジミの越冬成虫を見つけました。

カシの木の葉陰で越冬する二匹のウラギンシジミ(1月15日)

今年は、ウラギンシジミに会う機会が比較的多いように感じていましたが、一年で一番寒い時期に越冬している成虫に出会うことができました。3匹見つけましたが、一匹の羽はボロボロになっていました。葉っぱと勘違いして少し触りましたが、動くこともなくしっかりと葉裏につかまっていました。

越冬中の2匹のウラギンシジミ

ヤブニッケイの葉陰で越冬するウラギンシジミ(1月15日)

9時半頃に自宅から出発しましたが、かなり寒かったので牛久城跡入り口の広場のヒメオドリコソウには白い霜がついていました。隣に生えているハコベにはついていません。ヒメオドリコソウの葉には細い繊毛が生えているからでしょうか。白い葉に触ると冷たく、直ぐに霜が溶けました。

白い霜に覆われたヒメオドリコソウの葉(1月15日)

牛久城跡から牛久沼まで、寒さの中で元気に芽を出している植物の写真を撮りながら歩きました。

牛久城跡から牛久沼まで(1月15日)

あちこちで見かけるタンポポやシオン類、オオバコ、耐寒性の強いハコベの他に、ヒメオドリコソウやハハコグサ、オニノゲシそして外来種のマメカミレツなどが目につきました。

ハハコグサ      ヒメオドリコソウ
オニノゲシ        マメカミレツ

アヤメ苑では蓮の葉が枯れて取り除かれたので、沼の縁にある河童の像が際立って見えます。

牛久沼アヤメ苑の河童の像(1月15日)

沼の小魚を目当てに飛んできたのでしょうか、木の上にカワセミが止まっていました。

牛久沼アヤメ苑の木に止まるカワセミ(1月15日)

アヤメ苑から「三日月橋桜散策コース」に向かいました。良く晴れていたので筑波山が見えました。

三日月橋桜散策コース(1月15日)

桜並木を通りすぎ、林沿いの日陰の道で越冬中のウラギンシジミ成虫を見つけました。日光が当たらず温度変化の少ない場所で越冬するようです。

牛久沼に戻る途中、稲荷川の橋の欄干にユリカモメが並んで止まっていました。稲荷川の橋では初めて見ました。近くを通っても飛び立ちません。

稲荷川の橋に止まっているユリカモメ(1月15日)

稲荷川沿いを歩き牛久沼まで戻り、河童の碑や雲魚亭には立ち寄らず、そのまま自宅まで戻りました。17,857歩のハイキングでした。

 2時に公民館を出発する小学校の下校サポートに間に合いました。


2025年1月9日木曜日

令和七年初の小町山、朝日峠展望公園ハイキング

  1月9日(木)は晴天でしたので、土浦市の小町山(316m)と朝日峠展望公園に登りました。

朝9時45分頃に小町の館駐車場に着きました。増設中の新しい駐車場が完成していたので、そこに車を停め小町山への登山口まで歩きました。

土浦市小町の館から小町山登山口へ(1月9日)

新しい駐車場はかなり広く、これまでの2~3倍の駐車が可能のようです。

天の川沢コースを歩きましたが、沢沿いの道から巨石群を過ぎ順調に展望岩に到着しました。

小町山天の川沢コースで展望岩まで

日本海側は豪雪との予報でしたが、こちらは雲ひとつない快晴だったので景色が綺麗でした。郷里が岩手なので雪の被害がいつも気になります。

小町山展望岩からの眺望(1月9日)

頂上には10時25分頃に着きました。3グループの登山者が休んでおられました。

小町山頂上からの筑波山(1月9日)

頂上のパラグライダー飛行場から朝日峠展望公園方面がクッキリと見えます。

小町山頂上からの朝日峠展望公園方向の眺望

小町山頂上からよろこぶ坂を下り、ハート石分岐からヒノキ林を通り、夜景を求めて若者が集う朝日峠展望公園駐車場に着きました。そこでドリンクを購入し展望公園頂上まで歩きました。朝日峠展望公園頂上にも数組の登山グループがおられました。

小町山頂上からよろこぶ坂を下り朝日峠展望台頂上へ

展望公園の頂上から霞ヶ浦が良く見えます。牛久大仏も確認できました。

朝日峠展望公園頂上からの眺望(1月9日)

頂上の東屋付近で少し休憩し、こもれびの森方面に下ると茶色の実がたくさん付いた松の木が勢いよく青空に向かって伸びていました。

朝日峠展望公園の青空に映える松の木(1月9日

こもれびの森から水源の森、道祖伸前、そしてもみじ谷を通って「おかめ岩」まで歩きました。おかめ岩はいつものとおり静かに眼を閉じています。

水源の森を通り「おかめ岩」まで

11時半ころに小町の館駐車場に戻ることが出来ました。小町の館の農産物販売所で地元のネギやニンジン、キャベツなどを購入し、「こまち庵」で美味しい蕎麦をいただきました。

小町の館へ下山(1月9日)

約一万歩、141階のハイキングでした。昨日75歳になった後期高齢者ですが、少し汗をかき、さわやかな誕生祝いになりました。令和7年初ハイキングでした。