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2026年8月21日金曜日

令和八年8月中旬の筑波山登山と山野草のホトトギスやギンミズヒキ

 8月19日(水)に筑波山へ登り、男体山の自然研究路でヤマジノホトトギスとタマガワホトトギスの花の写真を撮ることが出来ました。

筑波山自然研究路のホトトギス類(8月19日)
ヤマジノホトトギス   タマガワホトトギス

桜川市真壁町のつくし湖駐車場に8時45分頃に到着し、つくし湖から「ふるさとの森」を通り薬王院まで登り、薬王院から鬼ヶ作林道との出会いに着き休憩しました。9時30分頃でした。かなり暑かったです。

つくし湖から薬王院を経て鬼ヶ作林道出会いへ

薬王院からの登山道の両脇にはリョウメンシダやベニシダがたくさん生えていますが、そのベニシダにクロベッコウハナアブが止まっていました。

ベニシダの葉に止まるクロベッコウハナアブ

鬼ヶ作林道を歩いて旧ユースホステル跡地に向かいました。

鬼ヶ作林道を歩いて旧ユースホステル跡地へ

ユースホステル跡地から深峰歩道コースを登り10時40分頃に頂上の御幸ヶ原に着きました。暑かったので、かき氷を食べている方が数人おられました。

深峰歩道コースで御幸ヶ原へ(8月19日)

少し休憩して男体山の自然研究路に向かいました。山野草の花を探しながら歩いている方々とすれ違いました。

深峰歩道の御幸ヶ原への出口付近ではノカンゾウの花が咲き、男体山への登山口にはタマアジサイの花が咲いていました。自然研究路では、イワタバコの花は終わっていましたが、ヤマジのホトトギスやタマガワホトトギス、ソバナなどの花を観察することが出来ました。

筑波山頂上の山野草(8月19日)
ノカンゾウ     タマアジサイ
イワタバコ       ソバナ

地衣類やシダ類の写真も撮りながらゆっくりと自然研究路を歩き、薬王院コースで、鬼ヶ作林道への出会いへと下山し、鬼ヶ作林道と酒寄林道を歩いて薬王院に戻りました。

薬王院コースで鬼ヶ作林道出会いまで下山

鬼ヶ作林道ではコジャノメに出会いました。

筑波山鬼ヶ作林道のコジャノメ(8月19日)

ウラギンシジミが林道を飛び回っていたので、汗を拭いたハンカチを道路に置くと、飛んできて汗を吸い始めました。汗の臭いに引き寄せられたようです。

汗を拭いたハンカチに止まるウラギンシジミ

道端のボタンヅルの花が綺麗でした。センニンソウもそろそろ咲き始めるようです。

筑波山酒寄林道のボタンヅルとセンニンソウ(8月19日)

 最近、動物実験で老化細胞除去作用(senolytics)を示す可能性が示されたバラ科キンミズヒキ1)が注目されていますが、タデ科ミズヒキ(金線草:きんせんそう)とともに筑波山林道沿いにたくさんありました。

筑波山林道のキンミズヒキとミズヒキ(8月19日


薬効が期待されるキンミズヒキのフロログルシノール三量体
アグリモール類

暑い日でしたが、久し振りに山の中を歩き回ることが出来ました。

参考)

1)Watanabe T et al.: Senotherapeutic effect of Agrimonia Pilosa Ledeb. in targeting senescent cell in naturally aged mice., Food Bioscience, 59, 103903 (2024)

2025年8月19日火曜日

令和七年のお盆帰省中に登った姫神山の山野草

   8月14日(木)は晴天でしたので、姫神山に登りました。

 八合目付近でソバナの二重花?を見つけました。

ソバナの二重花?(8月14日)

盛岡市の姫神山一本杉園地の駐車場に車を置き、9時15分頃から一本杉コースを歩き始めました。お盆休みなので、駐車場にはたくさんの車がありました。

登山道の側にある杉の大木(一本杉)を触った後、「ざんげ坂」をひたすら登り、9時40分頃に五合目に到着し休憩しました。

一本杉コースで姫神山登山(8月14日)

五合目までの急坂にソバナの花が咲いていました。

姫神山のソバナの花(8月14日)

ミヤマクワガタの雌もいました。足音に気付き威嚇しています。

姫神山登山道のミヤマクワガタの雌

五合目から八合目へと進み、そこから岩だらけの登山道を登り10時半頃に頂上へ到着しました。頂上には10人程の登山者がおられました。朝は天気が良かったので、岩手山が綺麗に見えるだろうと予想していましたが、残念ながら雲がかかっていました。

姫神山八合目から頂上へ(8月14日)

遠くの山並も雲に隠れてしまいました。

姫神山頂上からの眺望(8月14日)

五合目から頂上までの登山道にはヤマジノホトトギスの花がたくさん咲いていて目を引きます。

姫神山のヤマジノホトトギス(8月14日)

冒頭で取り上げた通り、八号目付近でソバナの花をよく見ると長い柱頭の先端に花が咲き、二重花のようになっています。不思議です。よくあるのでしょうか。

大きな葉にチョコンと乗っかったような小さな袋状花を見つけましたが、ネット検索ではヒットせず名前は分かりません。

姫神山で出会った大きな葉の小さな花

頂上にはヤマハハコの花がたくさん咲いています。

姫神山頂上のヤマハハコ(8月14日)

セリ科のイブキボウフウに良く似た野草の花にミヤママルハナバチが止まっていました。

姫神山頂上のセリ科の花に止まるミヤママルハナバチ

かわいいヒラタアブもいました。花から花へと飛び回っています。

姫神山頂上のセリ科の花に止まるヒラタアブの仲間

しばらく頂上で休憩し、同じコースで下山しました。下山中に20人程の登山者とすれ違いました。若者グループや家族連れなど様々です。

姫神山一本杉園地(8月14日)

賑やかな登山でした。様々な草花が咲いていて心が和みました。


2022年8月28日日曜日

八月下旬の筑波山登山

   8月15日に岩手から車で牛久市に戻り、23日に筑波山に登りました。

曇りの天気でしたが、筑波山頂上付近は霧に包まれていました。つくし湖駐車場に車を止め薬王院を経て鬼ヶ作林道を通り筑波高原キャンプ場まで歩き、キャンプ場コースで女体山頂上に登りました。その後、男体山の自然研究路を周り薬王院コースで下山しました。

つくし湖 → 薬王院 → 鬼ヶ作林道出会い → キャンプ場

頂上付近は霧でしたが、女体山頂上付近でヤマジノホトトギスの花を見つけました。たくさん咲いていました。

筑波山のヤマジノホトトギス(8月23日)

花の赤い斑点が多いものから、ほぼ無いものまで結構バリエーションがありました。ヤマジノホトトギスには、そのシロバナ種であるシロバナヤマジノホトトギスもあるそうなので、交雑するのでしょうか。

筑波山ヤマジノホトトギスの花の比較

自然研究路では筑波山のガマに出会いました。まだ若い蛙のようでした。

筑波山頂上付近の蛙

薬王院から筑波高原キャンプ場までは、のんびりと林道を歩きました。キンポウゲ科センニンソウ属のボタンヅルとセンニンソウの花が道端にたくさん咲いていました。

筑波山麓鬼ヶ作林道のボタンヅル(8月23日)

筑波山麓鬼ヶ作林道のセンニンソウ

ボタンヅルとセンニンソウの花は花弁の長さや花の密集度が違うように感じますが良く似ています。花より葉の形を比べるとその違いが分かりやすいようです1)

昆虫はあまり見かけませんでしたが、一羽のイチモンジセセリがボタンヅルの花の蜜を吸っていました。

ボタンヅルの花の蜜を吸うイチモンジセセリ

クサギの花もあちこちで咲いていました。アゲハチョウが一羽せわしくその花の上を飛び回っていました。

クサギの花の蜜を吸うアゲハ

真夏の日中は昆虫類に出会う機会が少なるなるのですが、ハゴロモ類はこの時期に良く見かけるように感じます。桑の葉やフジヅル、ヤブガラシなどがあると近寄って探してみたくなります。

今回もアオバハゴロモを見つけましたが、ほとんどの場合アオバハゴロモなので、ベッコウハゴロモやアミガサハゴロモなどの別種を期待してしまいます。

アオバハゴロモ

7月にはネムノキの花が綺麗に咲いていましたが、8月の末にもなると花は全く見あたりません。同じマメ科で5~6月に黄色い花が連なって咲くジャケツイバラの実が完熟になり、鞘の口が開いていました。

ジャケツイバラの実(8月23日)

筑波山麓のジャケツイバラ(5月15日)

今まで暑い暑いと思っていたのに、秋の気配を感じたような気がしました。早いです。

 

参考)

1)小林浩二:近縁な植物の比較 センニンソウ・ボタンヅル、新潟県植物保護、第16号、3~5p19949月)