2021年5月22日土曜日

ワクチン接種予約とヤマボウシの花

   牛久市も高齢者へのワクチン接種予約が17日(月)から始まりました。朝9時から電話やWebでの予約が可能になりました。

今のところハイキングを楽しめるほど元気で、後期高齢者の一歩手前でもあるので、リスクの高い方々の後に並ぶようにした方が良いのではないかとも思っていましたが、でも、感染すると周りに迷惑をかけるので、迷いもありましたが月~金まで夫婦で手分けし、5日間Webと電話でトライしてしまいました。

ダメでしたが、何故かホッとしたような感覚です。懲りずに来週もトライします。

先日筑波山の林道を歩いていた際に、白い小さな蛾が飛び立ちヤマボウシの花に止まりました。街路樹のハナミズキの花はほぼ終わりましたが、今、里山ではハナミズキと近縁のヤマボウシの花が綺麗に咲いています。

ヤマボウシの花に止まった蛾がヤマボウシの花の白色とマッチしていたので強く印象に残りました。後で調べたところ「ゴマダラシロエダシャク」であることが分かりました。

胴体にも黒い斑点があり、ダルメシアンのようです。

少し前、牛久沼付近を散歩した際にモンシロチョウの2倍以上もありそうな白い蝶々を見かけました。アカボシゴマダラの春型とのことです。本来は黒色の部分が多い蝶なのに色が違いすぎます。その際にもその「白さ」に驚きましたが、初春の黄色い花々の開花に続き、里山は今、白い花が目立つようになっています。

牛久沼付近で撮影(5月15日(土))

筑波山の林道ではヤブデマリの花も咲いていました。園芸種のコデマリは球状ですが、ヤブデマリの花は平板状で、ヤマボウシと間違いそうです。

ガマズミの花も最盛期でエゴノキやコゴメウツギなど、たくさんの白い花を見ることができました。



初春に咲く黄色いヤマブキの花はほぼ終わりのようですが、フジの花のような咲き方をする黄色の花が、白い花々の中で目立っていました。後で調べたところ「ジャケツイバラ(Caesalpinia decapetala var. japonica)」とのことです。よく見ると花はそろそろ散り始めているようです。

ジャケツイバラは、花や樹皮が中国で生薬として使用されているネムノキ等のマメ科の樹木と同じような葉の形状をしていることから、その薬理作用について調べて見ました。

インフルエンザの感染阻害作用があるとの研究報告(1)が見つかりました。

インフルエンザウイルスの培養細胞での増殖抑制や、マウスを用いた動物実験での生存率の向上作用が認められたとのことです。マメ科なのでテルペノイドのサポニンやポリフェノールのフラボノイド等の有効成分が多種類含有されていると思われますが、同定等に関する報告はまだ出ていませんでした。

参考)

1)Li Zhang et al.: Ethanol Extract of Caesalpinia decapetala Inhibits Influenza Virus Infection In Vitro and In Vivo., Viruses, 12, 557, 2020.

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