七時雨山麓で7月の帰省時に2匹のミドリシジミが輪を描いて飛んでいるのを見つけましたが、明瞭な写真を撮ることが出来ませんでした。美麗種と言われるミドリシジミは6月から8月に発生するとのことなので、9月中旬では望み薄かも知れません。でも、わずかな可能性に望みを託し探索することにしました。
9月12日の草刈りは午前で終了し、午後から七時雨山に出かけました。公衆トイレ駐車場に13時15分に到着しました。
駐車場から七時雨山の北峰まで登り下山した後に、以前ミドリシジミに出会った付近を散策することにしました。
駐車場から牧草地までの登山道にはオクトリカブトやエゾリンドウ、ツリフネソウなどの花が咲いていました。
駐車場からの登山道と七時雨山と対面する山々(田代連山) |
オクトリカブト エゾリンドウ |
ツリフネソウ |
今回は、ピンク色のツリフネソウのみを確認しましたが、前回の7月には、七時雨に至る一般道で花が黄色のキツリフネをたくさん見かけました。
キツリフネ 他の場所で撮影(参照用) |
午後からの登山でしたので、数組の下山グループとすれ違いました。
七時雨山の登山では、3合目までは牧草地や畑沿いを歩き、3合目から8合目まで林の中を、そして8合目以降は稜線を歩く経路になっています。七時雨山は主に雑木林なので周囲が比較的明るく軽快な登山が出来ました。
落葉樹に囲まれた六合目の風景 |
14時20分頃に北峰に登頂しましたが、時刻が遅かったので南峰はあきらめ北峰で一休みした後に下山しました。
北峰から南峰を望む |
牧草地には15時頃に戻りましたが、頂上方向からの日差しによって、登山道に影が長く伸びていました。
午後3時の下山道の様子 |
草地を刈り込んだ道には、牧草に交じってユウガギクやノコンギクがたくさん咲き目を引きます。
牧草地を通る登山道のユウガギク |
小川の傍を通る山道で以前ミドリシジミを見かけたので、行きつ戻りつ範囲を広げて散策しましたが、結局見つけることはできませんでした。
ミドリシジミの代わりに、七時雨山麓では比較的珍しいミドリヒョウモンがユウガギクの蜜を吸っているのを見つけました。良く見かける牧草地発生型のウラギンヒョウモンもノコンギクに止まっていました。
ユウガギクとミドリヒョウモン |
ノコンギクとウラギンヒョウモン |
なお、ノコンギクとユウガギクは冠毛の長さで判別できるとのことです。ノコンギクの冠毛は、タンポポ程ではないものの長いので花弁が離脱した後に房状になるようです。
16時少し前に探索を切り上げ戻りました。来年こそはと思っています。
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