2021年12月9日木曜日

岩手への帰省と盛岡城跡公園散歩

    車で岩手に行ってきました。125日の朝早く、牛久インターから常磐自動車道に乗り、仙台を経由して東北自動車道の盛岡南インターで高速道路を降りました。

宮城県の築館付近から遠方の山々の雪が目立つようになり、休憩した岩手県の前沢サービスエリアの散歩道には雪が少しありました。夜に雪がちらついたようです。

散歩道にはムラサキシキブがあり、たくさんの実を付けていましたが、その実の上に雪が重たそうに乗っていました。でも、きれいでした。

前沢サービスエリアのムラサキシキブ(12月5日)

紅葉したモミジの葉にも雪が乗っていました。

雪が積もったモミジ

この雪は直ぐに消えてしまいそうですが、人影のない雪の風景を見て、冬に向かい戻ることのない季節の移ろいを感じました。もうすぐ寒い冬です。

前沢サービスエリアの散歩エリア(12月5日)

盛岡での用事の合間に、盛岡城跡公園を少し散策しました。

盛岡城跡公園にはお城が無く、石垣のみが残っていますが歴史公園100選に選定されているとのことです。

盛岡城址公園の園内広場(12月5日)

城跡公園は、公園デザイナーの長岡安平が1906年に設計したとのことです1)

盛岡城は南部藩のお城ですが、その前身は不来方城(こずかたじょう)と呼ばれていたようです。

石川啄木の短歌「不来方のお城の草に寝ころびて 空に吸はれし十五の心」が有名になり、公園には歌碑が立っています。

盛岡城跡公園の啄木の歌碑(空に吸はれし十五の心)

草が枯れてしまい、寝ころぶには寒い季節でしたが、ふと若い頃に思いをはせました。コロナ禍ですが、特に若い方には楽しい明日に向け夢を大きく広げて欲しいと思いました。

城址公園は春の桜が有名になっているようですが、以前は公園入口の池にきれいな鯉がたくさん泳いでいたのを思い出しました。

盛岡城跡公園の桜とお堀池

あちこち歩き回っていたところ、石垣の傍に猫がいるのを見つけました。近づいても逃げることもなく、眼が合いました。

盛岡城址公園で出会った猫

盛岡市に動物園がまだ無かった60年以上前には、公園広場には猿や兎の飼育舎があり、見学の子供達で賑わっていたように思います。

時は巡り、今では公園のすぐそばにある中津川の河原に散策コースが整備され、盛岡駅の近くを流れる北上川の河原も歩けるようになっているようです。いつも、散歩したいと思いながら帰省するのですが、実現していません。


参考)

1)野中 勝利:盛岡市による盛岡城址の岩手公園買収の経過と背景及び公園の維持管理、公益財団法人日本都市計画学会都市計画報告集 No.14, 2015年8月

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