7月19日(火)から岩手の畑に行ってきました。
前回の訪問から一カ月以上経ちましたので、やはり全面が草に覆われていました。取りあえず、草刈り機で草に埋もれた大豆とカボチャを救い出しました。
今回は8日程畑仕事ができるので、草刈り作業は1日に3~4時間程度とし、残りの時間は山野の散策・ハイキング・登山に当てました。
7月20日(水)は、草刈り後に安比高原のブナの駅に行き、中の牧場から奥の牧場までを散策・往復しました。
「ブナの駅」のある中の牧場から奥の牧場へ |
奥の牧場からの帰りは林道を歩きましたが、その途中で「ハートの小路」を見つけ、初めて探索しました。
奥の牧場から林道を通り「ハートの小路」へ |
中の牧場から奥の牧場までは草原とブナの林を通りますが、その草原にはアザミやウツボグサ、ヤナギラン、ヨツバヒヨドリ等の草花が咲いていました。
奥の牧場には小さな綺麗な沼が点在していますが、沼の周りにはタチギボウシの花や日当たりの良い湿原に生えると言われているキク科のオグルマと思われる花が密集していました。
草原に咲いていた草花類 |
オグルマはカセンソウと良く似ているそうですが、蕾の総苞片がカセンソウより細く密生しているとのことです。
あいにく雨が降ってきそうな曇り空でしたので昆虫の姿は少なかったように思いますが、中の牧場の河原沿いの樹木の葉にたくさんのバッタ類が止まっていました。
中の牧場の川沿いにいたバッタ類 |
その中に肌が黄色のバッタがいました。初めて見ました。ツマグロバッタのようです。でも、目の脇にクロスジがあるのでもう少し調べて見たいと思っています。
焦げ茶色のバッタはたくさん見かけました。クルマバッタモドキのようですが、これについてももう少し調べて見ます。
奥の牧場に向かう際に通る草原には、数種類のヒョウモンチョウやセセリチョウが飛んでいました。
ウラギンヒョウモンの裏翅の模様が銀色に輝いていたのがとても印象的でした。
ウラギンヒョウモン |
「ハートの小路」にはブナやその他の木々の大木の間をぬって小川が流れていました。散策路沿いの太いケヤキの幹にたくさんのセミの抜け殻がついていたので、周りを探したところ、羽化直後のセミを一匹みつけました。
「ハートの小路」のセミの抜け殻と羽化間もないセミ |
きれいなセミでしたが右側の翅に水色の水滴のようなものが付いていました。翅が傷ついて出来たのでしょうか。不思議でしたがそのままにして通り過ぎました。
中の牧場に戻り付近を散策しましたところ、白い丸い頭をした不思議な植物を見つけました。後で調べたところギンリョウソウが受粉し子房が膨らんだものとのことです。初めてみました。
受粉により子房の膨らんだギンリョウソウ |
良く見かけるギンリョウソウの形(筑波山麓) |
このギンリョウソウの果実(液果)を食べて、種を運ぶ役割を担うゴキブリ類などの昆虫もいるとのことです。面白いです。
晴れの日を狙い、岩手滞在中にもう一度来たいと思いました。
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