7月4日、とても暑い日で雨も降る可能性が高いとのことでしたが、午後から小町の館に車を止め、朝日峠から小町山、鬼越山まで行ってきました。
ほとんど登山客はいませんでした。でも、運よく朝日峠展望台ではパラグライダーの離陸を見ることができました。
朝日峠展望台からパラグライダーの離陸(7月4日) |
青空を見上げると、郷里の啄木の「空に吸われし十五の心」の句が思い浮かびます。
パンデミックや戦争、異常気象など様々な災難に見舞われていますが、時には忘れて、素直な心で空に向かって飛び出せたらいいな~と思いました。
明治時代に生まれ、岩手の寒村で教師をしつつ句を詠み、女啄木とも言われた西塔 幸子の「憂きことも 束の間忘れすなほなる 心になりて山にものいふ」という句も心に浮かびました。
朝日峠へは、おかめ岩を経てもみじ谷、水源の森を通って登りました。おかめ岩の小町さんは相変わらず静かな表情で、「もみじ谷」は緑に包まれていて爽快でした。
小町の館からおかめ岩、もみじ谷を経て朝日峠へ |
おかめ岩のだいぶ前から、ハンミョウが登山道の道案内人のように、先へ先へと飛んで止まるので、止まるたびにハンミョウを探して写真を撮る幸先のいい出だしになりました。
道案内のハンミョウ(7月4日) |
朝日峠展望台手前の散策路にはホタルガがヒラヒラと飛んでいました。
朝日峠のホタルガ(7月4日) |
また、メスのシオヤアブが刈りこまれた草道を俊敏に飛び回っていました。
朝日峠のシオヤアブ(雌)(7月4日) |
オカトラノオの花もたくさん咲いていました。見ごろのようです。
朝日峠のオカトラノオ(7月4日) |
朝日峠展望台に向かうと、パラグライダー飛行場から飛び立とうとしてるライダーが4~5名おられました。
朝日峠では初めて見ましたが、風をとらえ空に向かって飛び立つ姿がとても印象的でした。傍のネムノキの花も満開でした。
パラグライダーとネムノキの花(7月4日) |
朝日峠展望台付近には、ヒョウモンチョウも飛んでいました。翅裏の文様を見たところウラギンヒョウモンのようです。良く見かけるミドリヒョウモンではないようです。
ウラギンヒョウモン ヤマトシジミ |
朝日峠から、いつもの杉・ヒノキ林を通り小町山に登りました。途中、ハート石の分岐点で休憩しましたが、丸太で作った椅子に小さな2~3mmの綺麗なハエが止まってたので写真を撮りました。マダラアシナガバエのようです。
2~3mmのマダラアシナガバエ |
小町山頂上では一組の登山グループが休憩していました。
小町山から鬼越山に向かい、頂上で休憩した後松の木休憩所まで下り、そこから天の川コースにトラバースし、巨石群のある天の川コースで下山しました。
小町山頂上、鬼越山頂上と天の川コースの三段岩 |
小町の館に戻る途中の道沿いにアガパンサスが咲いていました。
アガパンサス(7月4日) |
4時半頃に牛久に戻りました。汗だくでしたが楽しい登山・ハイキングでした。
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