しばらくブログを書いていませんでしたが、10月20日に豆類の収穫をしました。10月5日にも岩手の畑に行きましたが、紅花豆と白花豆はまだ花をつけていたので、少し待って20日に全ての豆類を収穫しました。
蔓性の豆では、金時豆の葉が最も早く枯れ莢が乾燥し始めたので9月の終わりころから枯れ始めた莢を順次収穫しました。次いでモロッコ豆、虎豆、花豆の順に莢の乾燥が始まりましたが、花豆の花は10月になっても咲き続けましたので10月5日に根切りを行いました。
蔓なしの豆では小豆の莢が他の豆類より早く乾燥し、次いで大豆や黒大豆の茎葉が黄化し始めましたので、それぞれ5日に刈り取り収穫しました。残った緑豆とくらかけ豆は20日に刈り取り収穫しました。今回は密植栽培でしたので、収穫した豆はどれも小粒で、結構虫食いのものもありました。でも、それなりに収穫でき楽しかったです。
畑にはイナゴなどバッタ類がたくさんいました。またカメムシ類が目立ちます。豆類などから吸汁するツマジロカメムシを見つけ写真を撮りました。以前、背中にハート印を背負ったエサキモンキツノカメムシに仙台市で出会いましたが、それに比べこのツマジロカメムシはやや小型ですが結構綺麗です。
オツネントンボも数匹見つけました。オツネントンボは成虫で越冬するとのことなにで、これから来る冬に耐え春まで生き延びれるように応援しようと思いました。
家の板壁にはミノムシしっかりとくっついていました。雄なのか雌なのか分かりませんが、首尾よく冬を越すことができればサクラの花が終わるころに蛹になりやがて羽化するとのことです。羽化した雄の口は退化し餌を食べることもなく雌を探し求め、一方の雌には羽も足も無く蓑の中の蛹の殻の中で雄を呼び寄せるフェロモンを出しながらじっと待つそうです。やがて雄を受け入れた雌は蛹の殻の中に産卵し、干からびて蓑からこぼれ落ちその一生を終えるとのことです。卵から孵化した幼虫は糸を吐いて風に乗り餌場にたどり着き葉を食べそこで成長する訳ですが、この幼虫時代がミノムシの活動期で、人間にとっては害虫ということになります。
秋から冬にかけて蓑をまとい命をつなぐこのミノムシの一生に、生物の多様性とともに切なさを感じます。ミノムシは秋の季語で、鳴くことのないミノムシの声を昔から俳人が聞き取り俳句を詠んだと言われていますので、その感性にも驚かされました。
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