7月19日(日)
新型コロナの抗体検査が一般化しましたが、数か月で有効性がなくなるとの研究報告が、中国、スペイン、イギリスから出されました。7月時点では、新型コロナの抗体があるので安全とは言い切れない状況のようです。再感染もあるようなので、感染しない、させないことが最も大事です。
現在感染しているかどうかは、抗体検査ではなく、PCR検査あるいは抗原検査で行わなければならないので注意が必要です。抗体検査の誤用が問題になっています。
4月12日(日)
米国カリフォルニア1000人規模抗体検査が行われとのことです。日本での実施予定はまだのようです。
4月19日ニュースからの引用
カリフォルニアで抗体検査、予想より遥かに多い罹患率が判明
「サンタクララ郡の人口は200万人ほどで、郡内の感染者は公式には1000人程度、と発表されていた。しかし抗体検査の結果から、実際には4万8000~8万1000人程度がすでに感染していた、という予測が成り立つ。PCR検査などで陽性が判明した人の50~80倍、という驚くべき数字だ」
4月25日(土) 朝日新聞より
新型コロナのことが気になるので、素人ながらネットで様々調べていますが、今回はWHOのデータを基にして3月6日から3月27日までの死亡者総数の推移をグラフにしてみました。縦軸を対数にしています。これを見ると日本は他国より死亡者数が少ない状態で推移しています。グラフの形状から類推すると、今後も急激に増加するようには見えません。
死亡者総数の推移 |
ドイツは見かけ上の死亡率が低いことで話題になっていますが、死亡者総数の推移をみるとグラフの立ち上がりが大きいように見えます。
Our World
in Dataにも新型コロナウイルスによる死亡者総数の推移に関するデータが掲載されていました。死亡者総数が5人に達した日からその後60日までの死亡者総数をグラフにするよう工夫していますので、中国は既にグラフの曲線がプラトーに達しています。一方、日本の新型コロナウイルスによる死亡者総数のこれまでの推移は最も低い傾向にあります。
アジアとヨーロッパ諸国の死亡総数の推移 |
また、感染発症からの回復者のデータがhttps://www.worldometers.infoに掲載されていたので、見かけ上の回復率(回復者数÷感染者数)を計算したところ、中国の92%に次いで、韓国(49%)、イラン(34%)、日本(25%)の順でした。この数値が大きくなれば、感染が終息に近づいていると見ていいのかなと思います。
これまでの感染者総数に対する回復者総数の比率 |
ということで、日本は新型コロナウウイルスへの感染者と死亡者が低く推移しているので、このまま終息に向かって欲しいと願っています。
ネットでは「日本パラドックス」と呼び、なぜそんなに感染者と死亡者が少なく推移しているのかが話題になっています。
検査件数が少ないからだろうという見方が大方で、今後急増するのかも知れませんが、それにしても国内で感染者が出てから他国と同様に日数を重ねていますので、何か他の原因があるのでしょうか。あって欲しいと思います。
かなり強引ですが、「もしかしたら新型コロナウイルスに対する抗体保持者数が他国よりも高いのではないか」という期待が浮かびます。
新型コロナウイルスに対する市販の抗体保持者検査試薬 |
(追記)
抗体保持者が感染しない保証はないとのことです。抗体は感染した履歴を示していることだけは確かで、その抗体が罹患を防ぐかどうかはまだ不明のようです。その説に従えば、全員何回も感染する可能性があるということになります。ワクチンは別で感染を防げるのでしょうか。
抗体陽性者の情報は、外出禁止や都市封鎖等の様々な政策を行う上で、かなり役立つと思います。
東日本大震災で流通が寸断された時、被災地のコンビニ店主が在庫の生活必需品を被災者に配布しました。地域を理解し、いま何が一番必要かを理解できたからです。
この抗体検査で陽性者はあまりいなかったということになるかも知れませんが、有用な情報なので、いま直ぐに実施する価値はあると思っています。
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