2022年6月17日金曜日

6月の八幡平御在所湿原のハイキング、ゴマフトビケラと遭遇

   612日は、昨日同様雨との予報でしたが、早朝から雨は降っていませんでした。13日の早朝に電車で茨城県の牛久市に戻る予定なので、12日は10時ころに草刈りを終了しました。

草刈り終了後に八幡平山方面にでかけました。でも、御在所と地熱発電所を過ぎたあたりから霧が濃くなり、茶臼岳のかなり手前で引き返しました。

幸い御在所湿原付近には霧がなかったので、御在所沼遊歩道の駐車場に車を止め、終点の赤沼不動まで往復することにしました。初めての探索です。

御在所湿原は御在所沼と五色沼(赤沼)の周囲に広がる湿原のようで、御在所沼と五色沼の間には東屋がありました。散策コースには木道が設置されているので、快適に歩けました。駐車場から御所沼までは700m程度のようですが、丁度ツツジが満開で綺麗でした。

御在所湿原の遊歩道

また、ハクサンシャクナゲの花が咲きワタスゲも見ることができました。

ハクサンシャクナゲ

ワタスゲ

御在所沼と五色沼の景観は綺麗で心が落ち着きました。霧のためにこの場所に来ることができて本当に良かったです。

御在所沼の東屋

御在所沼

東屋付近でイワハゼ(アカモノ)を見つけました。

イワハゼ(アカモノ)

五色沼を通り過ぎ赤沼不動に向かう木道の周囲には、花の終わったミズバショウとこれから咲揃いそうなコバイケイソウの花がたくさんありました。ミズバショウもコバイケイソウもとても大きかったので驚きました。

コバイケイソウ

ミズバショウの群落は小川付近まで続いていましたが、小川を渡ると地層が変わり木道の周囲にはイタドリがたくさん生えていました。

小川を過ぎたところでツマトリソウを見つけました。

ツマトリソウ

赤沼不動は階段を登った丘の上にありました。階段の脇に大きなフキノトウの花が咲いていました。

フキノトウ

赤沼不動の傍には地熱発電所があり、地熱発電所はアスピーテラインの道路に面していて、岩手県北バスの御在所停留所と駐車場、トイレがありました。

赤沼不動と地熱発電所、バス停留所

赤沼不動の傍には、以前定員30人のユースホステルがあり、東日本大震災があった2011年に閉館になり、既に取り壊されたようです。ユースホステルに泊まった方々が御在所湿原を散策されたものと思われます。

御在所停留所から再び元来た道を駐車場まで引き返しました。

帰りは、周囲を見回して昆虫の写真を撮ることにしました。蛾やハナバチ、ハムシのような昆虫が飛んでいるのですが、木道付近に止まってくれませんでした。ようやく、2種類の昆虫の写真を撮りましたが、ネットでの検索では名称は分かりませんでした。

チュウブクロセンブリ  ゴマフトビケラ  
御在所湿原の昆虫(6月12日)


 図鑑などで探し、名前を見つけたいと思っています。

追記)7月1日

 その後の検索で右側の昆虫はゴマフトビゲラであることが分かりました。幼虫は水の中に営巣して生活するようです。

追記)8月10日

 都立大学動物生態学研究室が7月9日のブログに「北八ヶ岳で見た昆虫」として、ゴマフトビケラとチュウブクロセンブリを記載していましたが、本ブログのトビケラ2個体と同じようようです。北八ヶ岳と御在所湿原は似た環境なのでしょうか。

ゴマフトビケラ

めずらしい種のようです。

0 件のコメント:

コメントを投稿