6月17日に筑波山に登山しました。つくし湖の駐車場に車を止め、酒寄みかん狩りの道路から沼田新田酒寄林道を通って筑波山梅林まで行き、筑波山神社から御幸ヶ原コースで登り、男体山の自然研究路を周り、薬王院コースで下山しました。御幸ヶ原の土産売り場付近はまだ工事中でした。
筑波山梅林に向かう林道の沼田新田酒寄線の道端にはたくさんのギンリョウソウがありました。
ギンリョウソウ |
林道では昆虫はあまりみかけませんでした。一羽のコミスジが近くまで飛んできました。
梅林では下草が刈りが行われていて、アジサイの花が見ごろを迎えていました。アジサイの花を眺めている観光客もおられました。
筑波山梅林のアジサイの花 |
梅林から筑波山神社に向かいましたが、途中の筑波山大御堂のアジサイの花が真っ赤に染まっていて、綺麗でした。一組の夫婦が写真を撮っおられました。
筑波山大御堂のアジサイの花 |
筑波山神社でお参りをし、御幸ヶ原コースで登山を開始しましたが、人々に踏まれ続けている木々の根が、しっかりと地面を捉えている様子に心を動かされました。
筑波山神社と御幸ヶ原登山コース |
歴史のある登山道なので名所がたくさんあります。ピカピカに光る二股に分かれた杉の巨木がいつも気になりさわってしまいます。
御幸ヶ原登山コースの様子 |
御幸ヶ原コースではいつも最後の階段が結構きついように感じます。
階段が終わり、御幸ヶ原に到着すると一羽のテングチョウが飛んでいました。目の前にとまってくれたので写真を撮りましたが、綺麗なテングチョウでした。
筑波山御幸ヶ原のテングチョウ |
御幸ヶ原にはたくさんの観光客が訪れていて、売店の外では小さな姉妹が仲良く椅子に座りソフトクリームを食べていました。
御幸ヶ原で少し休み、自然研究路の立身石を過ぎ、しばらく歩いたところにツクバネソウやコアジサイを見つけました。
自然研究路のツクバネソウとコアジサイ |
ツクバネソウは初めて確認しましたが、クルマバツクバネソウより葉の枚数が少ないものの、両者の見分け方が難しい場合もあるそうです。綺麗な白い花が咲くキヌガサソウも仲間のようです。文献1)ではツクバネソウとクルマバツクバネソウの染色体数は共にn=10とのことでした。
自然研究路の東屋で少し遅い昼食を摂り、薬王院コースで下山し駐車場に戻りました。
自然研究路から薬王院コースで下山(立身石と薬王院) |
結構長い距離を歩き疲れましたが、楽しい道行きでした。月2回の筑波山登山を目指していますが、なかなか達成できていません。
参考)
1)
宮本 旬子等:ツクバネソウと車ツクバネソウの染色体の蛍光染色. 鹿児島大学理学部紀要(地学・生物学)、No.27、263-272(1994)
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