4月28日(日)の午後13時過ぎJR土浦駅で電車を降り、快晴の中、霞ヶ浦の西浦中岸サイクリングロードを歩き「霞ケ浦環境科学センター」まで行ってきました。
霞ヶ浦環境科学センター |
JR土浦駅東口から土浦港へと向かいJCOM球場の脇を通りましたが、球場では高校野球春の選抜大会の試合が行われていて応援の声が響いていました。
土浦駅から西浦中岸リンリンロードへ(4月28日) |
西浦中岸を歩いていると霞ヶ浦に関するアンケートを依頼している方がおられ、霞ヶ浦の役割や浄化等に興味を持ちました。
その後、中岸9㎞付近に「霞ヶ浦環境科学センター」の道路標識があったので、行ってみようと思い立ち、標識に従いハス田に囲まれた農道を直進すると丘の上にそれらしい施設が見え、道路標識から約15分程でセンターの正門に到着しました。
霞ヶ浦環境科学センターへ(4月28日) |
センター内には霞ヶ浦に生息する動植物の紹介から、霞ヶ浦の利用・発展の歴史が展示されていました。
清流沿いに棲む鳥として知られているヤマセミのはく製がありましたので驚きましたが、霞ヶ浦で特に有名な帆引き網漁の歴史も紹介されていて、心に残りました。
ヤマセミのはく製 (霞ヶ浦環境科学センター) |
1880年から1967年までの約100年間、ワカサギやシラウオ等の漁を支えた世界唯一のこの漁法は、1995年10月に動力船による底ひき網(トロール網)が許可されるとともに次第に衰退し、帆曳船は観光用のものを残して姿を消したのだそうです。
なお、「霞ヶ浦環境科学センター」の設立は、滋賀県が発症の地として知られる「世界湖沼会議」の「第六回会議」がつくば・土浦を会場として1996年10月に開催された際に茨城県知事が提唱し、10年後の2005年4月に開館に至ったとのことです。
その後、2018年10月には「第17回国際湖沼会議(いばらき霞ヶ浦 2018」1)が開催され、世界50の国と地域からのべ5,500人が参加し、「生態系サービスを公平に享受すること」、「生態系サービスを次世代に引き継ぐこと」の二つの柱が世界に向けて発信されたとのことです。
第17回世界湖沼会議(いばらき霞ヶ浦2018) |
でも、本来2020年に開催される予定であった第18回国際湖沼会議は、コロナパンデミックなどのため2021年にメキシコ・ユリリア(Yuriria Lake)でのWeb会議となったものの、2年後の2023年11月にはハンガリーのバラトン(Balaton)での「19回国際湖沼会議」2)はいつもの通り人々が集う会議として開催されたようです。
第19回世界湖沼会議(ハンガリーバラトン2023) |
映像や写真、絵画など様々な媒体を介して接した世界の湖沼の風景は、訪問したことが無くても自分なりに思い浮かべることが出来るので、不思議です。
センターのテラスからハス田越しに霞ヶ浦が綺麗に見えました。
霞ヶ浦環境科学センターからの霞ヶ浦風景(4月28日) |
霞ヶ浦環境科学センターに着いたのが15時頃でしたので、30分ほどしか見学できず残念でした。
西浦中岸のリンリンロードに戻り、霞ヶ浦越しに見える土浦市街や筑波山を眺めながら土浦駅に着きました。
霞ヶ浦越しに見える土浦市街(4月28日) |
土浦市街の見える風景(4月28日) |
17時過ぎの夕暮れ前に無事戻りました。
ブログを綴り終え、第17回国際湖沼会議の「持続可能な生態系サービスを目指して」や、第19回国際湖沼会議の「Promoting Sustainable Lake Management and Challanges, Achievement Lessons Learns」に興味を持ちました。
参考)
1)第17回世界湖沼会議(いばらき霞ヶ浦2018)について/茨城県(pref.ibaraki.jp)
2) International Lake
Environment Committee Foundation (ILEC) : 19th World Lake Conference
(Balaton 2023)
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