2024年5月11日土曜日

令和六年五月の牛久沼散歩

   5月8日午後に牛久沼まで散歩しました。

牛久土浦バイパスの歩道から川沿いの道へと移動すると、ヒメジョオンの花がたくさん咲いていました。赤色の濃い花があったので写真を撮りました。また、ところどころにヘラオオバコの長い花穂が出ていて目につきました。

牛久土浦バイパスから川沿いの遊歩道へ(5月8日)

ヒメジョオンの花が咲く道で、花から花へと飛び回っているベニシジミを見つけました。この春に羽化した個体のようです。

ヒメジョオンの蜜を吸うベニシジミ(5月8日)

牛久沼の遊歩道の周囲は春真っ盛りで、茅が大きく育っていました。

牛久沼周辺の様子(5月8日)

林や遊歩道の側にノバラの白い花が咲いていました。今が盛りのようです。

牛久沼周辺のノバラ(5月8日)

稲荷川沿いの田んぼは田植えで忙しそうでした。

牛久沼稲荷川周辺の田(5月8日)

アヤメ苑の小さな池にカルガモのツガイがいました。3月頃には比較的大きな湖沼にたくさんのカルガモが集まっていますが、4月末にはそれぞれツガイになり分散するようです。

牛久沼アヤメ苑のカルガモのツガイ(5月8日

アヤメ苑から河童の碑に向かう道でジャノメチョウを見つけました。ヒメウラナミジャノメには良く出会いますが、ジャノメチョウの写真を撮ったのは久しぶりです。今の時期は多いのかも知れません。

ジャノメチョウ(5月8日)

途中で、イボのような突起がたくさんついている葉が落ちていました。周りを見るとまだ何個かあります。調べて見ると、虫こぶのようです。葉に虫が寄生して瘤状になるとのことです。

樹木の葉の虫こぶ

エノキハイボフシ (フシダニ科Eriophyes sp.の虫えい)と記載しましたが、シロダモ葉のシロダモハコブフシのようです。

シロダモタマバエが葉に瘤を作ることを初めて知りました。

その後、河童の碑から雲魚亭を通り牛久駅方面に戻りました。キツネアザミが歩道の側にポツリポツリと咲いていました。綺麗です。

河童の碑と雲魚亭から牛久駅へ

アザミではないのでキツネアザミと名付けられたようです。キツネやイヌ、タヌキなどが付いた名称を持つ植物の一つのようです。

牛久沼の平均水深は1mと浅いようです。因みに霞ヶ浦の平均水深は4mとのことなので大部違います。

霞ヶ浦環境科学センターでは牛久沼の水質などの調査も行っており1)、湖沼に恵まれた茨城県の様子が紹介されていました。

 

参考)

1)長濱 裕美等:牛久沼における流域都市化の影響と近年の水質変動要因、土木学会論文G(環境)78(7),233~Ⅲ2402022

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