ラベル ヒヨドリバナ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル ヒヨドリバナ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2026年7月23日木曜日

令和八年7月、猛暑日の朝日峠展望公園、小町山登山

 7月23日(木)、猛暑日でしたが朝日峠展望公園頂上を経由して小町山に登りました。

小町の館に9時50分頃に着きました。いつもより駐車している車が少ないようです。朝日峠展望公園に向かいました。

小町の館から朝日峠展望公園へ(7月23日)

朝日峠展望公園の登山口付近で、白い綿毛が付いた藤蔓にアオバハゴロモが数匹止まっていました。チュウゴクアミガサハゴロモの羽化が終わり在来のハゴロモ類の羽化が始まっているようです。

朝日峠展望公園登山口のアオバハゴロモ(7月23日)

いつものように「おかめ岩」を経由して「もみじ谷」へと周り、板敷のテラスで少し休みました。

おかめ岩からもみじ谷へ(7月23日)

 もみじ谷から道祖神を通り水源の森を歩きました。

道祖神から水源の森を通り朝日峠展望公園へ

 水源の森ではキマダラヒカゲが数匹飛んでいました。写真で確認したところヤマキマダラヒカゲのようです。サトキマダラヒカゲとヤマキマダラヒカゲを、その場でしっかりと確認するのは難しいです。

水源の森のヤマキマダラヒカゲ(7月23日)

 水源の森から朝日峠展望公園に向かいました。展望公園頂上の東屋では二人の登山者が景色を眺めていました。

朝日峠展望公園(7月23日)

 ヤマユリの花が綺麗でした。

朝日峠展望公園頂上のヤマユリの花(7月23日)

 展望公園の頂上から駐車場に下る途中、ヒメウラナミジャノメがヒヨドリバナの花の蜜を吸っていました。

ヒヨドリバナの蜜を吸う姫ウラナミジャノメ

 展望公園の駐車場からヒノキ林を通り小町山頂上に向かう急坂を登りました。

朝日峠展望公園から小町山へ(7月23日)

 登山道をオサムシが歩いていたので写真を撮りましたが、後で確認したところアオオサムシだったようです。すばやく枯草に隠れるのでうまく写真が撮れていません。

小町山のアオイロオサムシ(7月23日)

 もぐもぐ処には先客がおられたので、頂上に向かいました。頂上のパラグライダー飛行場では一人の登山者が食事を摂りながら休んでおられました。

小町山頂上(7月23日)

 小町山頂上から展望岩方面に下り、尾根コースで小町の館に戻りましたが、休憩場所では登山グループが休んでおられ、これから登る数人の登山者ともすれ違いました。ほとんどが高齢者ですが皆元気です。

小町山頂上から峰コースで下山(7月23日)
 浜松市では41.1℃を記録したとのニュースが流れていましたが、小町山は風が心地よく、かなり汗をかきましたが楽しく歩くことが出来ました。

2025年10月7日火曜日

令和七年10月初旬の姫神山登山とイヌガンソク

 10月4日(土)の早朝に「ささやかな手抜き菜園」の草刈りを行い、晴天だったので姫神山に登りました。

姫神山の一本杉登山コースで頂上に登る途中、シダ植物のイヌガンソクの命名の根拠になっている胞子葉の「ガンソク(雁足)」を見つけました。秋に伸び出すとのことです。イヌガンソクとよく似たシダ植物は筑波山の鬼ヶ作林道にもたくさんあるので、これから確認したいです。

姫神山登山道のイヌガンソクと胞子葉のガンソク(雁足)

姫神山一本杉登山口駐車場に10時頃に着きました。既にたくさんの車があります。マイクロバスも一台停まっていました。

一本杉園地から登山口に向かい、大木の一本杉をなで、五合目までの「ざんげ坂」をひたすら登りました。一本杉までの登山道にはシダ植物がたくさん生えているので、写真を撮りました。

姫神山一本杉園地から一本杉登山コースへ(10月4日)

五合目から木の根や岩がゴロゴロ出ている登山道を登り11時頃に頂上に着きましたが、頂上には既に20名程度の先客がおられました。ソロ登山者もポツリポツリと座っておられましたが、多くはグループ登山者のようで賑やかでした。

姫神山一本杉コースで山頂へ(10月4日)

天気が良かったので岩手山が綺麗に見えました。

姫神山頂上からの岩手山(10月4日)

 岩手山の左側には、姫神ウインドパークの風車が回っています。

姫神山頂上からの眺望(10月4日)

頂上で少し休憩して一本杉コースで下山しました。

歩き始めて直ぐにモンシロチョウのような昆虫を見かけました。落ち葉に止まったので写真を撮りましたが、エダシャク蛾の仲間のようです。

姫神山頂上付近のエダシャク蛾の仲間(10月4日)

一本杉登山口を出た草原園地には、小さなウメバチソウが咲いていました。

姫神山一本杉園地のウメバチソウ(10月4日)

ヒヨドリバナもたくさん咲いています。

姫神山一本杉園地のヒヨドリバナ(10月4日)

ノコンギクの花から花へとミドリヒョウモンが飛び回っていたので追いかけて写真を撮りました。

ノコンギクの花の蜜を吸うミドリヒョウモン(10月4日)

リンドウの花も見つけました。青色が鮮やかで綺麗です。

姫神山一本杉園地のリンドウ(10月4日)

「良い天気ですね」と声を掛けながら大勢の方とすれ違いました。楽しい登山でした。


2025年7月25日金曜日

令和七年夏の安比高原「ぶなの駅」の散策

 7月21日(月)の午後から八幡平市安比高原の「ぶなの駅」に行ってきました。

安比高原の「ぶなの駅」は「道の駅」とは違い、地元の農産物などの販売所ではなく、ブナ林を中心にした高原の景観を公園のように親しんでもらうために整備された岩手北部森林管理署、新町森林事務所が管理する駐車用施設で、安比スキー場前森山の裏側に位置し、安比スキー場周辺に開設されたAPPIリゾートの夏の憩いのフィールドになっているとのことです。

この高原は、1000年以上前から蝦夷馬や南部馬の放牧地として利用されてきたとのことで、その長い歴史とブナ二次林誕生の経緯に興味を持ちました

ブナ二次林を見学するため草原をしばらく歩きました。

ぶなの駅からブナの二次林に向かう草原(7月21日)

草原にはヤナギランやヒヨドリバナがたくさん咲いていました。昭和から平成に変わる時期に「ぶなの駅」を開設するきっかけになったのは隙間なく生育したブナの二次林とヤナギラン等の豊富な山野草があったからのようです1)。ヤナギランの群生が綺麗でした。

ブナの二次林に向かう草原の草花(7月21日)

ブナ二次林の形成はブナの伐採が行われた大正から昭和30年代頃までの間に、1ヘクタール当たり一本程度の巨木が切り残され種子をまき散らしたことによるものだそうです。ノコギリで切り倒すのが困難な巨木が点在する高原で牛馬の放牧が続けられ、芝刈りや野焼きなどの作業が継続されたことにより二次林が形成されたとのことです。

安比高原のブナの二次林の様子(7月21日)

安比高原のブナの二次林(7月21日)

ブナの二次林を散策してぶなの駅がある「中の牧場」に戻りました。

安比高原中の牧場の様子(7月21日)

中の牧場には馬の親子が放牧されていて草を食べていました。

安比高原中の牧場に放牧された馬の親子

これまで何度もぶなの駅を訪れ、蝶々の写真をたくさん撮りましたが今年は少なく感じます。ぶなの駅がある「中の牧場」に戻りようやくウラギンヒョウモンが数羽群れているヒヨドリバナを見つけました。

ヒヨドリバナの蜜を吸うウラギンヒョウモン(7月21日)

ワラビの葉にヒメキマダラシジミが止まっていました。

安比高原のキマダラセセリ(7月21日)

セリ科の花に止まっているアカスジカメムシも見つけました。

安比高原のアカスジカメムシ(7月21日)

今年は、北海道でも40℃になるなど、日本全国で暑い日が続いているので、蝶々などは夏眠に入ってしまったのでしょうか。少し寂しいです。

美しい景観や飛び回る昆虫の姿がこれまでのように変わらず続いて欲しいと願っています。

 

参考)

1)  松尾 亨:自然と人と動物が作り出した森 安比高原、みどりの東北、東北森林管理局、No.55p11 (平成20年10月).

2023年10月27日金曜日

アサギマダラの吸蜜花とピロリジジンアルカロイドの不思議

    今年は10月に雪入山や宝篋山付近でアザミの花の蜜を吸っているアサギマダラに初めて出会いました。7月と8月は暑すぎたので出会えなかったのかなと思っていますが、登山・ハイキングの回数が少なかったせいなのかもしれません。

雪入山付近のアサギマダラ(2023/10/12)

昨年は7月17日に筑波山麓の鬼ヶ作林道で、ヒヨドリバナやアザミの花の周りを数羽が飛んでいました。

ヒヨドリバナとアサギマダラ(筑波山麓 2022/7/17)

アザミの花とアサギマダラ(筑波山麓 2022/7/17)

また、8月1日に那須岳登山口で、ヨツバヒヨドリやヒヨドリバナに群がるアサギマダラを見ることができました。

ヒヨドリバナとアサギマダラ(那須岳登山口 2022/8/1)

ヨツバヒヨドリに群がるアサギマダラ(2022/8/1)

アサギマダラはヨツバヒヨドリやヒヨドリバナ、フジバカマなどのキク科ヒヨドリバナ属の花で吸蜜する印象があったのですが、今年は2回ともアザミの花の周りを飛び回っていました。少し離れた場所にはヒヨドリバナもありましたが花も終わりかけていたので、10月頃にはアザミの花が好まれるのでしょう。

アサギマダラは毒性を示すピロリジジンアルカロイドを体内に蓄え鳥などによる捕食を回避する特性を持つことで有名で、ヒヨドリバナ属がそのピロリジジンアルカロイドを含有する代表的な山野草として良く紹介されています。

 調べて見ると、キク科のアザミ属にもピロリジジンアルカロイドが含有されているとのことです。

 植物毒を蓄えて鳥などの捕食から逃れるように進化した昆虫としては、テントウムシやジャコウアゲハが良く知られていますが、アサギマダラなどのマダラチョウの仲間やヒトリガの仲間も同じ方向に進化した昆虫のようです。

 アサギマダラが蓄えるピロリジジンアルカロイドは蜘蛛には効果てきめんのようですが、カマキリは腹部を残し胸部を食べ、鳥の中でもカラスなどには襲われるとする観察もあるようです。

 喋々など鱗翅目でのピロリジジンアルカロイドの役割について調べてみると、かなり多くの研究が行われていました。

 化学の分野ではピロールは有名のようですが、ピロリジジンの構造に出会うことな少ないようです。


    ピロリジジンアルカロイドに関する総説1)を見ると、ピロリジジンアルカロイドは蝶々など鱗翅目昆虫に対して様々な役割を担っている可能性があるとのことです。

ピロリジジンアルカロイドは、実はキク科を始めとする6000種類以上の植物に含有され500種類もの異なる化合物が存在する2)とのことで、ピロリジジン化合物であればどれでも良い訳ではないようです。


最近、アサギマダラなどマダラチョウではメスを誘引する性フェロモンの前駆体で、かつ雄の交尾行動を活発にするピロリジジンアルカロイドはヘリオトリン(heliotrine)とインターメディン(Intermedine)であることが明らかにされたようです2)

また、これら2種のピロリジジンアルカロイドからマダラチョウの性フェロモンの生合成経路も明らかになっているようです。

 
アサギマダラが最も好む吸蜜花と言われているキク科のヒヨドリバナ属にはインターメディン(intermedine)が含有されているようです4)

今後、キク科等が含有するピロリジジンの組成について調べて見たいと思っています。


参考)

1)本田 計一 : 鱗翅目昆虫とアルカロイド、化学と生物、38(6)359-3671998

2)Xianqin Wei et al. : Current Knowledge and Perspectives of Pyrrolizidine Alkaroid in Pharmacological Application : A Mini-Review, Molecules, 26, 1970 (2021)

3)Keiichi Honda et al.: Uptake of plant-derived specific alkaloids allows males of butterfly to copulate, Scientific reports, 8, 5516 (2018)

4)Steven M. Colegate et al.: Potentially toxic pyrrolizidine alkaloids in Eupatorium perfoliatum and three related species. Implication for herbal use as boneset., Phytochemical Analysis, 29(6), 613-626(2018)

2023年7月8日土曜日

朝日峠展望公園からの千代田アルプスハイキング

   7月2日(日)午後に小町の館駐車場に車を駐め、朝日峠展望公園から剣ヶ峰、雪入山を通り三ツ石森林公園までの千代田アルプスを往復しました。

 晴天だったので「もみじ谷」の木道テラスは緑に包まれて心地良く、朝日峠展望公園からの眺めも綺麗でした。

小町の館から朝日峠展望公園へ

 朝日峠展望公園頂上では、ツマグロヒョウモンの雌が一羽飛び回っていました。

ツマグロヒョウモン(雌)

 ヒメジョオンの花にはベニシジミが止まっていました。ヤマトシジミも、あちこちで見かけました。

ヒメジョオンの花の蜜を吸うベニシジミ

 朝日峠展望公園から表筑波スカイライン道路に出て直ぐにフルーツライン道路に入り、フルーツライン道路から「霞ヶ浦デジタルテレビ中継局」に向かう林道を通って剣ヶ峰頂上まで歩きました。

これまで、雨の日が多かったためなのでしょうか、剣ヶ峰から霞ヶ浦方面がいつもよりクッキリと見えました。

朝日峠展望公園から千代田アルプスの剣ヶ峰へ

 途中の林道には、ヒヨドリバナがたくさん咲いていました。

ヒヨドリバナ

 ノウルシや藤の実なども見つけました。

ノウルシ

藤の実

 剣ヶ峰から雪入山頂上を通り秋葉峠の林道を横切り、黒文字平で少し休憩しました。

黒文字平からの筑波山の眺望

今回は、浅間山に登るのを止め三石森林公園まで歩き、そこから引き返しました。

雪入山から三ツ石森林公園へ

 復路の剣ヶ峰頂上付近でダイミョウセセリを見つけました。

アオキの葉に止まるダイミョウセセリ

 山道を歩くとたくさんの山野草が目にとまります。

ホソバハルシャギク    ヤブジラミ 
タケニグサ        エゴノキの実

 今回のハイキングでは、オカトラノオやショウマ類の花が特に目立っていたように感じました。

ユキノシタ科のショウマ類

 ユキノシタ科のショウマ類には、アカショウマやトリアシショウマ、アワモリショウマ、チダケサシなどたくさんの種類があるようです。花穂や葉の形状が異なるようです。写真では葉の形状が分かりにくいので、後日またハイキングに出かけ、確かめたいと思っています。